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『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』を観た

◎概要・あらすじ
漫画家・水木しげるの生誕100周年記念作品で、2018〜20年に放送されたテレビアニメ「ゲゲゲの鬼太郎」第6期をベースに、シリーズの原点である目玉おやじの過去と鬼太郎誕生にまつわる物語を描いた長編アニメーション。

昭和31年。鬼太郎の父であるかつての目玉おやじは、行方不明の妻を捜して哭倉村へやって来る。その村は、日本の政財界を裏で牛耳る龍賀一族が支配していた。血液銀行に勤める水木は、一族の当主の死の弔いを建前に密命を背負って村を訪れ、鬼太郎の父と出会う。当主の後継をめぐって醜い争いが繰り広げられる中、村の神社で一族の者が惨殺される事件が発生。それは恐ろしい怪奇の連鎖の始まりだった。

◎感想
・アニメのゲゲゲの鬼太郎しか知らない勢。最近の猫娘めちゃめちゃ美人だなあ。足長すぎ。美脚。

・若かりし目玉のおやじ整ってるなあイケメンじゃん。あの見た目で「〜じゃ」の喋り方。何年存在しているんだろう。

・自然の描写綺麗だったなあ。山の自然も赤い桜も。

・人の欲は醜い。孫すら道具にしてしまうのか。
東京連れて行ってやりたかったなあ。私も意図せずいいとこ取りをしている世代なんだよな。戦争に行くこともないし、その世代の人たちが作った基盤を元に今を生きているのだから。

・奪われ続けた水木。揺るぎない力を求めていたのに戦い続けた。人間としての根っこの部分は慈悲深い人だったんだろうな。

・まだ見ぬ我が子の為に負を背負えるのか。勝算のない憑代になれるのか。妻に出会うまで、子供ができるまでにはなかったであろう執着心。何かの為に動ける人は強いものなのだなあ。

・ちゃんちゃんこはみんなの想いで紡がれたものか。目玉のおやじや鬼太郎に希望を見出して、守ってくれたのかな

・最後に残ったのがあの坊ちゃんか。さすがにこのシーンは泣いた。願いも切ないね。忘れないでほしいなんて。

・記憶を忘れても墓場にきた水木。赤子の鬼太郎を殺そうとしたが記憶の断片を思い出し抱きしめた。鬼太郎は多くの人たちの想いや願いを背負って生まれてきたんだ。

・来場者特典もまた良いなあ、幸せな父子。そんな未来を迎えてほしかったなあ。

・理想的なハッピーエンドではない。PG12なシーンや設定は多かったが、醜い現実の中に希望を見出してほしいので多くの人に観てもらいたい。

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