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仲間ログ#312:めでたいめし!(1762/1000)

「本日が最終出社日」
と、4月末に友人がポストした。

本人はもちろんそうだろうけど、ワタシにとってもとっても感慨深いものがありますね~。
なにしろI井くんと出会ったのは1979年4月だよ。
大学に入った4月。

それから大学を卒業して、会社に入り、定年まで働いて、その後も働き続けるなんて、45年前には思いもしなかった。
なにしろほんの10年前(1979年視点で)には「Don't trust over 30」なんて若者たちは言っていたのだから、自分たちが30代を迎えるなんて思うわけがないじゃないか。
だから、わずか4年後(そうじゃない人もおりますが)の「卒業」だって遥か彼方。ましてや「就職」なんて想像もできない18歳(じゃなかった人もおりましたが)だったな~。

まだなにものでもなかった(とよく言うけど、まあ今だって別になにものでもないけどさ)あのころに知り合い、あっっ、という間に2024年。
45年のあいだ、数えきれないほど一緒にご飯を食べて酒を飲んでバンドで演奏して喋って笑ってちょっぴり泣いて、豊かな日々を一緒に過ごしたものでした。あゝ青春。

I井くんの投稿はこのように続いています。
「健康保険証と会社iPhoneを返却し、見知った方々にはご挨拶をし、40年勤めた会社に別れを告げました。数多くの知の冒険の機会を与えてくれた会社に改めて感謝!」
しみじみ。
お互いそれほど深くそれぞれの仕事の話をしたことはあまりない。(それよりも音楽のことやくだらない冗談を言うことに忙しかったからね)
でも、彼の仕事が充実していたことは、よく知っている。自分が得意なジャンルで好きな仕事をしていたのだから、そりゃそうだよ当たり前じゃんあたぼうだよハタ坊だじょ~。

まあそんなわけで、めでたいI井くんのご卒業を祝おうではないかとご近所さんが集まって、宴を開いたという次第。
家が近いだけではなく、同窓生率100%、同級生率83.3%、夫婦率100%、バンドで一緒に演奏したことある率83.3%(ワタクシ調べ)という6人なので、たいていの思い出は共有できるシンクロサークルなのですよ。
皆で銘酒の名前を冠した店で美酒佳肴をいただくヨロコビはひとしお。

40年前スキー帰りのバスに27時間閉じ込められて、「でもさ、あのときは30人くらいで一緒に旅行してたから、むしろ楽しくなっちゃったよね」なんてことを思い出したり、あのころオトナだと思った先輩だけど、今考えれば25歳くらいの若造なんだよね~とか、なにしろ四捨五入すれば半世紀の蓄積がある付き合いだから、思い出はいくらでも出て来て尽きることがない。
次回はあそこであれ食べよう! などと言いながら愉しいひとときは過ぎていったのでありました。
おつかれさまでした~、I井くん!

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