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HomeとHouse 場所を作ればいいっていう問題じゃない、大切なのは「居場所」

サッカーワールドカップ・ロシア大会が今熱いですね~♪

サッカーや野球の試合で、Home gameって言い方をするよね。
じゃぁ、ここでいう「Home」って何なのか?

ホームゲームアドバンテージって、自分たちがいつも練習や試合をしている場所だから「その球場・スタジアムに馴染みが深い」っていう物理的なアドバンテージの他に、熱狂的な自分たちへの応援っていう心理的なアドバンテージも含まれるよね。

今日は、英語の単語、HomeとHouseの違いを使ってサッカーの事から支援級の事を考えてみたいと思います。

HomeとHouseの違い

単純に、Houseは、「建物」そのものを指します。そこに誰が住んでようが、無人であろうが、物理的に「家」という建物がHouse。

じゃぁ、Homeは何なのか?
Homeは、「家」という建物よりは、「家庭」という「くつろぎを与える・得られる生活の場所」や故郷をさします。
Homeの与えるイメージは、温かみ人とのつながり、そして「自分が安心できる居場所」といった心理的な意味合いが強くなります。

だからサッカーや野球のHome gameは、場所・地理的なアドバンテージというよりは、「そこが自分の居場所」「仲間たちがいる場所」という心理的な心強さのアドバンテージがあるからこそ、My stadiumでのGameではなく、Home Gameなんだと思うんだよね。

今日なぜこの話題を書いたかというとこのニュースが気になったから。

外国人児童が多く通う学校によると、「日本語ができないことを特別支援の対象」としている例もあるらしいんだけど、このニュースにあるように「日本語を話せない外国人」の子供のケースに限らず、支援級を単純に「普通級で学べない子を所属させる場所」として使っているような学校は残念ながらまだまだ日本にはあると思うのね。

こういうケースだと「支援級」っていう場所は、Houseのような「物理的に普通級とは別に作られた場所」でしかない場合が多いと思うの。でも本当は、支援級は個別の支援を必要とする子供達が自分のペースで成長できる「居場所=Home」じゃないとダメだと思うんだよね。

普通級で学ぶ事が難しい外国人の子や障害のある子ををただ追い出す為だけの支援級なのか。
普通級で学ぶ事が難しい外国人の子や障害のある子の「学びの場」を保障する居場所の為の支援級なのか。

こんな風に考えるとね、

なぜ教室にいられない子が保健室に身を寄せるのか?
なぜ不登校の子は、家・自室にこもるのか?

の答えと、大人が起こすべき行動のヒントが見えてくると思うんだよね。
どう思いますか?

たくさんの方々に読んでいただいたり、支援方法を参考にしてもらえたらと思い記事を無料公開していますが、 今までもこれからも勉強を続ける私の為に「投げ銭」という形でご支援いただければすごく励みになります。 よろしくお願いします。