ネガティブ:欠点ではないけれど
アーティストの音楽活動について相談を受けていると、わりと多いのが自分のことをネガティブに考えてしまうケース。
・俺には才能が無い
・わたし、可愛いくないので
・僕に強みなんてありますか?
物事をネガティブに考えてしまうのは、その人の性格だ。つまり「その人らしさ」ということになる。
僕は、”らしさ” は強みになり得ると思ってる。ネガティブ思考ならネガティブに考えてしまう人の気持ちはよくわかるだろうし、見方を変えれば「非常に慎重で、悪い事態も考えられる」ということになる。
ネガティブという性格を欠点だと決めつけるのは早いってことだ。
欠点ではない。ただし
ネガティブな人は避けられる傾向がある。これは深刻なデメリットだ。
上述の通りネガティブは「らしさ」だから、自分を無理やり変える必要はないけど、ネガティブオーラを外に向けてしまうと人は離れてしまう。やっぱり他人のネガティブってできるだけ触れたくないしね。
このような残念な振る舞いによってチャンスやヒントを失っている人が多いように思う。かつての僕もそうだったんだろうな。自分が思う人生を歩めていないのは、世の中のせいだ!みたいなことを平然と思ってた。
そんな僕らだからこそ、ネガティブに悩んでしまう自分を「それも自分だ」と飲み込んで、そのうえで「そんなネガティブな私がポジティブに発信できることはなんだろう?」という次のステップに移ることがすごく大事だと思う。
これが行動するってことだよね。
僕自身、ネアカと言えるほどポジティブ思考ではないので、後ろ向きに考えてしまう人の気持ちはよくわかる。わかるけど、それは外に向けてはいけないなと思い、自分を認めながら前向きに思考する術を探ってきた。
ネガティブ思考の人は、どれだけ「前向きに考えようよ」とまわりが諭したところで変わることはできない。必要なのは変わることではなく、自分らしさに気づいて、そんな自分ができることを始めること。+ポジティブな人に囲まれること、かな。環境の力ってすごいんだよね。
こんな話をネガティブパーソンたちとするうちに、彼ら彼女らは徐々に徐々に「やってみようかな」という気持ちになってくる。
ネガティブは決して欠点ではじゃない。ただ、ポジティブに考える経験が少ないだけだ。少しずつ前向きになる経験を積みつつ、ネガティブを人にぶつけていく習慣を減らしていけるといいね。
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