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英語学習036 関係副詞(relative adverbs)、when(時), where(場所), why(理由)の3つを覚える

前回までの直近3回ほどで、関係代名詞について詳しくお話ししてきた。
今回は、関係副詞というものを紹介していくんだけど、理屈はあとから、ということで、まずは例文を見ていく。

This is the house where Joseph slept.

「おいおい、二つの文をくっつける接着剤はwho, whom, whose, whichとかだったんじゃないのか?」というクレームが聞こえてきそうですが、ちょっと待って、もう少し俺の話を聞いてくれ。

上記の文を二つの文に分解すると

文1. This is the house.
文2. Joseph slept at the house.

となる。つまり、文2の"at the house"にあたる部分が文1にあり、それを説明するための接着剤に関係副詞のwhereを使っている。
文法の観点で言うと、ちょうど副詞にあたる部分"at the house"の説明をするための「接着剤」になっているから「関係副詞」と呼んでいる。
使われ方は、前回まで説明してきた関係代名詞とさほど変わらない。

すごくシンプルに説明すると、

参照される名詞が、1. 時(time)、2. 場所(place)、3. 理由(reason)の場合、それぞれ

  1. time(時) --> when

  2. place(場所) --> where

  3. reason(理由) --> why

関係副詞として使われる。

さっきの二つの例文を見てみる。

文1. This is the house.
文2. Joseph slept at the house.

文2で"at the hosue"は文法的に副詞である。その部分が文1にもあり、その部分"the house"を説明するための接着剤(関係副詞)として、whereが使われている。
なぜ、関係代名詞whichではだめなのか?それは、文2の"at the house"はそれが文法上の名詞ではないから。「その家で」という副詞としての働きになっているから。

例えばこんな言い方ならOKだ。

This is the house at which Joseph slept.

どうしても関係代名詞whichを使いたい場合は、at whichという形で使えばOK。

関係副詞一つで表現したくない場合、前置詞+関係代名詞のコンビで対応、でもいい。


関係副詞whenを使う例。

文1. Grandpa remembers the old days.
文2. There was no television at that time.

これを一つの文にすると、

Grandpa remembers the old days when there was no television.
「おじいさんはテレビがなかった当時のことを思い出します」

となる。
文2の副詞部分"at that time"が文1では"the old days"と表現されていて、それを説明する節として”there was no television”が関係副詞whenを使ってくっつけられて、一つの文となっている。


最後に、関係副詞whyを使う例。

I don't know the reason why she likes you.
「彼女があなたを好きな理由が私にはわかりません」

これはまず、

the reason why ~ 「〜である理由」
で覚えちゃうと簡単。

二文にわけると

  1. I don't know the reason.

  2. She likes you because ..(理由)

となる。

この関係副詞でつなげられた文は、"the reason"の部分が省略されることも少なくない。

I don't know why she likes you.

こっちのほうが口語的にな感じがするかな。


関係副詞はそこまで難しく考えることはない。
関係代名詞みたいなもので、その説明する対象が「元副詞」の方々、ということ。
関係副詞を使いたくなかったら、前置詞+関係代名詞、でも良い。この言い換えパターンはいくつかあるが、それはもっと余裕が出てきてから調べていけばOK。まずは、この三つの関係副詞が使えるようにすることから始めよう。

  1. time(時) --> when

  2. place(場所) --> where

  3. reason(理由) --> why

それではまた!!







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