見出し画像

絵本作りのヒント「わたしのゆきちゃん」

読んだ絵本から見つけた作り方のヒントをお伝えします。

今回、紹介する絵本

わたしのゆきちゃん
文/絵:いしいつとむ
発行所:株式会社童心社

印刷:小宮山製本株式会社
製本:株式会社ハッコ―製本

わたしのゆきちゃん

タイトルが手描き文字
あったかい印象を受けますね。

顔がまん丸でプクプクした女の子が主人公
恥ずかしがり屋で引っ込み思案
みんなと一緒に遊びたいのに
なかなか仲間に入れない
でも、お友だちと楽しく遊びたいの

大丈夫だよって声をかけたくなります。

小さい頃の自分に読んであげたい
そんな絵本です。

物語を作る時には、誰に読んで欲しいのかを探る必要があります。
あなたの気持ちを伝えたい人のことを、思い浮かべて作りたいですね。

わたしのゆきちゃん

「わたしこんなふうになりたいの」
女の子の一人称でお話が進んでいくんですが
作者の主人公に対する優しい視線を感じました。
冬が舞台のお話ですが、あったかい気持ちになれます。

製本仕様

仕上がりサイズ:26.6×19.1cm
本文ページサイズ:18.2×25.7cm(B5)
ページ数:32p
手で持って読むのに、ちょうどいいサイズです。

見返し:雪の降る様子が描かれています。
雪の色は主人公が来ているコートと同じ色なんです。
色に対する気遣いが、たまりません。
見返しは、表紙と物語の間の紙ではなく
つながりを感じさせたいと考えています。

製本の仕様やサイズなどが、よくわからない時は
アドバイスさせていただきますので、ご安心くださいね。

こんな絵本を一緒に作りませんか。
お問い合わせください。


絵本を紹介するにあたって

童心社 作品の二次的使用について(引用)
加工しないそのままの形での表紙画像の使用については、著者名、画家名、出版社名をご明記頂ければ、連絡なくお使い頂いて結構です。小社ホームページの表紙写真データであれば、コピーしてお使い頂いても結構です。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?