そういう星の下の人間 #3

それからというもの
わいは、毒親編にもあるように

母親との関係は歳を重ねるごとに
ひどくなっていた。

もう、いっそのこと
誰かに誘拐でもされて養って欲しい
そんなことを考えるほど
頭がどんどんばかになっていってた。

これからはなす話は、当時のわいを
自分で1発ぶん殴りたいくらいの話。

ストーカー1人目がお店出禁になったあと、
2人目はすぐ現れた。

そいつは、6個年上くらいの割りと若めの
工場勤務の男。

見た目はメガネ。ガリガリ。
ホラーマンみたいなやつ。

いつも通りレジをしていた時、
急に

「一目惚れしました。」
「誕生日いつですか？」

😧？

店員なんぱ1言目で誕生日聞く？

キモイけどコンビニスマイルを決めて
その時は上手くスルー。

それからは、毎日欠かさず
店に来ては揚げ鶏を買っていくその男。

店員には裏で揚げ鶏と呼ばれていた。

私は揚げ鶏(本物)が嫌いになった。

やはり段々エスカレートし、
終わる時間の帰り道で待ち伏せされては
「ほんとに好きです。付き合ってください。」

SNSは何故かバレ、Twitterやインスタを
フォローされ

ツイートを覗いたら私のことが書いてあった。

とにかくきもかった。

純粋な恋なら丁重にお断りすれば
離れるだろうと思ったが
断ってもコンビニには来つづける、、

帰り道を変えても出くわす。

そんな時、近所のコンビニで
女性店員が殺される殺人事件が起こった。
これはニュースにもなっていた。

犯人はストーカー。
女性店員に恋をして、断っていたら
帰り道に刺し殺されていた。

あまりにも、リアルタイムで起きた事件で
犯人はもしかして、揚げ鶏！？と思ったが
違かった。

でも怖くてオーナーに相談したら、
毎日オーナーが私を車で送り迎えしてくれる
ことになった。

そんなこんなで、店に揚げ鶏は買いに来続けるが
帰り道に怖い思いをすることは無くなった。

でも、ある日
たまたまその日はオーナーが
外せない用事があり、送り迎えを出来ない日があった。

もう時間も経ってるし大丈夫だろうと
おもって、一人で歩いて帰ります！
と言ってお店をでた。

そしたら、いた。

帰り道と家の間の公園に
そいつはいた。

どき！っとして
引き返そうと思った瞬間
案の定声をかけられた。

話があるから、車に乗って。

といわれて、いや、急いでるんです
と嘘をつき逃げようと思ったが
相手はホラーマンとは言え男。そして車。
私は徒歩。

この時私は冷静に110番をすればよかった。

でもふと、親の顔が浮かんだ。

ああ、このままもし誘拐されて監禁された方が
楽になれるかもしれない

という思考が頭に浮かんだ。

誘拐されたら、親は心配するのだろうか

そうとまで思った。

わたしは、いわれるがまま
車に乗った。

案の定、男は
ホテルへそのまま私を連れていった。

ホテルに着いても私は
抵抗することがなかった。

なるようになればいい

とおもって、いわれるがまま
ホテルの部屋に入った。

男は、そこで私を殺すわけでもなく、
脅すわけでもなく、
素直に言うことを聞く私に
ただ嬉しそうにしていた。

聞きたくもないと思うがその時は
身体中をべろべろ舐められ、
臭い口でキスをされ、
まぁとにかくヨダレでベチャベチャにされた。

時間が経てば、これも慣れるのかなー
とボヤーと無表情で舐められ続けるわい。

ペロペロキャンディとでもおもっとんのか？
そんなに美味しいですか？

そのあと、揚げ鶏の揚げ鶏を出した。

そしたらまさかの真性包茎

😦

え？なにするつもり？

「なめてみて」

といわれ顔をぐーーーっと寄せられ
いわれるがままにおフェらをした訳だが

「いてててててててて」

だろーな。

そこで、そういう時間はおわった。

そしてその揚げ鶏は次の日家に返してくれた。

なんだ、誘拐するんじゃないのか。

流石に誘拐して！とまではいえなかった。
ほんと数パーの理性はまだ残ってたらしい。

親にはそのあともうハチャメチャに怒られた。
適当に友達の家で飲んでてそのまま寝たと
嘘を突き通した。

その後、社会人になっても
待ち伏せされる事が多く
でも、別に酷いことをしてくる訳では無い
揚げ鶏に対し、私もまあ酷い扱いをしたわけ。

最寄りに着くと揚げ鶏がいて、
家の近くまで車で送ってくれたり、

社会人になって、カットモデルが必要になった時
揚げ鶏を呼んで練習台にしたり、

当時ワンオクが好きで、
ライブのチケットと
グッズをよく買ってもらったり。

まあ酷い人格だったよね。わい

そのうち本当に大切にしたい彼氏が出来た時
縁を切った。

それはもうハチャメチャに言われた。

まあ、、そうですよね。
こんなクソ女ですみません、、

最初はストーカーだった揚げ鶏を
散々こき使って捨てるという
最低なことをしました。

最初の冒頭にもあった通り。
この時の私を、今となっては
1発ぶん殴りたい。

𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝