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(コミック)VRおじさんの初恋

暴力とも子(コミック)
+ NHK 夜ドラ

(内容紹介)

「現実世界」と「バーチャル世界」
2つの世界を行き交いながら、
中年サラリーマンの初恋を描く
新しい形のヒューマンドラマ

人生において成功体験と言えるものが無い、
中年の独身男性・直樹(野間口徹)。
年下の上司から生活態度について叱られ、
大した実績を上げることも出来ない。
そんな直樹の生きがいは、
VRの世界で制服姿の女の子
ナオキ(倉沢杏菜)となり1人で過ごすこと。
直樹の愛するVRゲーム「トワイライト」は
人気がなくなり過疎化の一途を辿っており、
残り半年でサービスが終了予定。
しかし、直樹には寂しい世界で
1人過ごす時間が癒しであり、
その終焉を見届けようとしていた。
そんなある日、天真爛漫な美少女アバター
「ホナミ」(井桁弘恵)と出会う。
現実でも人付き合いが苦手な直樹=ナオキは、
戸惑いを覚えつつもホナミと過ごす中で
次第に心惹かれていく。
ナオキの、そして直樹の初恋だった。
しかし、突然、ホナミから
「もうVR世界で会うことは出来ない」と
別れを告げられることに。
その真意とは?
そして、直樹の初恋の行方は――?
(NHK番組紹介より)


(ネタバレ注意)
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SNSでこのドラマが気になり、
観始めたのが12話からで。
もうその時にはVRで直樹(野間口徹)が恋した相手、
ホナミが穂波という高齢の男性(坂東彌十郎)だと
わかってしまい、
現実の2人が会う場面になっていた。
そこから2話続けて観て
始まりから今まではどうなっているんだろうと
コミックをkindleで購入した。

最初から最後まで読んでみて
今度はドラマの行く先が気になり、
観ているうちに
すっかりドラマに心を奪われてしまった。
コミックではさらっと描かれている部分に
現実(ドラマ)の肉付けがされていて
痛々しいし、苦しいし、切ない。
コミックでは描かれていない部分も
シリアスに展開していて
途方に暮れるし、胸に迫ってくる。

ネットと現実、
別物のように思われているし
別物なのかもしれないけれど
そうだと言い切れない
割り切れない自分がいる。
見知らぬ人とのチャットやメール、
SNSでのやりとりは
心の近くにあって、
現実の自分を嬉しがらせたり
悲しがらせたりする。
反応がないとドキドキしたり
反応がありすぎて戸惑ったり
ネットだけど現実だし
現実だけど手で触れることはできない。
不思議。

直樹の、ホナミと穂波への思いや想い
不器用だけれど伝えたくて
戸惑うけれど近づきたくて
拒絶したいようなしたくないような
複雑な感情に共感してしまう。

直樹を演じている野間口徹さん、
ナオキを演じている倉沢杏奈さん、
穂波を演じている坂東彌十郎さん、
ホナミを演じている井桁弘恵さん、
それぞれがちゃんと同一人物に見える。
素晴らしい。

ここのところ、
ドラマを数話観てコミックを
何度も読み返している。
ドラマも残り少なくて
今からもう寂しい気持ち。

NHKオンデマンドで11話以前を
観ようかな。。

*

ネットとリアルを描いた映画では
韓国の「フー・アー・ユー」
日本の「ハル」
どちらも好きで何度も観ている♪

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