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開業行政書士の魅力~開業してから一番うれしかったこと~

2023年12月。新しい年の幕開けまであと1週間ほど。
開業してから1年半が経つ。
今から15年前の遠い昔に行政書士の資格を取ろうと思い立ち、法律のホも知らない初学者が無謀にも勉強をし始め、毎年けられ続けても、それでも何とか這い上がって雑草魂でようやく合格を手にした経歴を持っている私。

喉から手が出るほど欲しかった行政書士の資格。
長年の夢を叶えた開業から1年半を経過してみて行政書士という仕事についてどう感じているのか?開業行政書士の魅力は?~今までで嬉しかったこと~を書いてみます。

行政書士になって今までで一番良かったことは?といえば
お客様に感謝されたこと。
やはり困っている人を助けてあげられることである。

開業してから11か月のある日のこと。
いつもお客様を紹介してくれる経営者の方の顧客で、今回は一人暮らしの
高齢女性の方。
とてもしっかりした芯の強い可愛らしいおばあちゃんでした。
その方から、とあるお仕事のご依頼をいただきました。
未経験の業務だけど、おばあちゃんのために一生懸命頑張ると心の中で誓いました。
その業務の第一人者(行政書士の大先輩=師匠)にサポートいただき、
無事お仕事を完遂させました。
報酬をいただいた後におばあちゃんからのひとこと。
「あなたと出会えて本当によかった!」
とおばあちゃんは私をみてニコッとしたのです。

あ~頑張ってきて本当によかった~って。
涙がたまりました。
今でも思い出すと涙が出ます。
諦めないで合格するまで頑張ってきてよかったと。
本当にいろいろあったけど、その言葉で今までの苦しみ、つらかった思い出はすべて打ち消されました。

報酬をいただくのに感謝されるって。
なんてすばらしい仕事なのだろうと。
私にとって未経験の業務。もちろんおばあちゃんとも初対面。
それなのに私を全面的に信頼し、全てを託してくれた。

感謝されるお仕事。
大変だけどとてもやりがいのある仕事につけて幸せだなって。
パート勤務の時は従事している仕事にやりがいを見出すことが
できなかった。
なぜなら、法律を使ったお仕事にしか興味がなかったから。

法律という学問に出会い、最初は法律の文言も全く知らなかったのに、
いつしかその魅力に取りつかれた。
受験時代は確かに苦しい思いもしたけど、勉強自体は好きだった。
最新判例を学ぶことも楽しく、とても刺激的だった。
これからも法を学びさらに知識を深め、お客様のためにお役に立てたらと
思っている。

もちろん、開業も良いことばかりではない、大変なことも多々ある。
案件によっては、人の人生を左右するかもしれない。
もしかしたら大失態から廃業に追い込まれる状況になるかもしれない。

でも、他の仕事にはないやりがいと、完遂したときの充実感。
そしてお客様から感謝される嬉しさ。
この仕事に誇りをもって、これからも日々精進していこうと思う。

PS
行政書士のお仕事内容はとても幅広く、許認可系・民事系(法律で定められている他士業専門分野は不可)と色々な仕事ができます。
特に開業しようか?と迷われている方は、行政書士の業務は向いているか?向いていないか?と心配される方もいらっしゃるかもしれません。
でも幅広いお仕事ができるので、自分に合う業務はあるはずです。
私も未経験即独立でしたが、周りにはたくさんそのような方が多いのも事実です。また特に女性にもピッタリなお仕事と思っていますし、もちろんいくつになっても働けるとても魅力的なお仕事です。
心優しい先輩方も多いです。
良かったら業界に飛び込んできてみてくださいね!

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