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トゥレンペ(憑き神)のこと

 当方で触れている「トゥレンペ」に関しては上記の二記事をご参照ください。 

 こちら、ありがたいことにちょくちょくご用命いただくんですが、件数を重ねることでみえてきたものがあり、個人的にはなかなかに面白いです。

 まず、ヒトの形に寄せている憑き神さんの場合、どうやら「前世(あるいは類似したもの)」とされる頃からの縁故である可能性が比較的に高いようです。

 当たり前なのかもしれませんが、われわれはヒトです。前世や中身や根源がなんであれ、今こうしてインターネットをしているわれわれは物理的な肉体を得て生まれてきたヒトでしかないです。繰り返しますが、何の変哲もない一個の人間でしかないんです。
 である以上、基本的には他種族との会話は成りません。
 だからなのかどうかはわかりませんが、ヒトに近い形をとる憑き神さんでないと基本として会話などは難しいようです。
 ただ、その形がわれわれの性質などに影響したりするのは確かなようです。魚であれば水に馴染み深いとか、石であれば巫体質であるとか。
 そうして、ヒトに近い形をとるものの場合、おそらくはわれわれとの接触を得ることを目的としているか、あるいは憑き神さん自体もかつてヒトとして顕在したことがある可能性が強く、ゆえにこちらからの接触をはかると応えてくれる可能性も比較的に高いようです。
 ただ、ヒトの形に寄せている憑き神さんの場合、対象者に対する執着も強めです。守りが強固であるぶん、悪しなものを退けもするけれど善いものをも弾いてしまうかもしれないようでもあります。いわゆる、すでに呪われている人にはその呪いを下まわる呪いや祝ぎは通りにくい、というやつです。するとその人の生は良くも悪くも波風なく平坦になりやすい。これを是とするか否とするか。それは人それぞれの価値観等によるものでしょうから、ここでは言及しませんが。
 
 いずれにせよ、今現在お預かり中の案件含め、もしもこれからも継続的に色々な方のパターンをみさせていただけるのであれば、さらなるものがみえてくるかもしれません。そのときにはまた改めてまとめてみようと思います。




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