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GENJI*REDISCOVERED       今日の源氏 『光る君へ』 19

長徳 元年 =995年、 6月 右大臣となった道長が参内。「今日からは太政官の長だ。」と 御簾越しに帝からのお言葉。  えっ、定子も!横に居る。画角と声の為所から帝より奥。…は、ダメかな。(これ、京都(関西)の「お内裏さん」と 東京の「ひな人形」の違い。) 官職でも、右大臣より左大臣の方が位が高い様に、左に位置する方が右の者より高位の習い。この左右は、帝から見ての右、左。 定子が「帝の左」に(画面右側に)居る…のは…あり得ない。 現場そんな常識もない……のか。 いや、カメラア

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      995年の夏、 宣孝が四年務めた「筑前守」「大宰少弐」から京に戻り、為時邸に土産を持って来た宵の宴。「なにごとも経験じゃ」って宣孝のことば… ?「経験(けいけん)」は、明治時代に出来た言葉では…。 みやげの唐の酒とか薬とか。「きっと似合うと思ってた」紅とか。 まひろに「打てば響く女になたなー」と。でも、その素質は以前からあって。響く…と思うのはもう子どもではなくなった…と言う宣孝の自分の認識の変化によっての事-結婚(史実)への伏線だろう。 まひろは「宋の国のこと聞きたい。」と

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        GENJI*REDISCOVERED        源氏物語絵巻 『花宴』之一

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          GENJI*REDISCOVERED        源氏物語絵巻 『若紫』之一

        GENJI*REDISCOVERED       今日の源氏 『光る君へ』 19

          GENJI*REDISCOVERED       今日の源氏 『光る君へ』 17

          回復した まひろ、 見つめる先に…なんの花? 黄色い…あんな草花…見たことない。 全体の姿は…「カンガルーポー」かと思った。 オーストラリア固有種の。 NHK、美術さん、造花下手くそすぎ、というか「造花」としても「何」を 再現させたかったのだろう?のヒドさ。 季節は…?秋だったか、と考えて、たぶん「オミナエシ」のつもり…なの…だろう。 どんな資料=写真でオーダーしたのか…もだが、制作関係者、誰も「本物」 見た事無い。のは堅いだろう。 同局「自然番組」もあるのに。 道隆、道長

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          GENJI*REDISCOVERED       今日の源氏 『光る君へ』 16

          「華の影」とのこと、 「石山詣で」での出来事。親しくしていた(と思っていた)サワが、すねて…。 「私には才気も恋人も、家での居場所もなく、」「みんな私をのけ者に。」って、まあ物語を回す為に=必要あって造られてる役どころだから。 「どうでもいい人間ほっといて。」という、「世の中をよくしなくては…」と思っている人間(=まひろ達)「世を動かす」可能性のある身分…、でない多数の庶民、人々の諦観とか意識を代表してのサワさん。 まひろ自身が蔑まされる上級貴族の世界とは違うベクトルの、自分

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          GENJI*REDISCOVERED       今日の源氏 『光る君へ』 13

          一条帝 あれから4年が経ち→990年  摂政兼家は、四年の間に息子たちを次々と昇進させている。 道隆の娘定子 兄上の恋文みつけた。と浮き立つ高階家。 「伊周は何事にも秀でているから。」と母貴子。 下弦の三日月、一条帝、元服の20日後、定子入内。 4歳違いの弟のような帝に定子が「おすきなものは。」と尋ねて、帝 「母上、椿餅、まつむし、」と。 ここら辺から、『枕草子』からの… も入って来るのでしょうかね。 『椿餅』は、『源氏』に出て来る-今日にも伝わる菓子。 『松虫』も『源氏』に

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          GENJI*REDISCOVERED       今日の源氏 『光る君へ』 11

          NHK 大河ドラマ『光る君へ』、紫式部のものがたりの 毎回の中に 織り込まれた-使われている『源氏物語』からの エピソードや 考えられる 紫式部の 思考、構想など、拾えるものを 書き留めてみています。 と言いながら…この頃のは、脚本の すごい展開に 翻弄されて…まずは 筋 を とにかく…追って…みたいな事 に。 気になること、 要確認の いろいろを メモるだけ気味 ですかね。 行方不明だった「11」原稿でてきたので、(いまごろ)投稿。 第11回のタイトルは、「まどう心」 「

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          GENJI*REDISCOVERED       今日の源氏 『光る君へ』 12

          NHK 大河ドラマ『光る君へ』、紫式部のものがたりの 毎回の中に織り込まれた-使われている『源氏物語』からのエピソードや 考えられる 紫式部の 思考、構想など、拾えるものを 書き留めてみています。 …ちょっと気になる 要確認のいろいろも。( の方が 数多かったり… ) 順列は、ドラマの進行=編集順なので、論考的には整理出来てなかったり。 為時が看病している妾 なつめ 死も間近か…。 まひろ が様子伺いに来て。 母の最後の願い-別れた夫のところに居る娘「さわ」を まひろが呼

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          GENJI*REDISCOVERED       今日の源氏 『光る君へ』 10

          いよいよ『寛和の変』、ドラマをカット順に追いつつ、 『源氏物語』からの引用は…、とか、考証的に…とか(散文的になりますが)。 東三条殿=右大臣家 兼家と息子たち。 晴明の「卦」でですか「23日、丑(うし)の刻でないと」との日取り、 花山帝の落飾の遂行の作戦会議。 道綱!も来て兼家の命を受けている。 「帝を寅の刻までに、剃髪させる。」 開始の 丑の刻 は、今の 午前1時頃~の2時間。「正子(ね)」の刻が24時で、2時間刻みの真ん中。=「ね」は、23時~01時までとなる。「丑」は

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          GENJI*REDISCOVERED       今日の源氏 『光る君へ』 9

          NHK 大河ドラマ『光る君へ』、紫式部のものがたりの 毎回の中に織り込まれた-使われている『源氏物語』からのエピソードや 考えられる 紫式部の 思考、構想など、拾えるものを 書き留めてみています。 …ちょっと気になる 要確認のいろいろも。( の方が 数多かったり… ) 順列は、ドラマの進行=編集順なので、論考的には整理出来てなかったり。 第9回、 『源氏物語』から拾ってきたエピソード… とか言ってられない展開に、それでも、一応、ドラマを追って、書き留めてみます。 昼の顔は「

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          GENJI*REDISCOVERED       今日の源氏 『光る君へ』8

          NHK 大河ドラマ『光る君へ』、紫式部のものがたりの 毎回の中に織り込まれた-使われている『源氏物語』からのエピソードや 考えられる 紫式部の 思考、構想など、拾えるものを 書き留めてみています。 …ちょっと気になる 要確認のいろいろも。( の方が 数多かったり… ) 順列は、ドラマの進行=編集順なので、論考的には整理出来てなかったり。 まひろ、道長、それぞれ「打毬」の日の回想。 まひろは「もう思いは断ち切れたのだから。」と、画面では「簾」を巻きあげて。( 後々 出て来る

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          GENJI*REDISCOVERED       今日の源氏 『光る君へ』7

          ドラマでは、(この早い段階の内に) 平安貴族の「定番のイメージの洗い直し」というか、(推定される) 平安貴族の実態の「 基礎知識講座…」知っておいてね。…ということなのかもしれません。 ー貴族も馬に乗り駆け回ったり弓を射ったり(刀まで振り回す奴…は…)もと。 当時の市井の人々の暮らしぶりと、貴族の生活の違い、貴族間でも存在する身分差 ( まひろは土御門家に侍る時も「檜扇」を持っていない…とか )、それも旧来の血筋・家柄…以上に今現在の貧富や権力、政治力を競い合う彼ら…という(

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          GENJI*REDISCOVERED       今日の源氏 『光る君へ』6

          NHK 大河ドラマ 『光る君へ』 6回目タイトルは、 「二人の才女」 もちろん(後の)紫式部 と 清少納言。 推定される年齢的にも、活躍の時期的にも、清少納言の方が先を行っていた。 ドラマでのような「出会い」は? あったら(ドラマとして都合好く)おもしろくなるだろう。的なことか。 いや、この時代を描くとなると「紫式部が『源氏物語』をこんな状況下書きました。」という事より、「清少納言が仕えた中宮「定子」の物語」の方が 格段におもしろい…というか、「真実はドラマより…」と劇的なの

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          GENJI*REDISCOVERED       今日の源氏 『光る君へ』5

          2024年 NHK 「大河ドラマ」 『光る君へ』 たいていの事は、大方の方が言われていたり書かれたり、なので、 自分の「備忘録」として、各回に取り入れられている『源氏物語』 からの事象や描写、引用を主に「思った事」とか書き留めています。          (注! いわゆる「ネタバレ」含みます。) さて、「5回」 五節の舞姫の抜擢され、帝前殿上人の中での儀式舞、母を殺めたミチカネが右大臣家の次男で、市中で会うサブローの兄…。サブローが右大臣の息子、藤原道長だと知ってショックに寝

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          GENJI*REDISCOVERED       今日の源氏 『光る君へ』4

          第四話 のタイトルは「五節の舞姫」。 * 歴史上の「紫式部」(の記録)と、大河ドラマの主人公「まひろ」 の(伝記と、この度のフィクションを)区別をはっきりさせておくために ドラマでのお話しは「まひろ」と書くことに。 初回、ちょっと面食らった「オープニングのタイトルバック」。テーマ音楽の事は置いておいて、「えーっと」と戸惑い。 この頃の-あれやこれやの下手なCG製花畠模様…よりは良いと思いますが、主役の実写を入れた、思わせぶりな、昔のピンク映画のぼやかし画面…みたいなモヤモヤ

          GENJI*REDISCOVERED       今日の源氏 『光る君へ』4