音声入力とChatGPTを活用して10倍速で文章を書く!全て無料で出来ちゃう文章作成メソッド
皆さんこんにちは、noteを初めていつの間にやら4年目なしょこらです。
最近流行のAIは活用されていますでしょうか。私も重い腰を上げてAIを活用し始めてからそれなりに日が経ってきまして、使い方にも慣れてきました。
最近のAIの盛り上がりは、25年前のGoogleのサービス開始時を思い出させます(年齢推測は厳禁!)。多くの人がこのツールによって世界が変わると感じており、ツール自体にもその期待を受け入れる度量がある状態だと思います。
これはもっと一般化すると思い、今後のことも考えると、AIの使い方に早く慣れておくことが大切ではないかと、なるべく意識的に日常生活にAIを取り入れるようにしています。
AIには仕事や創作で様々な活用方法があり、今後少しずつまとめていきたいと考えています。とは言えここはnote。やはり最初はAIを使ったnote術について書きたいと思ったのが今回。
具体的には、音声入力とAIを使って、これまでの10倍速で記事を書く方法です。マジで速いのでぜひ試してみてね!
音声入力による下書きの下書き
以前、音声入力によるnoteの書き方について記事を書きました。多くの方に読んで頂けたnoteてす。
音声入力のアドバンテージは、とにかく思考を文字に落とすのが速い点です。キーボードで打つよりも2-3倍は速いと思います。
しかし、音声入力による下書きには2つ欠点があります。
ひとつはあまりに思考が文章になるのが速すぎて、構成がしっかりしていないと、しっちゃかめっちゃかな文章になってしまう点です。
これは、書き始める前に何をどのように書こうかと考えていれば回避できますので、ぜひアウトラインを考えてから音声入力を始めて下さい。
もうひとつは、音声入力の性質上、言い直しによる語句の重複、句読点や空白の修正などが必要となり、校正に時間が掛かる点です。
この校正を楽にしてくれるのが、今回のnoteの主題であるAIの素晴らしい点です。組み合わせることによって圧倒的な価値を出してくれます。アボガド醤油でマグロ味になるような妙味を感じます。
AIが上手くフォローしてくれますので、まずは音声入力による「下書きの下書き」に慣れることがお勧めです。
ちなみに、もう一歩踏み込んだことを言うと、Googleドキュメントを使った音声入力には若干使いにくい点があり、最もたる点としてしばらく話さないと音声入力が途切れてしまうことが挙げられます。いちいち再アクティベートするのは結構メンドウです。
一方で、Google Pixelを使うとこれが一気に改善されます。
Google Pixelは音声の文字起こしが出来まして、純正レコーディングアプリで録音からの文字起こし、さらにはワンタッチでGoogleドキュメントに直接文字起こしした文章を保存することができます。
特にスマホにこだわりがない方は、次回の更新の際にでもGoogle Pixelに変えてみてください。Pixel 7aなど、aがつく機種はリーズナブルでお勧めです。
AIによる下書きの下書きの校正
さてこのnote本番です。使うものはMicrosoftが無料で提供しているCopilot(コパイロット)というWebサイトです。Webで"Copilot"と検索するだけで使えます。
このCopilotは、良く聞くChatGPTの最新版(Ver. 4.0、2024年3月時点)と同じシステムを使っており、使い方に制限はあるものの全く同等のパワーを持っています。
使い方は簡単です。以下のプロンプト(指示文)を書いた後に、先ほど音声入力で入力した内容を貼り付けるだけです。
「文章の意味を出来るだけ変えないようにする」ことがポイントです。これが無いと、Copilotが文章をゴリゴリ書き換えてしまいます。
これだけで「下書きの下書き」から「下書き」へのブラッシュアップは完了でして、後はCopilotが出してくれた文章をnoteに貼り付けて、文章を読みながら最後の味付けをするステップに進みます。
ちなみに、ChatGPTの有料ユーザーの方は、「文章校正くん」というGPTsを使うと、Copilotより若干ですが、さらに元の文意を保ったまま校正だけをしてくれますのでオススメです。
なぜわざわざ音声入力をするのか
上記の2ステップを経て出来た文章を、より文意が伝わりやすいように、そして自分らしい文章にするのが最後の「推敲」のステップです。
この「推敲」こそが文章にとって一番価値を生むステップでして、なるべくここに時間を割きたいので、入力や文書化を効率化したいのです。
「いやいやこんなメンドウなことをせずに、そもそもCopilotやChatGPTに直接文章を書いてもらえばいいじゃん」と思う方もいるかと思うので少しその辺りをお話させて下さい。
AIに直接文章を書かせない理由はとても単純でして、ひとえにAIが書く文書は心に残りにくいのです。あまりにも整然とした文章すぎるためです。
人の心に残る文章はもっと荒削りでゴツゴツしており、読んでいる最中に感情の起伏があるようなものでなければなりません。
その特大の例として体験談があります。体験談はいわゆる与太話なのですが、時と場合によってはとても人の心に刺さります。一方で、ChatGPTはその性質上、Webに載っている情報しかまとめられないため、決して体験談を書くことができません。
私がコンサルをやっていた時に「お前の資料にはしんみり感が足りない」とか「お前の資料は目が滑る」などと散々言われました。
これは資料が上辺の理論を撫でているだけで、現場の方々の苦労やプロジェクトの苦心が全く表現出来ていないという意味で使われていた表現です。
AIの文章は正にこれでして、つまり表面的な情報をキレイにまとめたものでしかなく、何も人の心に残らないのです。
ですので、記事を書くときにはぜひ体験談を書いて欲しいのです。それは文章を誰にもマネ出来ない、自分だけのものにしてくれます。
結局、人間の限界を押し上げるのは、人間が実体験した失敗だけ、ということですね。
確かにAIは便利ですが、それは集合知を上手くピックアップしたアウトプットに過ぎません。私たちが本来共有するべきことは、既にある集合知の見える化ではなく、オンリーワンな実体験から得た気付きや感情のハズです。
とはいえ、書くこと自体の効率化にはAIは大いに役立ちますので、これを使わない手もありません。
ぜひ、音声入力とAIを使った校正を試して頂き、最近の技術の進化に驚いて頂きたいなと思います。
皆さまの良き発信の一助になりましたら幸いです。
ではでは。
最後まで読んで頂きまして、ありがとうございます!頂いたサポートは、noteを書きながら飲む缶コーヒーになっています。甘くて素敵な時間を頂きまして、とっても幸せです。