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【FaB/大会レポ】National Championship Japan2023

皆さま初めまして、GaHaHaCiKです。
9/2〜3に開催されたNational Championship JapanにてDromaiを使用しベスト8まで残ることができました!
実力以上の結果が出せた嬉しさとベスト4(世界選手権の切符)を逃した悔しさが交錯し、複雑な感情になりましたw


〜使用デッキ〜

日本選手権に持ち込んだのはアグロDromai
LexiやIyslanderに不利をつかず環境的に立ち位置が良かったためDromaiを持ち込むことにしました。そもそもDromaiしかデッキを持ってないから選択肢がなかった。
リストは私が尊敬するプレイヤーMara FarisがUS Nationalに持ち込んだアグロDromaiを自分用に調整したもの。
アグロDromaiはデッキのほとんどが赤色で構成されているため、引きムラが非常に少なく毎ターンバリューの高いカードをプレイし続けられるのがいいですね!
目を引くカードといえばLexi対策で3枚採用されているThawでしょうか。
今まではLexi対策にBreaking Pointが採用されていましたが、LexiがHornet's StingやDown and Dirtyを採用し、Ruptureの達成機会が少なくなったため不採用となっているそうです。
代わりに採用されたThawは、ターン開始時に墓地にあればバニッシュすることでFrostbiteを破壊できます。
従来のアグロdromaiだとArctic Incarcerationで送りつけられた3つのFrostbiteを処理することが難しく実質ターンスキップとなっていましたが、このカードの採用によりFrostbiteでテンポロスすることなく攻め続けられるようになりました。

ラウンド1~3 フォーマット:CC

R1:Dash○
R1の対戦相手は木FaB(Shuffleで毎週木曜日に開催されるBlitzイベント)でよく対戦させていただく顔馴染みのプレイヤー。
1戦目から潰し合うことになるのは残念でしたが、緊張し過ぎずほどよい緊張感でプレイできたのは良かったです。
勝因:Blitzと違いCCはライフが多いから

R2:Lexi○
R2の対面はLexi。参加者79人中20人が持ち込んだ今大会トップメタ。現環境を定義づけるヒーローであり、Lexiに勝てなければ日本選手権は始まりません。もちろん日本選手権に向けて仮想敵として一番練習しました。
このゲームではThis Round's on Meが仕事をしました。打点を減らし+1バフによるBolt'n' ShotのGo againを邪魔しつつ、キーカードとなるRake the Embersを待ちます。
勝因:2枚目のRake the Embersがやってきた

R3:Iyslander○
2-0と好調なスタート。しかし喜びも束の間、R3のマッチングを確認するとMcLean, Xavierの文字が。そう、R3の対戦相手は皆さんご存知、強豪プレイヤーのザビさんでした。
おまけにこの試合、人生初のフィーチャーマッチ。めちゃ緊張しました。

人生初の配信卓。数々のプレミ、よろしければお楽しみください。

ザビさんの使用ヒーローはもちろんIyslander。
このマッチアップでキーとなるドラゴンはThemaiとOuviaです。
Themaiは自ターン中、相手のカードプレイや効果の起動を封じ込めるため、相手ターン中に動くIyslanderにとって強力なメタカードとなります。
Ouviaは登場時と自ターン開始時にAshwingを産み出すお母さんドラゴン。
本家リストと違う点はこのOuviaの採用でしょうか。アグロDromaiはashの供給手段が限られているため、毎ターンashを消費するOuviaの効果を活かしきれません。が、対Iyslanderではピッチを要求される機会が多く、ashが飽和しがちなため効果を最大限発揮できます。

ゲーム序盤からChannel Lake Frigidを張られ、こちらの動きは停滞。返す刀でAether Iceveinを撃ち込まれザビさんが試合を掌握します。
こちらはThemaiが引けず苦しい展開…ですが、なんとかOuviaを引き込みます。CLFがありますが青をピッチし即座に戦場へ。結局、このOuviaが最後まで生き残り8体ものAshwingを産み出します。Ouviaがいなければ持て余していたであろう8枚のashを戦力に変換してくれたと考えると大きな仕事をしてくれました。ashだって立派なリソース。強敵相手にリソースは1枚たりとも無駄にできません。
IyslanderのAAは徹底してブロック。リーサルに入らないよう時間を稼ぎ、Burn Them AllとAshwingでじわじわとライフを削ります。
ザビさんのライフは残1。攻撃中のAzvolaiに対して、Storm Stridersを起動しAzvolaiを処理されますが、Storm Stridersがなくなったことでリーサルのプレッシャーもなくなり、そのまま押し切ることができました。
勝因:Ouvia、Sand Cover大活躍

ラウンド4~6 フォーマット:ドラフト

R4~6はモナークドラフトによるリミテッド。モナークドラフトは4回しか練習しておらず自信はありませんでした。Chaneは触ったことがなく、Leviaは練習で3戦中2戦BladDeptで自爆。私が使用できるヒーローはPrismかBoltynの2択でした。
運命の1パック目。祈りながら開封すると赤のSpears of Surrealityが。Popさえされなければ強いカード。この時点でPrismと心中することに決めました。
まぁPopさえされなければなんて甘い考えは後でしっかりと咎められるのですが…
そんなこんなで完成したのがコチラ。ちゃんと弱そうですね。
ドラフトの思い出といえばPrismが人気過ぎてPrism難民が発生していておもろかったですね。かく言う私も難民の一人でした。

R4:Levia○
さっそく不利マッチ。お相手はRoad to National(ドラフト)の準決勝で対戦した方。どうやらこの方とはドラフトで対戦する運命らしい。
厳しいゲームでしたがDream Weaversと2枚のBlinding Beamを使いPopを回避しながら打点を通していき、最後はBladDeptの自傷ダメージでなんとか勝利。日本選手権を振り返るとこの試合を拾えたのはとても大きかったです。
勝因:BladDept

R5:Levia×
またまた不利マッチ。しかも、お相手はおかゆ海賊団船長のおかゆさま。このゲームもフィーチャーマッチでしたが、R3で経験していたので緊張しすぎず楽しめました。
ゲーム開始前にデッキ枚数の確認。おかゆさまは35~36枚に対し、こちらは32枚。ファティーグプランは断念し、R4と同じようなプランを考えていると初手にGlisten(黄)が。
National前の木FaBで釘宮クドさんからモナークドラフトについて教えてもらっていて、その時GlistenでSpectral Shieldにカウンターを乗せて殴るプランがあることを知りました。しかし、やるのか本番で?通常プランかGlistenプランか長考していると頭の中のクドさんがやれよと語りかけてきます。…おもろそうだしやってみっか!
ノリで始めたGlistenプランですが、おかゆさまがしっかりプレッシャーをかけてきて、ブロックに手札が割かれ中々殴れませんでした。
敗因:Glistenプランに固執しすぎた
もう少し早くSpectral Shieldを諦めてよかったかも。
でも、おもろかったし後悔はしてません!

R6:Chane×
1-1で迎えたR6。この先のことを考えると2-1でドラフトラウンドを終えたいため、ここは勝っておきたいところ。
試合中盤、こちらのアーセナルにはSpears(赤)、手札にはSpears(黄)とEnigma Chimera(黄)。お相手の攻撃をフルテイクし、4+5+7で16点!と妄想していましたが、さすがにブロックしないと死んでしまうのでSpears(黄)を諦めます。それでもまだ12点は出ます。テンポを取るには十分。
意気揚々とSpears(赤)を撃ち込みますが…
敗因:Popper
これで戦績は4-2。TOP8に残るには7-2が確定ライン。
残りCC3戦、もう1戦たりとも敗北は許されません。

ラウンド7~9+SE1回戦 フォーマット:CC

R7:Lexi○
再びLexiと相まみえることに。
序盤、Arctic Incarcerationで3個のFrostbiteを送り付けられますが、This Round's on Meをピッチし強引に動きます。
中盤、Ashwingの攻撃に対して、お相手はHornet's Stingでブロック。トップデッキはCodex of Frailty…ドラゴンの攻撃が止まりません。
終盤、2枚目のArctic IncarcerationでまたFrostbiteを送り付けられますが、ここでMara FarisがLexiメタとして用意したThawが輝きます。墓地から2枚のThawをバニッシュし、Frostbiteを溶かします。Frostbite3個はターンスキップになりかねませんが1個ならこちらも動くことができます。
勝因:3度あったテンポロスの機会を回避できたこと

あとで知ったのですが、R7で対戦させていただいた方はゲームボーイさん!ヒーローなどトークンを自作されており、Twitterで自作のDashを初めて見たときは美しすぎて釘付けになりました。まじリスペクトです。密かに憧れていた方と対戦できてめちゃ嬉しかった!
というか対戦中に送り付けてきたFrostbiteも綺麗なトークンだったので、そこで気付くべきでした。

R8:Katsu○
Lexi戦を終え一息ついているとなにやら注目を集めている卓が一つ。Katsu対Briarのマッチアップ。人が多かったのでちゃんと見れませんでしたが、Briarがファティーグ型だったのでロングゲームになっているのかなんて思っていると決着がついたようで観戦していたじろさんが私に教えてくれました。
「あのKatsuのプレイヤー、マジですごかったですよ!山札0の状況からいっきに山札回復して!結果は引き分けでしたけど、時間あればたぶん押し切ってました!」
なるほど、やはりNational。凄腕のプレイヤーがいるんだなぁとか思いながら発表されたR8の卓で対戦準備していたら、そのKatsuのプレイヤーが対面にきて苦笑い。もう負けれないのにここにきて不利マッチ。しかも、じろさんのお墨付き。

Katsuに対して、出したいドラゴンはYendurai。
登場時、3点preventするカウンターを自身に乗っけます。
Kodachiで突っつかれると剥がれますがpreventなので、Mask of Momentumでドローするためのカウントには含まれません。
そして、意識することはドラゴンを出すのであれば2体以上出すこと。当然、処理されながらMaskでドローもされますが、結局ヒーローへの打点は減るので良しとします。

ゲームが始まり、すぐに違和感を感じます。Katsuにしてはディフェンスリアクションが多い…
この時点では対面がFatigue Katsuであることなど知るはずもなく、なんとなくゲームレンジが後ろよりのKatsuなんだなと思っていました。
そして、中盤の分岐点がやってきます。
Surging Strike→Descendent Gustwave→Bonds of Ancestry→Whelming Gustwave→Bonds of Ancestry→Dishonor
のComboが飛んできたターン。これブロックの仕方を間違えていたらDishonorがhitして普通に死んでました。危ない危ない。
ゲームレンジが後ろよりのせいか単純に引きが悪かったのかドラゴンの処理が追い付いていない様子。そのまま押し切ることができました。
処理:1体目のYenduraiが処理されぬ間に2体目のYenduraiがやってきた

また対戦後に知ったのですが、Katsuのプレイヤーは愛知の狂犬さんでした。私はNationalの権利をRoad to Nationalのドラフトで頂いたのですが、その大会に挑む際、参考にしたのがおかゆさまと愛知の狂犬さんのドラフト記事でした。なので、勝手にご縁を感じており今回対戦できて嬉しかったです。

R9:Katsu○
いよいよ最後の一戦。勝てばTOP8ですが、対面はKatsu。
ここにきてKatsu2連チャン…
そして、このゲームがこの日一番の死闘となりました。

R8のKatsuとは違い一般的?攻撃的?なKatsu。これが普通にキツイ。
そして、また中盤の分岐点がやってきます。
Surging Strike→Descendent Gustwave→Bonds of Ancestry→Dishonor
のCombo。
今回はアーセナルにカードがあり、リソースも残っています。であれば、アタックリアクションは警戒しなければなりません。ここで長考。結局、Razor Reflexまでケアしてブロック。
次のターン、ちゃんとアーセナルからRazor Reflexが飛んできたのでオーバーブロックしてなければ死んでました。危ない危ない。
ゲームは終盤までもつれ互いにライフは残1。こちらのドラゴンは処理され、お相手は手札1枚からKodachiを2回振れるため不利な状況ですが、ここで起死回生の一撃。Enlightened Strikeを7点で打ち込み、手札を3枚使わせます。返しのターン、手札1枚からKodachiを2回振られますがこれだけなら防ぎきれます。そして、勝負を決めるRake the Embers。このカードを引けたときはマジで手が震えました。
勝因:Dishonorを回避できたこと

またまた対戦後に知りましたが、この時のお相手はおかめさん。Twitterを教えてもらった時、「あ、見たことある!」ってなりました。アイコンが秀逸なんですよね。どこで売ってるんだ、あのお菓子。

SE1回戦:Dorinthea×
敗因:練習不足
勝てばTOP4。世界大会の権利がかかったゲームですが、対面はDorinthea。めちゃめちゃ難しいマッチアップでもろに私の練習不足でした。
まだ対Dorintheaは練習中ですが、ドラゴンを出すターンは複数並べ、処理させてる間にライフを詰める。1体しか出せない手札はアタックアクションで攻める。守れるターンは全力で守る(この守れるターンがいまいちわかってません)。こういったことを当日は理解しておらず、一方的にやられてしまいました。精進していつかリベンジしたい…

終わりに

日本選手権を通して実感したこと。このFaBというゲーム、やはり経験や練習の成果が色濃く出ますね。正直、私はマッチ運が良かったです。というのも、私が日本選手権に向けて練習したヒーローは割いた時間順にLexi→Iyslander→Bravo→Katsuといった感じ。ちゃんと練習していたヒーローとマッチすることができましたし、練習不足だったDorintheaにはしっかり負けました。練習できていなかったUzuriやファティーグ型のBriarと当たっていたら負けていたでしょう。
…このゲーム深い!深すぎる!底なし沼だ!!だからこそ、おもろい!!

最後になりますが世界の切符を掴んだ4人の皆さん、本当におめでとうございます!日本から全力応援。配信卓に映らないかな~と期待してます。
そして、大会にご尽力してくださった関係者の皆様、誠にありがとうございました。FaBはまだまだ狭いコミュニティかと思いますが、だからこそ一体感というか団結の力というのを感じ、楽しむことができました!

次の大会、頑張るぞー!


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