4.当たり前を疑ってみたら

わたしは小さい頃から
「なんで?」星人であった。

例えば
「良い子がなったらおうちに帰るって
 誰が決めたの?良い子じゃなければ
 帰らなくていいの?」
「学校に毎日行くって誰が決めたの?」
「おうちのルールっていつ決まったの?
 守るのはみんななのにどうして知らない間に
 決まってるの?」
という調子……。
一般的には「屁理屈」と言われるかも
しれないが本気で不思議に思っていた。

ルールや約束に対して疑問を抱くことは
社会に入ってもなお変わらずであった。

様々なことがあるのだが今日はひとつだけ。
わたしの会社には
「朝早く出勤する人が信頼を得る」という
文化がある。
おかげさまで1年目は出社時間の
1時間半から2時間前に出社していた。
(22歳のわたし結構頑張ってたな笑)

ところがある日この文化にさえ疑問を抱いた。
「朝一番に来ている先輩って大事な仕事
 任されてるところ見たことない…!」
ということに気がついた。

つまり
「朝早く来る=出世する、信頼を得る」の
方程式が一気に崩れたのだ。

ただ信頼を得ている人が朝早く来ている
ということもあったので全くの的外れでは
なさそうだ。

では「朝早く来る」の本質はどこにあるのか。

わたしは自分を実験対象として実験をした。
・朝は出社時間2時間前でなく30分前出社。
・締切や時間は必ず守る
・約束は必ず守る
・連絡はできるだけすぐに返す
・他の人がやっていないことをやる
(私の場合は過去にないものの企画立案)
・誘われた飲み会は断らない。
・自分が必要だと思う業務時間外出社は
 自分の意思で行う

これを半年重ねていったときに
ある結果にたどり着いた。

先輩からの信頼を得ることができた。
それどころか一番尊敬している先輩は
「この子は朝早く来なくてもいいんだよ。
なぜなら必要なときにはしっかり判断して自分の意思で出社しているし、休みを取っても周りに迷惑かける働き方をしていないからね。」と
ついに朝早い文化でなくても認めてもらう
ことができた。

なあんだ。
本質は「朝早い」ではなかった。

要は朝早く来ることで
◎業務時間外に
先輩たちとコミュニケーションをとって
可愛がられること。
◎仕事に追われず締め切りを守ること
◎todoだけをやるのでなく何かを生み出す
余白のある働き方をすること

というのが網羅されていれば
朝早くなくても信頼を得ることができた。

そこからというもの
「当たり前を疑うこと」によって
得られるもの考えられる時間が増えた。

現状に不満があるのなら
ぐちぐちと言っていないで
その当たり前とやらを疑い、本質を見抜く。

トライアンドエラーでいいから
「おもう」だけでなく「うごく」

そうしたら
少しだけ自分が生きやすくなったよ。

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