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【ブルアカ】 最終編・あまねく奇跡の始発点編の感想 【ブルーアーカイブ感想】


ロゴタイプ産駒がGI勝てなかったので初投稿です。

カルバノグの続編も公開され、今や最終編完結から結構経ちましたね。あの時のブルアカは1番盛り上がってたと思います。
特に最終編1章2章の実装スパンの早さは異次元だったので…
今考えても生放送直後+2日後はおかしすぎます。4thPV見せられてからこれだからね。アホか

元々エデン条約編を見返している際に感想残したくて記事を書き始めたので、最終編の感想記事を書くかどうかは迷ったんですが…せっかくなので節々の好きなシーンについてオタク語りしたいと思います。

今までの感想記事でも書いた通り、最終編については結構思うところあるんですよね…"否"の部分が割と出てしまうので、そこは軽めに書こうと思います。好きな部分は本当によく出来てるんですが。あ、考察要素などはございません。

以下ネタバレ有り







ここ、劇場版ブルーアーカイブじゃん…ってなってしまった。多分皆も同じような事思いましたよね?そうですよね。

プロローグでは新キャラ(?)のフランシスが最終編のストーリーテラーを始めるんですが、いきなりメタ的な発言がバンバン飛び交って、今までとは全く違う、異質なストーリーの始まりの予感を感じさせます。
その後にこれですからね。

あまねく奇跡の始発点__Where All Miracles Begin.


余談ですが、グローバル版の最終編のタイトルがまんま日本版のサブタイトルなの好きなんすよね。東方project作品英語圏での呼び方と同じ感じで。

以下はサントラのタイトルなんですが、
・Blue Archive Original Soundtrack Vol.1 ~Longing for the memorable days~
・Blue Archive Original Soundtrack Vol.2 ~Searching for the unknown truth~
・Blue Archive Original Soundtrack Vol.3 ~Reaching for the precious time〜
みたいに、サントラに意味深な英語サブタイトル着いてるの、やっぱり東方を想起しちゃうんですよね。
私は学がないのですぐ知ってるものに結びつけてしまう悪癖があるんですが、BGMがいいゲームの系譜って感じがして嬉しかったので、触れざるを得なかった。
ちなみに私は卯酉東海道〜Retrospective 53 minutes.が1番好きです。話が逸れすぎました。ごめんなさい。

私は結局どこまで行ってもエデン条約編のオタクなので、他でもないミカの聴聞会のシーンがグッとくる。

ティーパーティーとしての処遇は全て受けられなくなるものの、次期代表が出るまで空席だとダメだから、パテル分派長として行動すること。そして何より、犯した罪に向き合い、反省し、学生生活を送ること。ここまで納得出来る処罰、あります?

ようやく…ようやくミカに正式に与えられた、公的な"やり直せる"機会。
しかも、これに対してミカが敬語で返してるのもう本当にズルい。(この1個前のセリフは砕けてるけど…)

聴聞会が始まって、未来に希望を抱いて終わったエデン条約編の補完とも言えるこのストーリーを見るために最終編を見返したと言っても過言では無い(過言)

こうして公的にミカはトリニティに復帰するんですが、これからミカに待ち受けるのは、環境、待遇の変化…そして、一般生徒の心無き糾弾。
可哀想なんだけど、その罪の重さと向き合う為の罰として甘んじて受け入れてるので仕方ない。頑張れミカ。
ここからのミカの生活は絆ストーリーで展開されるんですが、前回のエデン条約編4章の記事の最後に含めて感想書いているので、興味ある方は…是非。



最終編1章で1番好きなの、このシーンです。結局またエデン条約編に帰結します。すみません。
メインストーリーでも絆ストーリーでもあった通り、ミカは過激派によって毎回デモを起こされてるんですが…それを見た補習授業部がこれ。

コハルの「何もここまでしなくても」という言葉が本当にクる。これ、ブルアカの思想ですよね。
罪を犯してしまった生徒でも、幸せになっていけないと言う事では無い。苦しんで当然な訳じゃない。
これを体現してるセリフだと思います。

そして…アズサのこのセリフ。
ミカ、本当にアリウスの永遠とも思える憎悪の連鎖を、怨嗟の呪縛を断ち切ってるんだよな。

しかし、またここで新たな憎しみを産んでしまったのも事実。中には他人に同調して偽りの憎しみで抗議する者や、面白がって石を投げる者の姿もあり、その怨嗟は別の場所で続いてるように見える…が。

……………。

"たとえ全てが虚しいことだとしても、それは今日最善を尽くさない理由にはならない。"

"たとえそれが虚しいことであっても、抵抗し続けることを止めるべきじゃない。"

いや、これをコハルが答えるのも素晴らしいんですけど…。
これは私の解釈なのですが、このアズサの「それでも」が作品内で度々出てきて重要視されてるので、やっぱりこれもブルアカの思想部分ですよね?きっとそうです。

…サオリ、聞こえてるだろうか?これが私の、「Vanitas」への答え。
誰の憎しみで戦っているのか分からない、この過激派のようだったサオリ達にも、赦しがありますよう。
そのためにも、どんな結末が待っていようと努力を止めるべきでは無い。

エデン条約編4章では会うことの無かったアズサとスクワッド達だったけどここ、4章エピローグ回答になっててめちゃくちゃぶっ刺さりました。

4章エピローグは3章含め様々な事象に対するアンサーになってるので、カウンターのカウンターですよこれ。

エデン4章 エピローグにて

アツコ達がアズサを見て志したように、その裏でアズサ達はその事について更に補強して答えていた。もう気が狂う。
こうやって何層にも及んで対比構造が出来ているのガチのマジで天才だと思います。

幸せになれるのか?ハッピーエンドを迎えられるのか?分からない。それでも……
私は、そう信じたい。



ミカの態度悪いヤンキーっぽい絵面がめちゃくちゃ好きなんですよね。この会議シーンで頬杖ついてるとことか最高です。

しかも自分はセイアに対して"小難しくて分かんねー事ばっか言いやがって"って感じなのに他人がセイアの話ちゃんと聞いてないとクソほどキレるの最悪で好き。万魔殿がバカしか居ないのも原因なんだろうけど。

身内贔屓と相手がゲヘナなのもあるにしろ、先生居ないしイライラしてるミカなので本当に「深い眠りに___」をやりかねないのが怖い。

こんな調子なので緊急招集会議は失敗するんですが…リンちゃんさあ、普通に考えてトリニティとゲヘナが1席に集まる会議開くのアウトでしょ。話絶対拗れるじゃん。アホなの?


先生が気絶してスマホとシッテムの箱を奪われて拉致監禁されてる時に、キヴォトス中の生徒たちが先生に連絡を、救いの手を求めていた…という、切迫したシーンなんですが…

お姫様さぁ………………………………………(クソデカため息)

ミカ、何も変わってなくて最高すぎる。
長時間未読無視状態だったからめちゃくちゃ具合悪くなってそう。
流石に先生が行方不明になってるのは知ってると思うので、メンヘラ的な発言では無いと思うんですが、あの会議に行った理由が恐らく先生に会うためだったのマジで好きなんだよな。本当に全てにおいてミカが場違いで面白い。


囚われの身である先生を、単身助けに来てくれたカンナ。ここでめちゃくちゃ惚れました。何気に最終編のMVPです。
この後にRABBIT小隊も来てくれるので、当時はカルバノグ2章やん…ってなったけど1.5章くらいスね。

仲間がカンナキリノネムガキしか居なかった状態、なんか緊急事態感あって結構好きです。ヴァルキューレまだネームド少ないからなんですが。

カンナはメモロビもめちゃくちゃ良い。この見た目で17歳なの意味わからん。30手前でしょ。そしてめちゃくちゃビール好きであって欲しい。一緒にビール飲みたい。あと乳がデカいのが良い。
絆ストーリーはずっと先生がキモくて嫌でした。特に張り込みしてる時の話はいくら先生でも度が過ぎてる。

…ここの「Re Aoharu」がガチのマジで天才すぎませんか?

フランシス曰く、色彩が到来し、キヴォトスの学園都市としての舞台が、ジャンルが崩壊する。そして、学園都市のアイデンティティが無くなった今、先生の価値も"無"になる____とのこと。

ここまではプロローグで語られた内容と一緒なのですが、先生が返した答えが、補習授業部のそれを思わせる。
…どんな結末だろうと関係ない。皆で「それでも」と乗り越えていく。いくらでもやり直してみせる。
何度だって続いていく、新たな青春の物語のスタートを謳う、"再び青春を"…………「Re Aoharu」

プロローグのAoharuのアレンジなのは言うまでもありませんが、1番最初のBGMが大きな意味を持って使われるのは私の琴線をぶん殴ってきていて最強。本当にブルーアーカイブはゲームBGMに対する信頼と造形が深い。

ちなみに私は4thPVを見すぎたので、このBGMを聞く時に連邦生徒会長の語りが無いとダメな体にされてるんだよな。先生の選択が、言葉が、生徒たちを救った場面が次々とBGMと共に切り替わって行く様、何度観ても涙腺に来る。

こういう作品内でのメタ的な言及や描写は別にそこまで好みな訳では無い私なのですが、それでもここは、エデン条約編で語られたこの作品における青春に対する思想の部分が全て現れているし、BGMに含まれる意味も相まってめちゃくちゃ燃えました。

フランシス、ここで「死に際に主人公達に理解を示すラスボス」みたいになっていたので、反転しても結局先生大好きサークルかよ!って思ってたんですが、エピローグ見る限りどうやらそうでは無いらしい。なんなんだ。こいつは。
今の所なんか先生を応援しに来て勝手に感動して帰ったくらいの印象しかない。



ここの「みんな」に連絡、先生が拉致られた時に皆から連絡貰った時の逆でめちゃくちゃ好きなんだよな。

群像劇というか、各volで関わってきた全員が集結する合図というか、こういう展開に弱いです。エデン3章で対策委員会来るところとかね。

あとここの11:47がヨハネの福音書11章47節の構図と重なるらしいですね。へー(無知)


いやー、ポニテおじ堪んないスね。2年生の時点でホシノはもうユメ先輩ロールプレイしてたんですね。

シロコが記憶喪失だった事が明かされ、マフラーはホシノから貰ったものだった、という衝撃の過去が。
ここらは後々4章でクロコの独白でまた触れられるので、詳しくは言及しませんが…

…あの、シロコに実装された愛用品がドローンだったの結構許せないんですが、どうですか?ここ普通マフラーにするべきじゃないですか?結局愛用品なんて絆20まで上げないと見れないので大体の人は最終編先に見ると思うんですけど(名推理)


ホシノ、また2年前の時のように全て自分で抱え込もうとするんだけど、今は後輩たちも居るし、先生もいる。
この違いに気付かされるホシノの表情がたまらなく好きなんすよね。
早くホシノの過去見せてくれ〜(鳴き声)

特にシロコ捕獲時のポニテおじに至るまでの、ノノミが入学してからのホシノが1番気になる。
そこから急にユメ先輩の真似し始めたのか、ジャックナイフだったホシノの牙が抜けていったのか。アビ夏でもホシノとノノミのアビドス古参勢はちょっと特別な関係になってる雰囲気を感じた。

こういう何気ないシーンですが、補習授業部がずっとアズサの志に支えられてる描写、最高じゃないですか?

アヤネの「悲しんでいるだけでは、何も変わらないですから…今はとにかく行動しなくちゃ…」がマジで3章16話「いくつかの欠片たち」のアズサのそれと重なるんだよな。うーん、好きだ。


ギャッ(絶命)
最終編、節々の細かい描写や台詞でエデン条約編のオタクを確実に殺しに来てる。

友を信じる選択肢を諦めてしまったティーパーティーが、「皆が手と手を取り合うことが肝要」と言っているのにどれだけ大きい意味が込められているか。本当にあのエピローグからここまで繋がっているんだなあ、と嬉しくなる。

セイア、予知夢無くなったのに第六感みたいなのが鋭くなって夢見る必要すら無くなったの、地味に進化してるの気がするんですが大丈夫なんですかね…?


サオリやアリウススクワッドが逞しく生きているという事実だけで泣けるんですが…
傭兵として雇われている際のヘルメット外すのを忘れていて、という若干ギャグ寄りの再開に。

アツコのサッちゃん呼びがまた涙腺に来るんですが、1番ヤバいのはなんと言ってもミサキ家出発言。やっぱりスクワッドは家族なんだなって…(泣)


各学園自治区で防衛戦を行っている中、トリニティで避難し遅れた一般市民と生徒を1人で守り続けているコハルがマジでカッコいい。
今にも泣き出しそうなのに、正実の助けを心の支えにただ自分の正しいと思った事をやる。この世界で随一の純然たる正義の子すぎ。

その連絡を聞きつけたミカが一瞬でレスポンス返すのも好きなんですが、壁破壊して乗り込んできてるのでミカなら直線距離で駆けて来てそう。

美しすぎる…。無限のスチルを持つ女……。エデン条約編終わったのに個人新規スチル貰ってるの流石としか言いようが無い。

コハルがミカに対してオドオドしてるのガチで好きなんすよね。
ミカにとっては心の底から感謝してる相手なのに、コハルはティーパーティーのミカだから…では無く、虐めはダメだと思ったから。ここまでする必要は無い、と燃えずに無事だったアクセサリーを保管しておいた。ただただそれだけ。上記の通り、純粋な"善"、"正義"。

そんなコハルだからこそなのか、ミカはこうやって一方的にコハルに対して矢印を向けているのがたまらなく好きです。

エデンの先生の「私の大切な〜」オマージュと言うか、リスペクト的な意味合いでこの台詞が引用されてて、破壊力がデカすぎます。

このシーンの2枚目の笑いながらキレてる感じの振る舞い、からの魔女顔でこの台詞は…流石に"癖"すぎるし、"理解"ってる。あと、BGMがAgnus deiなのも卑怯です。

ミカ、エデンで様々な教訓を得て、破滅寸前から立ち直ってようやく今に至るはずなんですが…こういう内面は全然変わってなくて最高。ずっとこのままでいてくれ〜。

コハルの事を助けに来たのにこのザマです。
民衆からは一生理解される事は無いでしょう。まあミカは民衆の理解を得るためとか困っている人を見捨てられなかったとかじゃなく、ただただコハルを助けるために駆け付けてきたんですが。

ここのハスミはただ、コハルを助けてくれた事に感謝してる。事実だけが物を言う。ミカが過去に何をしてようが、関係ない。
この先ずっとトリモブに揶揄されつつも生きることがミカが背負った罰だから、こういう積み重ねでミカは強くなって欲しい。
「…まぁ、そうね。」←満更でもなさそうで好き


ハナコやアリスクがアズサに救われてんな〜と思うシーンの1つです。
かつて敵だった者同士が手を組む…なんて展開はよくあるんですが、その理由が「アズサ」なの…神。

事件後に実際に顔合わせするのは初めての筈ですが…もうトリニティとアリウス、補習授業部とスクワッドの間には憎しみ合う理由は無いので、当事者同士でこうやって赦し合い、助け合うの、ミカの目指した未来で泣く。

エデンのアフターとしてここまで満足行く描写ばっかりだと流石の私も記事にせざるを得ません。見返して正解でした。


私はそれなりに80〜90年代の特撮をちょこちょこ嗜んでいるので、色々思うところはあるんですが…ちょっとだけ触れます。
元々特撮パロディって結構誇張されたり脚色されがちだし、そもそもカイテンジャーも普通に犯罪者なのでそこまで好みでは無いんですが、これはかなり情熱感じました。情熱かけるところがヘンなのはまあ、仕方ない。

4thPVにスチルがあったので展開自体は読めていたんですが、さすがに3Dモデルでイベント戦するのは予想外だったので燃えざるを得なかったです。リアタイで見れて良かった。


F.SCT攻略戦後のシャーレに突如現れたシロコ*テラーこと、クロコ。
プロローグのAoharuのアレンジがRe Aoharuとして最終編で使われたように、やはりこういう構図を狙ってたんですね。シロコとの出会いのスチルがクロコに撃たれてる構図とピッタリ重なるので。

あと、先生がクロコ追いかけるシーンで一瞬出てくる無名の司祭、プラナ、シロコのスチル…当時はこの演出に興奮させられましたが、今見ると無名の司祭でつい笑ってしまう。驕るな。


うーんこの先生大好きサークル…。この台詞で味方じゃないってマジですか?
壊れゆく世界で、僅かな可能性に賭けて生きようと必死に足掻く人類に対して、理解が深すぎる。
黒服はこの状態になっても先生に大人のカードの危険性を説いて来るし、マエストロの後方彼氏面の発言も面白すぎる。

ゲマトリア、登場する度に好きになっちゃうんですよね。
憎めない敵というか…最後に倒すべき敵にはならない、というか。
極論こいつらは酷い目にあってコリゴリだよ〜ってキヴォトス外に出て行くくらいがなんかちょうどいい気がします。

余談ですが、この作品の最後、先生はずっと新しい生徒の先生であり続けるのか、キヴォトスを去るのかどっちなんでしょうか。
ここら辺は設定からして謎が多いので一概にどっちか言えないのが現状ですが、出来れば先生離れや卒業があると結構私の癖に響きます。
ソシャゲなのでこういうマジのラストはやるのかどうか分かりませんが、明確なオチはやっぱり欲しいですね。

ついに弱気になってしまう先生。その先生の姿に周囲まで弱気が伝染していって、シャーレの空気が重くなるんですが…
そこにホシノが先生に対して、送る叱咤激励。

ここ、BGMが"OST 32. GGF"なの、最高すぎる。
友達を、先生…大人を頼ることに改めて気付かされたホシノが、今度は先生の目を覚まさせる。

私は対策委員会編も結構好きなので、最初のエピソードな分こういう時間の積み重ねによる関係性の変化が見て取れる描写の威力が上がるので、ホシノにこんな台詞言われると非常に来るものがある。


先生がついに、黒服に助言を貰いに来たこのシーン。
モモトークで連絡してたんでしょうか。先生は黒服の居場所をどうやって知ったんですかね。セイアの白昼夢だと明らかにキヴォトスに存在しなそうだったのに普通に会ってるの謎。年賀状来るくらいだし普通に存在してるのかも。

いやー、先生と黒服の関係、堪りませんね。なんと言うか腐れ縁…と言う程では無いんですが。
先生は明確に敵意むき出しにしてるんですが、黒服は隙あらばゲマトリアに加入しようとしてくる。

もしかしてゲマトリア解散したの、先生に代償無しで教えるというシチュエーションを想定していたという可能性が微粒子レベルで存在している…?うわーん、策士すぎます!(メイド淫夢ロボ)


___構わないよ。

ここの黒服の「何故?と。」が非常にクール。対策委員会編で何故?botになってた黒服がこの返答するのはイカしてる。
いや、ここ「何故?」とか言ってますが、貴方先生のことかなり深く理解してますよね?
内心わざと先生のかっこいい言葉聞きたくて言ったんじゃないですか?と邪推してしまう。絶対そう。

ここまで来ると何だかんだ協力してくれる憎めない黒いライバル枠的な存在に見えてくる。普段の偏愛っぷりからそうじゃないのは理解してるんですが…

にしても、先生の台詞がまたかっこいいのだ。
ウトナピシュティムの本船の起動時の負荷で最悪死に至る可能性がある。それでも、大人として、先生として生徒たちの未来を守るためにその選択をとる。悪く言えばこの異常とも言える程の生徒愛。


便利屋68なんですが…すっかりアビドスの一員になってませんか?
ここのアルちゃん最高にらしくて良いんですが、BGMがさぁ、「Signal of Abydos」なの、もう言い逃れできない。

アルちゃん、ここぞと言う時にしか頼りにならなくて最高。
普段はあんなにへなちょこアウトローなのに色彩ビナー戦でも非常にクールだった。デカい口叩いて後悔するんだけど、本当に局面の時は絶対に外さない。
今度は、打ちのめされそうになっているアビドスの精神的な支えになってる。便利屋、一生アビドスとラーメン食べててくれ〜。

アルちゃん性能的にも装甲関係なくフラットに見ても未だに市街地最強ですからね。いつもお世話になってます。

すみません。ティーパーティーの話題拾うのはここで最後です。だって毎回的確に私に致命傷負わせてくるので…
まあ、あらゆるブルアカのストーリーが集約するこのストーリーでは、取り扱われるのは当然っちゃ当然なんですが。

かつて破滅の未来へ自ら歩み、平等な地獄を願い暴走してしまったミカが。
かつて破滅の未来を予知して、その先にある希望を、自らを閉ざしていたセイアが。
「信じること」を含めてエデンらしい、ティーパーティーらしい台詞が出てきて、私は死にました。

そして、未来を閉ざすような洗脳教育から開放されたアリウスは、明日を見ていた。

サオリが合流し、久しぶりにスクワッド4人が揃い、地上の防衛部隊として抗っているアリウス…と言うだけで泣けるんですが。
私が1番心を打たれたのはアツコの「明日を待つようになった」と言う台詞。これ、ヤバいです。

ただただ今日を生きていくのに必死だったアリスクの心境の変化。アツコの飾らない台詞。この未曾有の危機に対しても、明日を諦めない姿勢。全てがぶっ刺さる。最強です。


先生はこういう言葉遊びは重要視してないらしいですが、私は大好きです。古則。
エデン条約編の楽園の存在証明の古則では、楽園の有無より気の持ち様、という答えを出したんですが。
この第二の古則も様々な解釈が出来ます 。元は「理解できないものを通じて、理解を得ることができるのか」。と言うものですが、リンちゃんの添えた解釈は、こう。

「理解できない他人ものを通じて、たがいの理解を得ることができるのか」。

これ、最終編だけでも
「先生」と「プレナパテス」。
「アロナ」と「プラナ」。
「シロコ」と「シロコ*テラー」。
「アリス」と「ケイ」。

分かりやすいので言えばここら辺でしょうか。このルビがあるから、一見するとこのチグハグな文章が最強の意味を持つことになる。

己"おのれ"で、己"たがい"。この矛盾した2つの要素を、最終編では多くのもので取り扱っています。例えば、上の例。
もちろん、ルビ無しでも意味は通ります。他人を知って自分を知る。と言うか、大部分はその意味合いで成り立つんですが。この相互理解は、別の自分に相対した時、真価を発揮します。最終編ではそれがある。

ここの会話を見て震えました。そして、一瞬で今までのブルアカのPVで見てきた光景がフラッシュバックしました。

これ、分かりますか?遙か天上の空に鎮座するアトラハシースの箱舟が多次元解釈のバリアで覆われているので、それを突破すべくウトナピシュティムの本船をあらゆる可能性の時空・時間軸に存在させる…というもの、なんですが。

4thPV
ティザーPV
アニメPV

何の意味があるか分からなかった、数多の映像やスチルに存在する、この昇っていく星のような

これ、要はティザーPVでシロコが踏切の前で止まっている時も、アニメPVでアビドス勢と合流する時も、同じ構図ですが4thPVでも(サンクトゥムタワーの光の有無で時間軸が違うことは分かる)、全部これウトナピシュティムの本船だったというワケ。

いつ空を見上げても在る、謎の"ナニか"をこんな美味しい回収の仕方してくれてガチで鳥肌が止まらん。
これ、今後も見え続けてくれたらブルアカの事好きになっちゃうのでやばいかも。これからは「ウトナピシュティムの本船じゃん…」ってなるのでね。ニクいぜ、ブルーアーカイブ…。

(因みに私はここでクロノ・トリガーの黒の夢を想起しました。多分違うんだろうけど…)


ウトナピシュティムの本船起動時の負荷に耐えきれず、先生は意識を失ってしまうんですが…
目を覚ますとそこは、見知らぬ電車の中、見知らぬ女性。
我々はこの女性を知っている!いや!この眼差しとこの体の傷を知っている!

そう…この光景、先生がキヴォトスに赴任する直前、淡い記憶として、夢として…懐かしい感じ、と見ていた…連邦生徒会長の姿。

大事なのは、経験ではなく、選択。プロローグではさっぱり分からなかった私たちでも、ここまで駆け抜けてきたプレイヤーは嫌でも分かるでしょう。多くの生徒たちを救ってきたその選択の数々を……。
マジで何回も4thPV見てるのに、責任を負う者について…から涙が止まらなかった。そこからのスチルの連続も知ってたのに泣いてしまった。

更に、プロローグには無かった、連邦生徒会長の言葉の続き。ボイス付きなので本当に虚を突かれました。


__アリス、理解しました。

その直後、船の衝撃により先生の意識が戻るのですが、アトラハシースの状態が更新され、ウトナピシュティムと状態不一致になってしまう危機に。

そこで、偽のアトラハシースの箱舟にAL-1Sの、真のアトラハシースの箱舟の力をぶつけるしか生き残る方法はない…という提案に、アリスは理解を示すんですが。

もちろん周囲はアリスを心配して止めようとするんだけど、先生はアリスが何をしたいのか、という点に重点を置いてるので、ここは話を聞こうと周囲を諭します。ここの台詞かなりすき。

アリスのゲームかぶれのセリフ属性、実を言うとあんまり好きでは無いんですけど、ここで結構見直しました。
私はドラゴンクエストシリーズの大ファンなので、結構勇者云々にはうるさいんですが、アリスは勇者になりたいです!からはあんまりその…感じられなかったんです。なので…大して好きじゃなかった。パヴァーヌのなりたい存在になっていい、という結論に対しても具体的に勇者とは何ぞや、というのもありませんでしたし。
でもこのアリスの覚悟、本気でした。世界を救う___それ以上に、ヒマリとリオの事も想ってる所がベネ。
アリスの思う勇者論もこの次に出てくるんですが、これも結構良かった。

ここのリオとアリスの会話はすっごく良かったです。
アリスの器がデカすぎます。
ユーモアを交えつつ、リオが自分にした事についてはそれ以上に皆の為にやっていた事だからと理解を示して、リオを肯定してくれた。正直、リオのスタンスを肯定してくれているのここのアリスくらいです。それくらいリオはミレニアム生から露骨に嫌われてて悲しくなる。


ここ、フジキドのナラク化とかジャンパーソンがMX-A1使った時を思い出して泣きそうになった。後者はちょっと違うか。

「理解できない他人ものを通じて、たがいの理解を得ることができるのか」。
名前を付けることで他者とし、己とし、存在を確立させた上で、それぞれをそれぞれと認識し、理解する。

どう生まれたかは関係無い。どうやって生きるかなんだ。
アリスは、なりたいアリスに。
では、ケイは?
ケイの生まれた理由は…「鍵」。名も無き神々の王女の補佐として生まれた、key。

でも、key…いや、ケイは。アリスを…ただ、大切に思っていた。ウトナピシュティムに乗る際も、ただただアリスを心から心配していた。
アリスがケイに歩み寄った事により、ケイはここでアリスに力を貸し、隠されていた本音を明かすことになります。


アリスの特徴的なゲーム風の言い回しがここまでカッコよく刺さるシーンってあんま無いので、めちゃくちゃ興奮しました。勇気(こころ)を基盤にして作られた、10万倍光よ!も激熱。
アリスの目の縁が若干赤みがかってるのが好きです。
BGMのNRG FielDも最強です。この曲バレイベで初登場なんですが最終編でのイメージが強い。A-HA占領戦でも使われたし、このシーンもBGMがバッチリ合っていたと思う。

この曲、NRG(エヌアールジー)でエナジーって読ませたいんでしょうか?なんの略かよく分からなかったんですが、単純にエナジーフィールドな気がします。Dの大文字は分かりません。KARUTさん、どういう意図で付けたか教えて欲しいです。気になる。


個人的にここのシーンは…ちょっと思ってたのと違いました。
うーん、せっかく第二の古則に則って理解を深めた直後なのに、ここであっさりケイが消えちゃうのってカタルシスも薄くなってしまうし、安易かなあと思ってしまった。
アリスとケイの関係は「これから」始まっていくと思ってたので…残念でした。アリスも泣くほどケイとまだ関係築いてない気がする。

アリスとケイの精神の中での触れ合いがかなり良かったもんで、ここでこの手札切っちゃったかぁ…って感じ。と言うか、なんかパヴァーヌはそういう所がある。やりたい事は分かるし、良いんだけど如何せん判断が早いし雑。着地点は見誤ってないのに空中でバランス崩壊して何とかそれっぽく着地してる感。

まあ、エピローグでケイを模して作られたちびロボが出てきたので復活はしそうなんですが、それをしてしまったら今度はこのケイが消えちゃう展開の意味が軽薄になってしまう気がして、結果的にやるならもうちょっと先の方が良かったんじゃないかな、と個人的に思いました。もう全部やっちゃったけど。


ホシノの語気が強くなるの、過去の片鱗が見えて好きなんですけど、分かります?
うへ〜、おじさんのこと本気で怒らせちゃったねぇ!

こっから占領戦始まるんですが途中のストーリー自体に特に語るべき点がないので割愛。
強いて言えばシロコは2人いたッ!というシーンくらいでしょうか。

アレ呼ばわりされてて悲しい

A-H.A占領戦、今となっては懐かしいですね。
当時のスクショが出てきたんで貼りましたが、ここで一生分のネブラディスクが掘れたので神イベでした。ケチ臭い私が結構本気で石割った数少ないイベントのひとつ。
F.SCT攻略戦もですが、最終編は報酬の美味しさが盛り上がりに繋がったと思うので上手いと思います。

レイドでヒエロやビナーを狩り尽くしたのもいい思い出だし、占領戦の報酬バグを機能としてアプデした上に今までの分を個別補填とかここら辺はポカポカ運営力がカンストしてた。…アロナ、最近月イチでデカいミスしてるから結構信用落としてるぞ。

もう言葉は要りません。アツコ…😭

(こんだけ擦ってますが実は弊シャはアツコ居ません。セレチケあったら絶対迎え入れる。)


これやーばいすね。デカい声出た。
プレナパテスが壊れたシッテムの箱を取り出すシーンが一瞬だけ描写され、その後に…反転したパスワードが。そう、プレナパテスは別時間軸の先生だった。
占領戦最速で終わらすの失敗したので危うくネタバレ踏みかけそうになった思い出があります。初見で見れてよかった。

こっから4章の1-6話なんすけど、あんま好きじゃないです。突貫工事だったんですかね。と思うくらいなんか雑でした。
C&Cが来るのも読めてたし…なんで間に合ったのかも、予知夢が見れなくなった代わりに勘が冴えた(?)セイアのおかげ、という。そこでセイア出してもなるほど〜!とはならない。
トキの「シャーレと戦いたかった」発言も正直分からん。
この子、自我無いのか有るのかはっきりし無さすぎ。リオとの関係が案外分かってないので強く言いきれない。
というか、16歳になってたかだか一個上の先輩に人生操られてるのか?っていう疑問もある。
学校が国家レベルのキヴォトスに置いてはこっちの世界と学校の捉え方が違うんだろうけど、それでも引っかかる。

ずーーっとリオに対して周りはこうなんでしょうか。見てて悲しくなりました。当のリオなんも言わねーし、出てこねーし。
自分以外の事も信用し他人を頼ることについてパヴァーヌ2章で何もしなかった先生が唯一提示したリオへの助言なのに、ずっと失踪状態なのは何なんでしょうか。このストーリー、意味あったか?
あと発射前、地上での会話でも一方的にヒマリが嫌味言っててドン引きしました。トキを思っての言動なのはあると思いますが、ここは正直見るのも辛かった。ハナコがヒマリを皮肉ってくれなきゃ作劇的にも本当に一方的な物言いになってたでしょう。この期に及んで個人的な感情で迫害してる場合でもないのに。
リオの在り方を肯定してくれる存在がアリス以外誰も居ないせいでヒマリの軽口と言うか嫌味が本当にシャレにならないんだよな。軽口叩き合う関係で何故片方を絶対的に正しく描写してしまうのか。リオを活躍させるためにヒマリがミスしたり諦めたりしてて結構そこも納得行ってないです。
まあアビエシュフに自爆機能は付いてたでしょう。それは何故か?リオを虐めるためです。この期に及んでトロッコ問題掘り起こすの流石にくどいし面白くないです。リオは少なからずトキについて感情はあったっぽいですがここもやはり描写不足で分からない。
結局リオのトロッコ問題の答えについては、最後になんかセイアが言ってたけど……うん。今後リオが出てくるストーリーに救いはあるのでしょうか。心配です。
リオの理解されなくとも自分のやり方を貫き通すみたいなキャラクター好きなのに、どうもこういうキャラはブルアカだと否定されちゃうみたいなので、万が一この状態で実装されたとて全然嬉しくないです。どうせシナリオやオタクくん達にリオが叩かれるの見え見えなので。

あとハッキング合戦はちょっと冗長な気がしました。美食研も期待したほどじゃ無かったです。
ここら辺は4thPVの期待度の方が勝ってた気がします。3章から4章まで占領戦も挟んで多少時間空いた(全体で見ればスパンは短い方だけど)ので、PVをしゃぶり尽くしてあのスチルから妄想してたので、冗長な割に結構あっさりで拍子抜けしました。
別にここに関しては明確に悪い描写があって気に入らなかったとかそういう訳じゃないんですが。

その反動かPHT決戦のストーリーや以後の7話「同じ状況、同じ選択」だったので、読んだ時は見限らなくて良かったなあと思いました。

そして、ついに待ち受ける、シロコ*テラーとの決戦。
幾度となく力を合わせ危機を乗り越えてきた先生のことをクロコも勿論知っている。
だからこそ、先生を殺せばいい。

それでも先生はクロコと対話するために大人のカードを出すのだが…

ここもシッテムの箱出した時と同じくらいビビりました。しかもデザインが識別出来そうにないほど焼け焦げた、大人のカード

大人のカードやシッテムの箱は元から結構メタいアイテムとして出てきましたが、PHT決戦でマジでシッテムの箱のUIがゲームアプリと一致してることが判明。レポートや石の表示とかまんまブルアカのそれです。
当時は「プレハゲ石割ってて草」とか思いましたがもう口が滑ってもそんなこと言えません。

ちなみに私の持っている大人のカードはJRAカードなのでプレ先のブラックカードには絶対に勝てない。


この選択肢エデンでもありましたよね。泣ける。
散々出てきたエデンの「信じること」の繰り返しで、説得力が強くなっているのが良い。
先生のことを分かりきっているはずなのに、まだ露悪的に接するクロコ。まあ露悪的というか、事実なんですが…まだそういう素振りを見せている。


対策委員会から避けるように行動していたクロコが、ついに感 情を抑えきれなくなって内に秘めた本音を漏らしてしまう…。

自己嫌悪に陥り、自分の存在を否定し、許しを乞うクロコ…本当に見てて辛い。あのビジュアルから想像できないほど顔を歪めて、崩れて、泣く姿に私まで泣きそうになりました。

寒くて、空腹で、寂しくて、何も分からない____そんな時に自分を包み込んでくれた、大切なホシノのマフラーすら貰うべきではなかったと後悔するほどなの…悲しすぎる。
あの時野垂れ死んでいたら…こんな、悲惨な事は起きなかった。自分が生きているせい。

ここの回想の対策委員会の皆が死んだ隠喩、非常にゾクッとした。ホシノのヘイローが砕け、セリカは行方不明から74日経過、アヤネは生命維持装置を自ら外し、ノノミのカードが砂漠に落ちていて、ウッ……ってなった。
あぁ、この裏で本当に死んでるんだ…と、普段余っ程の事が無い限り"死"の描写は縁の遠いこの世界だから、ゾクゾクします。しかも、色彩のせいとかではなく、如何に薄氷の上の元成り立っている平和だったのかがよくわかる。こっちの世界も先生が無事じゃなかったらこうなるかもしれない、という…。

そして、先生すらも延命処置が終えられた事を聞き、絶望の淵に倒れ伏し…ついにマフラーも手放してしまう。こういう大切なものにすら関心を示さないほど絶望している描写、他に何がとは言わないけど好きかもしれない。

無名の司祭によって死の神アヌビスとして仕立て上げられ破壊の限りを尽くすシロコに、先生は伝えるべきことを伝えに、死の淵から蘇る。
しかしその奇跡も虚しく、アヌビスと化したシロコによってシッテムの箱は破壊され、殺される____と思ったが。

…ここ、プロローグで一番最初に出た画像の差分なの度肝を抜かされました。
2年以上前からこのシーンの構想があったというか、この画像が存在したって事ですよね?
プロローグの画像1枚で様々な想像をしてきたので、実はシロコが直接手を下した訳じゃなかったという事実が明かされたの衝撃的すぎた。

そして、シロコに代わり、色彩の嚮導者として復活した、偽りの先生プレナパテスとして、こちらの世界にやって来た。
最後の生徒の、願いを、役割を叶えるために_____

プレナパテス、最後にアトラハシースの箱舟の全エネルギーを集めて攻撃しようとするんですが……ここ、一回も通常攻撃して来ないんですよね。

色彩の嚮導者として、無名の司祭に「自らの意思を持てると思うな」などと言われてるから、平行世界であるこっちを滅ぼそうとしてる存在なのには変わりないんですが。
でも、せめてもの抵抗なのか…最後の1発に全てを賭けて、ずっと攻撃してこない。プレナパテスはただじっとたえている……。
そして、あっちの世界の最後の生徒である、シロコを庇い立つ…………。
この時のプレナパテス、何を思ってたんでしょうか…。元自分の生徒たちに攻撃されているんですよ、これ…。正直見てて辛かった。

脱出シークエンスなんですが 、やっぱりここも拘りたい。私は美食研→ゲーム部→対策委員会(セリカノノミホシノシロコ)でやったと思う。多分みんなそうだと思うんですけど。

ここ、ゲーム体験としての面白さが如実に現れているので、例え映像化されようと多分ゲーム超えは無理。自分の選択が、生徒を救っているという実感がある。


_____「大人」の責任を果たす。
_____「先生」の義務を全うする。

そして、残されるは先生と、プレナパテスと、クロコ。
最期の力を振り絞り、クロコへ伝えたかったこと…それは。

4thPVの「あなたのせいじゃないよ、■■■」がミスリードなの震える。私はてっきり、■■■には生徒会長の名前が入ると思っていたので、ここがシロコだったのが本当にヤバい。

ここのBGM、本当に本当に、心の底から好きなんですよね。
暖かくて、優しくて、儚くて、夢のような…。悲しくて、でも、浄化されるような、不思議な曲。
曲名、なんだと思いますか?

「Responsibility」…その意味は、責任。

本当に曲名知った時狂いそうになった。
「大人」の責任、「先生」の義務。プレナパテスの最期に伝えたかったこと。このシーンの全てを表現してくれているBGMだと思います。

余談ですが、私のブルーアーカイブBGM最強ランキングでも上位にくい込みます。
1. GGF
2. Midnight Trip
3. Re Aoharu
4. Constant Moderato Piano Arrange
5. Glitch Street

だったんですが、「Responsibility」は余裕でこの次に入るかもしれない。様々なゲームBGMを聞いてきた私ですが、ここまで心を動かされる曲はそうそうないです。

ここから最終編でいちばんボロボロ泣いたところです。
このプレナパテスの言葉、本当に私にぶっ刺さって、ずっと嗚咽してた。クロコに語りかける言葉の一つ一つが、優しさに、愛に溢れている。

先生の「責任」への価値観や思想はだいぶ特殊で、それが語れるのがカルバノグ2章なんですが、やはりこの時点でもかなり強い思想の元動いてるのが分かる。

ブルアカは先生に自分を投影して欲しい、という構造で作られているため明確にその姿が描写されることはないんですが、あまりにも先生というキャラクターが特殊すぎて、正直1キャラクターとしてしか見れません。

以前の記事で、ブルーアーカイブは安易に神話や聖書の擬人化ゲームとして出さなかったから偉い、という話をしましたが、こういう事です。

無名の司祭にとっては、忘れられた神々を滅ぼす死の神、アヌビス。
でも…違う。先生にとっては、アビドス高等学校2年、対策委員会の砂狼シロコという、生徒。子供。
そりゃ司祭も怒ります。自分らが神と崇める存在をあくまで1生徒として貶めて見られているわけですから。


本当に、このゲームをやっていて良かったと思いました。

別の時間軸から来た自分から、最期の最後に託された願い。
そして…それに対する選択。

「応える」の選択肢が出た瞬間、涙腺が破壊されて涙が止まらなかった。

「理解できない他人ものを通じて、たがいの理解を得ることができるのか」。

これもまた、先生とプレナパテスに当てはめることが出来ます。でも…自分を理解しすぎている。同じ状況、同じ選択。別次元の自分を心の底から信じている。生徒のために命を賭けることを、何より自分が…知っている。

脱出シークエンスの回数がカウントされている時点で、何となく察していましたが、いざこうやってクロコに対して使えるシーンが来るとデカい声が出ます。

プレナパテス先生の願いを組み、最後に残ったクロコを地上に送り届けるべく自分のシークエンスを使う選択を、自分の手でするんです。

前述の通りですがゲーム体験としての面白さが大きいので、やはり実際にプレイしてやる意味がデカい。デカすぎます。


3rdPVで登場した折り鶴と、いつもありがとう、と書かれたメモ。これ、何気ない日常の画像だと思ってたので、めちゃくちゃ不意打ちでした。

プレナパテスになる前のあっちの先生が、シッテムの箱とともに手に取った、大事なもの…………。それが、その折り鶴だったなんて…………。本当に、こういう描写に抜かりがない。ひきょうです。泣かせ殺す気ですか?
先生にとって生徒から送られたこういう何気ない日常…奇跡の証が、何より大切なものなの、最高すぎる。


なんとか爆発から先生を守ることが出来たけど、高度75000mから落下する先生を救う術は無かった。
そんな先生を救うために必死なアロナに、あっちのシッテムの箱に残されたA.R.O.N.Aを助けるように言われ、合流した2人。

敵であったはずの自分を助け、同じ状況で同じ選択を取った先生のように、アロナの意図を理解し、すぐに先生を助けるために手を取り合いますが…これも2つ目の古則ですよね。
理解出来ないものを通じて得た相互理解。2人のアロナが起こした奇跡。ここもなんですが、何気にブルアカのテーマである「信じること」も入ってますよね。

エンディングとスタッフロールと共に、キヴォトスに帰還する先生。
ここの光が水色とピンク色で混じり合うシーンが大好きなんですが、それを見上げる生徒たちに混じって、最後にその光を見つめるのは…クロコこと、シロコ*テラー。4thPVではなんのシーンなのか検討も付きませんでしたが、こんな使われ方するなんて思いもしませんでした。先生たちが救った生徒の1人として夜明けの空を見上げるシロコ……。

エンディングテーマの「優しさの記憶」、素晴らしい曲です。
最終編自体気軽に見返すものでは無いですが、この曲も気軽に聞き返せてません。聞く度に泣いちゃうから。実際見返してる時も、この記事を書きながら聞いている今もボロボロ泣いています。
「暗闇の中で芽生えた光は
やがていくつもの希望の灯となり
強く輝いて感情の海へと
溢れて照らし出すよ」

の部分で嗚咽する。本当にいい歌詞。

おすすめのツイートです。ん、読むべき。

あと、7話終了時にストーリー選択画面のBGM変わって、「Aoharu」の更なるアレンジになるの、良すぎませんか?曲名は「Re Re Aoharu」でしょうか。(適当)
(追記)普通にAoharu Band Arrangeでした。特に捻りは無かった。
ただでさえエンディングで泣かされたのに、こういう演出を惜しみなく用意してくる手の込みよう…。

私は見返して記事書いてるので、できるだけ当時の感想を思い出してるんですが、こういう変化は初見でしか体感できないので、大切にしましょう。

どうしてもギャグ的な文脈を含んでしまうので、笑い泣きさせられるんですが、ここの会話本当に良い。
BGMが「Unwelcome School」のアレンジ「Welcome School」なのがズルい。
Unwelcome SchoolのBGMのアレンジと銀行強盗の覆面で泣きます、って言っても対策委員会編読んだ時の自分は絶対信じてくれなそう。

シロコが、マフラーの次に大事にしていたもの。対策委員会の皆と繋がっている証…思い出が詰まった、たいせつな覆面
それを、クロコに上げることの意味が、どれだけのものなのか。
もう、クロコにとってはマフラーと同じく、もう失くしてしまった過去のものだったのに。それを、別時間軸の自分から渡される。
これも2つ目の古則です。相互理解。こっちのシロコと、対策委員会との新たな繋がり。もうほんとに、気が狂うほど好きです。


「アリス」「ケイ」のように、互いに名前がある事への意味がかなり大きいと思ってます。
だからこそ、このA.R.O.N.Aに「プラナ」と名前が付くことは、2つ目の古則的にも当てはめやすくなる。
(というか、A.R.O.N.AというOSがアロナって名前なの、犬にイヌって付けてるようなものでは…)

私たちの帰る場所であり、私たちの物語が始まる場所______
Blue Archiveブルーアーカイブあまねく奇跡の始発点へ

これ、エデン条約編第3章「私たちの物語」ですよね。青春の物語ブルーアーカイブ
色彩の到来によって破棄されたと思っていたジャンルは、いくらでも再生し、どこからでもやり直せる。その場所が、ブルーアーカイブである限り。Re Aoharuってことです。

私は創作におけるメタはそこまで好みでは無いのですがあまりにも作品にピッタリすぎてブルアカのメタは死ぬほど好きです。

ブルーアーカイブ、というタイトルについてなのですが…。
このゲームもいつかはサービス終了してしまう、というのは逃れられぬ事実です。ソシャゲなので。
ですがその時に際するまで、「それでも」と、記憶に残そうとする事を辞めるべきでは無い、という姿勢がこのゲームの思想部分と合致して、ブルーアーカイブというタイトルをより意味のあるものに昇華させているように思えます。

連邦生徒会長曰く、「大切なものは、決して消えることは無い」。生徒たちと過ごした輝かしい日々を、ブルーアーカイブを…。
ブルアカを忘れないでね、っていう作者の思想ですよね。泣いてしまう。

私たちの全ての奇跡が在る場所、あまねく奇跡の始発点
これが最終編の、真のタイトル。
でも決して最終編という言葉が間違っている訳ではなくて、プレナパテスにとっては最後のお話だったから、という…。
ねじれて歪んだ先の終着点が、あまねく奇跡の始発点に変わるお話。

今思うと、あまねく奇跡の始発点の背景も、水色とピンクが混ざりあったような色してますよね?あまりにもアロナ達すぎる…。


エピローグ(2)の報酬が最上級レアリティの謎報酬だったんですが、これ以上無い報酬です。天才です。

今やタイトル画面やopも4.5PVに変わってしまったのですが、Re Aoharuと4thPVのそれに変わっているのもトゥルーエンドを攻略したゲーム感があって堪らないです。

プレナパテスから受け継いだ、大人のカードなんですが…
当初は「ありがとうプレナパテス…お前の意思は確かに受け継いだ」って感じで絶対カード使わないぞ、と意気込んで居ましたが、ダメでした。受け継いだのは意思ではなくでした。
ちなみに正月ムツキのために割りました。仕方ないです。あの時期の限定ラッシュのせいなので私は悪くないです。悪いのはネクソンとヨースターです。




冗談はさておき、ネクソンとヨースター、最高のゲームをありがとうございました。本当にこれしか言う言葉が見つからない。
PHT決戦終了後、4章を読むために最後の追試をおざなりにして、Re Aoharu(留年)したのは今思い返すと懐かしいです。私の青春は今のところエロASMRと競馬で終わりそうでつが。助けてください。

途中で結構愚痴っぽくなっちゃったのは許してください。陰湿なオタクなので褒めるときよりも叩く方に熱が入りやすいのです。それでもかなり頑張って評価してるので許して亭許して
あんま推敲しないでべらべら書いたのでちょくちょく手直しすると思います。

ここまで読んでくださってありがとうございます。私の感想を楽しみに読んでくれる稀有な方もありがとうございます。
今後もメインストーリー、できればイベントストーリーの感想もその都度書いていきたいと思うのでよろしくお願いします。


今日はこの辺で終わります。おやすみ。

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