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2024/5/2 Neo Soul大臣@yakushu

なんかものすごい神イベントに呼ばれてきました。「ネオソウルを回す」以外のレギュレーションなしだったのですが、DJ陣の攻める角度はそれぞれ異なるものの性癖が近いのか、異様に盛り上がったイベントとなりました。音のハプバーですわこりゃ。「ディアンジェロ!(上半身脱ぐ)」とか「DJの表情管理」とか楽しかったです。
普通にやるとダダ被りするんじゃないかと思い、今回は13ヶ国からセレクトしました。グローバリズムと、どうしても拭えない土着性のギャップを出したいという目論見です。プレイはミスりまくりましたが、めちゃくちゃ盛り上げていただきました。4年ぶりにフリップ芸やりました。
最後にSpotifyのリストつけてます。

SOUL大臣 / The Bubblegum Brothers (日本)

オープニングの「Soul大臣!」だけ使いました。むしろこれだけやれれば本望でした。曲自体はJBマナーのファンクなので使いませんでしたが、The時代のバブルガム・ブラザーズはもっと評価されていいと思います。

เพื่อนรัก (Dear Friend) / The Parkinson (タイ)

オープニングは迷ったのですが、Between The Sheets時代のアイズレーズを思わせるこの曲で。タイは本質的な意味でのブラックミュージックの受け入れが遅かったのですが、このバンドが出てきたことは驚きでした。ネオソウルかというと微妙ですが。

Big Life / Lil Thug E feat. Ginjin, FLA, Vandebo, GangBay, ThunderZ, Enerel, Tsetse, Desant, Big Gee (モンゴル)

Lil Thug Eが闘病中、彼のデモを元に多くのラッパーが参加して募金活動に充てた曲。このPVの最後の方はマジ泣けます。残念ながらLil Thug Eは亡くなってしまいましたが。ネオソウルかというとそんなの関係ねえ。

Só Love / Youn (ブラジル)

今回の選曲の中で一番ネオソウルっぽいかも。ジャストでなくモタるリズム、浮遊感のあるアレンジと歌唱、ガツガツしてなくて良いです。ディスクユニオンも一時期プッシュしてましたね。

Snooze / Earth Patravee (タイ)

ポップスの人ですが、この曲はネオソウルと言ってもいいんじゃないでしょうか。ゴロゴロしているだけのPVがなかなか衝撃的で、これをおっさんアーティストがやったらなかなかにキツい気がします。まあ女子の真似するおっさんは基本的にキツい。

1997 / Jenn H. 翰林 (台湾)

前半がドラマティックで、突如ジル・スコットみたいになるところが好きです。そこまでかけなかったですけど後半ビッグバンドジャズみたいになったり、相当凝りまくってます。

Walls / The Steve McQueens (シンガポール)

みんな大好きスティーブ・マックイーンズ。結構ドラマーが頻繁に変わるイメージがあるのですが、ことごとく皆上手いんです。個人的にはネオソウルど真ん中だと思ってます。

不會愛就別愛Dilemma / #GBOYSWAG鼓鼓 (中国)

GBOYSWAGは北京のアーティストで、暇さえあれば誰かとコラボしているイメージです。台湾のアーティストともよくやってますね。Babyを「ビェビェ」って歌ってるところがかわいい。

Sweetest Berry / Ed Motta (ブラジル)

大御所エヂ・モッタから軽やかでアップリフティングなこの曲を。この人めちゃくちゃ多芸なんですが、本質的にはこういう曲が好きなんだと思います。ネオソウルっていうかニューソウルの香りがします。

Asian Flush / via. (タイ)

最近出てきた人ですが、タイではあまり見かけないタイプのソウルフルな歌声です。ちなみにエイジアン・フラッシュとは酒のんですぐ顔真っ赤になることを言うそうです。私だ。

一夜情 / 張惠妹 (台湾)

阿妹こと張惠妹の12年前の曲。なんと今武道館でライブやってると知人が教えてくれたのですが、チケット代2万円に尻込みしてしまいました。これは後悔するやつかもしれない・・・。サビはUKソウルの匂いがしますね。

Teu Pretim / Fabriccio (ブラジル)

もういきなりイントロからカッコいい。ブラジル音楽のいいところ全部持ってきたような曲だと思ってます。ちなみにブラジルではファンクはファンキ、ロックはホッキ、ヒップホップはヒッピホッピと言います。R&BはR&Bでした。

狠狠愛 Ruthless / 問題總部 It's Your Fault (台湾)

完全にネオソウルど真ん中ですね。バタバタなようで実は整理されてるドラムがたまらんです。問題總部、ちょいちょい来日してるのになかなか行けてないんだよな・・・。

The Girl From Ipanema / Caron Wheeler (イギリス)

名コンピ「Red Hot+Rio」に収められてるんですが、Youtubeにないですね。キャロン・ウィーラーはSOUL II SOULで歌ってた人。国名当てでは完全に引っ掛け問題として選びましたが、初期ネオソウルとしてはありかと。

シスター / フィロソフィーのダンス (日本)

元の音源が上がってないのでとりあえずこっちを貼っときますが、まさかネオソウルのイベントでアイドル談義をするとは思いませんでした。でもこの曲、90年代R&Bを狙いつつハイハットがしっかりモタってるのでしっかりネオソウル。

Naughty / DeVita 드비타 (韓国)

多少K-POPっぽくはあるのですが、サビでシンセがピッチ揺らしてるのでネオソウル。リズムトラックが余計なことしていないので気持ちいいです。ゼリーを手で食っちゃいかん。


Feel So Right / Afgan, Isyana Sarasvati, Rendy Pandugo (インドネシア)

インドネシアのスターが組んでるのにPVが東京観光記なのが微笑ましいです。ヴォーカルがスイッチした後にハモるところとかなかなかいい感じです。車道歩くと危ないよ。

Spotlight / Tony Momrelle (イギリス)

これをネオソウルと言うか微妙なところですが、大好きなので回しちゃいました。どこまでアップリフティングなのか問い詰めたい。

Sigurado / Up Darma Down (フィリピン)

もう解散しちゃいましたがフィリピンのバンドです。このPVも日本旅行記なんだよな・・・。曲展開がちょっとトリッキーで、ネオソウルと言うにはポップス寄り。それにしても熱帯の国から体温の低い曲が出てくるのはわかるようでわからないところも。

ART / Tyla (南アフリカ)

アマピアノ流行ってますからね。これはかぶるかなと思ったらかぶらなかったのでラッキーでした。タイラはサマソニで来日しますね。それにしてもようわからんPV。

Sweetest Life / Kwaye (ジンバブエ)

今はアメリカに住んでるんですが出身でジンバブエに。そもそもソウルかというとちょっと違う気もするのですが、まあ気持ちいいからいいじゃんと思って回しました。キャラクター的には藤井風の匂いが少し。

Down / Amel Larrieux (アメリカ)

ジャズっぽくもありドラムンベースっぽくもあり。歌っているのはグルーヴ・セオリーのヴォーカルで、ソロでは感じが全然違います。グルーヴ・セオリーもネオソウルで行けたな・・・。


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