テキスト・問題集を○○回転させて合格する話ってどうなの?

肢別30回転で合格!
テキスト20回転して合格!
よく耳にした行政書士試験受験生時代。

回す!テキスト回転!高速回転!
すごく敏感になっていた。
合格するにはとにかく回せばよいのかと。

合格者が20回転という話を聞いて
実はテキストを20回ほど回転させたことがありました。

合格できたか?
合格はできなかった。
点数はやはり150点台。
なぜか?
勉強量だけを重視していたから。

合格した年はどうだったか?
実は問題を解いたのが一番少ない年であった。
そしてテキストを回転させることもありません
でした。
暗記・記憶すべきことについては何度もしつこく見ました。
いわゆるこれが回転と言えばそういうことになる。

民法は問題にもよるが多くて7~8回は問題(他資格問題)解いたけど、
行政法については過去問も重視しましたが、どちらかと言えば読む感覚。
あとは行政法の他資格問題を3回程度解きました。
もちろん解く過程で丁寧に、勉強したことをしっかり思い出してから解答
を心がけました。

○○回転させて合格する人は問題を解いたとき、ただ問題を解いて回転させているのではなく、問題を解く過程で瞬時に勉強したことを思い出す
(アウトプット=思い出す訓練)をしているのだと思うのです。
そして、本試験でも覚えたことを瞬時に思い出して解答したから、
正解できたはず。

本試験は条文や判例などを思い出してから解くのだから、
本試験の問題を解く訓練(思い出す・知識を引き出す訓練)をしなければ
本試験問題に太刀打ちできない。
思い出すにはしっかりと、正確に覚えていなければならない。
何となく○×ではあたり前だが、地獄(不合格)道まっしぐらである。
勉強の量だけ重視して勉強している人、ほかにもいると思うのです。

あ!!そうそう。
何回も同じ問題を解くと答えを覚えてしまうから思い出す訓練ができない!
その状況でも複数回転させていたら、問題を解いている時間が無駄である。
同じ問題が本試験に出るならよいけど。

過去の私のように○○回転の言葉に惑わされ間違った勉強をしないようにしてくださいね。

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