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浮かび上がってくる絵本

9月に読もうと思っている絵本のテーマ
「月」

図書館になんかいい本ないかな~
と探しに行った時に

表紙の三日月に惹かれて
ふと目に留まったのがこの本

ダレ・ダレ・ダレダ
文:越野民雄
絵:高畠 純

めくってみると
動物たちのシルエット

良く見ると
マットの黒にツヤの黒を重ねて
動物の顔や柄が浮かび上がってくる。

凝った作り

真っ黒な動物たちが
ぼくたち おれたちは
誰でしょう?
と問いかけてくる

この発想が面白くて
何度も読んでしまった。

そして私の大好きな見返しは
お月さまを思わせる濃い黄色!☽

最初のページで細かった月が
どんどん満ちていくのも楽しい。

こちらの絵本を通じて
絵本を作りたい人に伝えたい制作のヒント

色を絞ったデザイン
黒のインキを重ねるのって
印刷のことを知っていないと
出てこないアイデアだなあと思いました。
それだけじゃなく
この絵本では使っている色が
青と黄色と黒と白だけなんですよ。
こんなん大好きや~

見返しに印刷
本文じゃなくて見返しに作者の紹介とか
入れちゃっていいんだ!
工程が増えるから、実はちょっとお金がかかるけど・・・

会話しながら読み聞かせ
この動物は誰でしょう?
なんて、クイズをしながら
じっくり眺める絵本だと思いました。

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