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禁酒したいなら今日からすぐしよう

1とにかく始めてみよう


「お酒を飲む時間は好きだけど、飲みすぎるのでやめたい。休肝日を作りたい。アルコールをコントロールしたい」そう思うなら、禁酒のチャンスです。とにかく今すぐ、禁酒してみましょう。「1日だけに終わった、3日坊主だった」それでもいいのです。お酒を体に入れない日が、これから先の人生で、一日でも増えたことになります。お酒のない一日、その経験を味わうということ、それが素晴らしいことです。

日にちを数えるのはお勧めしません。我慢している感が付きまとうからです。禁酒するのは、自分の為。自分がそうしたいから。今日の自分のチョイスでいいのです。禁酒という言葉も、我慢している感じがあるのですが、わかりやすいので、この言葉を使っています。普通に、なんとなく、飲まないチョイスをしていけるのがいいですね。

2お酒にコントロールされている


お酒をやめたいと思っていて、やめれない人はすべて「お酒にコントロールされている状態だ」ということを、知ることが非常に大事です。「量が少ないから、休肝日がたまにあるから、楽しく飲んでるから、私は大丈夫」と思っていませんか。少しお酒の量を減らしたいなと思っていて、お酒を飲み続けているのであれば、それは完璧に「お酒にコントロールされている」という状態です。つまり依存です。

「今日は1杯だけにしよう」と思っていたのに、1杯ですまなかったというのも、お酒にコントロールされています。そもそも飲んでしまえば、脳に影響があって、適量で止めることが難しくなりますので、飲まない選択をすることが大事なのです。「今日は飲まない」と決めたのに飲んでしまったというのは、お酒にコントロールされています。そのことを認識することが第一歩です。

意志の力などで、お酒をコントロールすることはできません。お酒にコントロールされてしまうのです。

3お酒以外の幸せを探す


お酒を飲む時間に感じる幸せと同じくらい、もしくはそれ以上の幸せ。それがシラフの時間にあれば、お酒は自然にやめられます。今、お酒は飲んでないけれど、私はお酒は好きです。「お酒の楽しみを知らないなんて、何が楽しくて~」と思っていました。

しかし、それは、お酒の楽しみ以外、他に何も知らないということでもあるのです。それって、寂しくないですか。お酒が好きで飲んでいるときには、まったく気づかなかったことでした。

4シラフでヒマな時間を感じてみる


お酒を飲むと3時間はダラダラしますね。1日3時間、1年で1000時間以上。何か新しいことを1000時間、やり続けると、プロの入り口まで行けると言われています。希望がもてます。ワクワクしませんか。やりたいことって何でしょう。自分の本当にやりたいこと。それを考える時間にしてもいいのです。シラフの頭で考えるのです。なんでもできます。

お酒と無駄な時間に気づいた

禁酒後の私の例をお話しします。夕食が6時と早いので、7時から10時までの間の3時間を有効に過ごせるようになりました。シラフですから夕食後シャキシャキと動けます。7時ころ、片づけ、キッチンの掃除をします。7時半には、お風呂のセットをして、8時から10時まで自由時間ができます。10時に就寝ですので自由時間は2時間ですが、片づけ、掃除、お風呂も、日々の自分の快適さにつながっています。

お酒を飲んでいた時は、夕方が近づくと、キッチンドリンカーで飲みながら夕食を作り、夕食後もダラダラして、何とかテキトーに片づけてお風呂はいり、10時くらいからNetflixダラダラ見て、もう1杯ワイン飲んだりしていました。

ヒマヒマ時間をシラフで楽しむ

時間ができても、最初は、手持ちぶさたに感じるかもしれません。「あれ?今まで何してたっけ?」そう思うくらいに、ヒマヒマになります。特に何もしないとしても、そのヒマヒマな時間を感じてみましょう。すぐに有効なことをしようと頑張らなくていいです。そのヒマさ加減、時間がいっぱいあるということを、感じてみましょう。お酒を飲んでいたら、気づかなかった時間です。「ひまだ」と感じる時間。きっと、何かをしたくなります。シラフのまま、ヒマ時間を楽しんでみましょう。

「禁酒して時間ができたからといって結局はダラダラしている」と思ったとしても、お酒を飲んでダラダラしているのとは、全く違います。禁酒をして、時間ができたが、結局、有意義に過ごせてないと、飲酒に後戻りするのは、もったいないです。シラフのヒマヒマな時間を、十分に味わい、時間がたくさんあることを認識しましょう。シラフで過ごすヒマな時間に、自分の気づきやひらめきに、注意を向けてみましょう。

潜在意識がクリアな状態

シラフの状態は、潜在意識もクリアです。お酒を一滴でも飲むと、脳が委縮します。脳に影響があるのです。潜在意識の領域から侵されていきます。だから、顕在意識では、これくらい、なんでもない、別に悪影響はないと、考えがちなのです。潜在意識がクリアなままで、ヒマな時間を楽しんでみましょう。

やりたいことをノートに書く

やりたいことがすでにある人は、もちろん、そちらをしてみましょう。資格試験の勉強や読書や、今までしたいと思ってたけど、時間がなくてできなかったこと。自分にとって、新しいこと。自分にとって、本当にやりたかったこと。自分にとって、したほうがいいと思っていること。実際に、それらをしなくても、まずは、それらをノートに書きだしてみましょう。

例えば、こんなふうに。

  • 読書で名作、大作と言われている本を読んでみようかな。

  • どこか好きな国の言葉を新しく学んでみようかな。文化も知れるし広がるね。

  • 楽器の練習、夜はうるさいからだめか、譜面の勉強しよう。

  • ブログやYouTubeなどでアウトプット、そのための勉強もしたい。

  • シンプルライフのために少し片づけよう。

  • 母国語の勉強や話し方について学びたいなあ。

  • 旅行の計画立てようかな、その国の挨拶くらいは覚えよう。

  • 好きな歌の歌詞を覚えよう。

  • 引っ越すならどこがいいかな、調べよう。

  • 世界史の勉強をちゃんとしてみたい。

5時間コントロールで自分を見つめなおす


1日の終わりに日記を書いてみましょう。メモ書きでいい。頭の中で考えるだけでもいい。今日を振り返ります。明日のやりたいことってなんだろう。時間とスケジュールを自分で作っていきます。自分自身に目を向ける時間を必ず作ってみます。今日はこれでよかったのかな、明日やりたいことができるかな。1日の積み重ねで日々が過ぎるけれど、これでいいのかな。振り返ってみましょう。自分を見つめなおすと、お酒とか飲んでる場合ではないと気づく可能性があります。

6シラフの時間の幸福感


シラフの時間は楽しい。シラフの時間は何でもできる。いままで時間がなくてできなかったことができる。お酒を飲まないことのほうに快感があると、自然にお酒はやめられます。今まで飲んでいた時間を、好きなこと、やりたいことをする時間に変えて、お酒以外のワクワクと幸福感を増やしていきましょう。睡眠の質もあがり、すやすや眠れるようにもなります。お酒に使っていたお金も残り、余裕ができます。お酒をやめたいと思い始めているなら、とにかく、とりあえず一歩、踏み出してみましょう。

イラストは寿老人です。七福神の神様で、長寿をもたらす神様です。

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