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Rails Girls Tokyo 16thでコーチ & LTをしました

Rails Girls Tokyo 16thでコーチ&LTをしました。

Rails Girlsとは
女性がテクノロジーを理解し、アイデアを構築するためのツールとコミュニティを提供することを目的とした非営利団体です。その一環としてプログラミングに興味と関心があるけれど、未経験の女性を対象とした環境構築〜Rails アプリの作成・公開まで行うワークショップを開催しています。
世界中で行われているので開催地の名前がつきます。今回は東京の16回目でした。

応募

15thで久しぶりにコーチさせてもらって楽しかった ので、えんじぇるさんとまいむさんが16thをされると聞いた時に、今回も何かしらお手伝いできたらなという気持ちで応募しました。でも東京は応募が多いと聞いてたので、落ちたら落ちたでそれは十分コーチ足りてるということでいいことだよなぁ〜とそんな気持ちで応募してみたら運よく受かったというそんなご縁でした。

ワークショップ

ワークショップ当日、"rails new 〜 公開"までやることはいろいろあるものの、朝もいきなり「さぁ作りましょう!」ではなく、オーガナイザーLTや班ごとの自己紹介タイムをしたのちという、Girlsとイベントの距離やGirlsとコーチとの距離が縮まってから徐々に作りはじめていく感じです。このあたりの場を温める工夫がされててコーチとしてもありがたいです。

ワークショップのガイドの流れに沿って概念的な説明をしつつ、Girlsの方が気になったところを補足説明しつつ進んでいきます。

初めてプログラミングに触れた人に概念を説明していく。これが人に教えることで自らの学びになるところだよなぁと何度やっても思います(この辺事前のコーチ素振り会でコーチ同士でどう説明しようか相談したりもできます)
でも今回のガイドは昨年からまいむさん達が翻訳・更新作業をしてくださったおかげで最新版でした。すごくコーチへの指示がわかりやすくなっててありがたかったです(前はもっとふわっとしててさらに難易度が高かった)。

https://railsgirls.jp/app#idea-の-scaffold-を作る

私自身最近仕事でRails使っているものの、最近全然Railsで画面を作ってないので(APIやバッチをもりもり書いてます) form_withに関してド忘れ連発。「こんな風にしてみたい!」のGirlsのリクエストに対して「できる!できるんだがどうやってだったっけ??」となりRails ガイドを一緒に見ながら乗り切ってました(いつもお世話になってます)。
全部事細かに覚えてるわけでもなく、調べ方を知っていたらいいというエンジニアのリアルな日常を見てもらえた気がします。
Rails Girls Guideにもコーチも調べながらでいいんだよと書いてくれてるところが心強い。

調べてわからないことが起きたら近くにいる同じ班のコーチにも相談できるし、slackで他の班のコーチにも助け求められるので、コーチ20人寄ればなんとかなる(なのでコーチやってみたいなって思った方はぜひ)。

今回振り返ると、難所はHerokuのアカウント作成で弾かれる方が何人か出てしまうという予想外のことが起きたことですが、皆で協力しながら、最終的に"ワークショップ開催内に全員のアプリが公開されること"は成功したので本当にほっとしました。

コーチLT

軽い気持ちでスタート

コーチLTの募集があって、一度チャレンジしてみたいと思ってたので今回手を挙げてみました。

最近の持ちネタでもあるクリエイティブコーディングの話ならできるかな?今回の班名がRubyのクラス(Array, Hash, Integer, String, Proc)だったので、そのクラスを使ってロゴを描くことで、みなさんもこのイベントを構成した一人なんだってこと込めて、自分の班名の由来になったクラスがどんなものか目にしてもらえて、こういった"遊び"のプログラミングもあるよという紹介の話にできそうだから「参加者の方の参考になるようなお話だと嬉しいです」というオーガナイザーからのオーダークリアできるかな…と軽い気持ちのスタート。

最初に不確定要素であるコード作成からはじめました。Procをどう組み込むかに苦戦しましたが最終的には全部のクラスを組み込んで完成(この辺のメイキングはこちら
コードはできたんだからもう安心と資料を作りはじめたら見事に空中分解。
「え、この発表面白くないのでは???」というものに…(この段階で2/27)

そこでもう一度初心に帰って、Girlsのみなさんに何か持って帰ってもらえるものはないかと考え直してみました。
今もうすでに持っているものに気づいてもらおうと、大収穫で大成功な話を加えました。まだここよくわからないとか、もっと上手くとか、足りないことに目が入ってしまうかもししれないなと思い、そんなことよりやってみたいと行動に移し、参加して0からアプリを公開まで走り抜けた「やったことがある」変化はもう起きていて、それはほんとすごいんですということを全力で伝えることをメインにしました。

そして今後続けるにはやってみたいことを見つけてもらうのが一番だと思うのでその1つとしてクリエイティブコーディングを紹介という構成にしてみました。
というわけでなんとか着地できた〜と心底安心した私の心の叫びがこれです(時間よ…)

とりあえずギリギリですが会社の人たちに先に見てもらったら(エンジニアに限らずみんな発表資料を気軽に共有レビューしあってる文化があるのでやりやすい)
エンジニアからみても楽しかった点教えてもらえて(Girls向けけだけど会場にコーチもいるからコーチも楽しんで欲しかったから)安心したり
Girls経験者からもそういうことコーチから言ってもらったら嬉しいとお墨付きももらって
めちゃめちゃポジティブな感想もらえて感極まってました(早い)これは発表していいものなんだと、なんかすごい後押し心強かったです。

そんなわけで当日

全て終わって記念撮影も終わってアフターパーティ中のコンテンツの一つでした。

5分におさめることにいっぱいいっぱいで気づいてなかったのですが、今回の会場であったSTORSさんのところのLAVOTがちょうどこっちに来て見守っててくれました(かわいかった)

冒頭のこのスライドでまさかの拍手がおきて、いやでもほんとうにおつかれさまでしただよなぁ…と。共に乗り切った仲間感を噛み締めてました。

クリエイティブコーディングパートに関しては大阪Ruby会議03で発表したとき角谷さんから「もっと最初から作品見たかった〜(意訳)」というフィードバックをいただいていたので"突然ですがここに1つのhtmlが…"と唐突にはじめて🌈を出し、その後実はクラスがいることを明かすスタイルにしてそもそもクリエイティブコーディングとは…な構成にしてみたら、盛り上がっていただけたので嬉しかったです(さすが歴戦の猛者は違う)

途中に反応の声挙げてもらえたのほんとにほんとに嬉しかったです。

終わった後、クリエイティブコーディングやってみたいとか、こういうプログラミングとの関わり方もいいですねとか、いろいろ声をかけてもらえてほんと手を挙げてみて、最後まで諦めずに資料作ってよかったなぁと思いました。前半追加したことで結構ライトニングな喋りで駆け抜けないといけなかったのですが言いたいことは伝えられたかな〜と。

今回の嬉しい話

Girlsからの"楽しかった"の声はもうほんとにほんとに嬉しいですね!全てが癒されます。
その後も家に帰ってからまたデザイン作り変えてみて、再度Herokuにデプロイしたよって連絡くださったり

同僚の広報のchikaさんもGirlsとして参加していて、終わった後できたアプリを社内のエンジニアの雑談チャンネルに投稿していいかな?って相談受けて、それって見せたくなるようなものができたってことでいやもう絶対みんな嬉しいよ!って促してみたり(盛り上がってた)

新幹線で来たというGirlsも複数人いて、その中でもたまたま手に取ったemoriさん達の本の中でRails Girlsの本が紹介されて知って今日この場に来たという話を聞いて感動したり。

コーチ同士も新しい出会いがあったり、名前は知ってるんだけど話したことなくてな方と話せたり、お久しぶりな方々とわいわい話せて楽しかったです。
こういうイベントごとでは聴いてるPodcastの配信してる方に会えることも多いので感謝を伝えるチャンスと、今回はtsummichanさんとりさきゃんさん伝えることに成功してほくほくしてました。

予想外の反響

懇親会で「資料ってもう公開してます?」って言ってもらってそうだ公開のこと忘れててたと帰ってからやったところ、広く見てもらえたようで、あの場にいた40人くらいの人に届けばいいなと思ってたものですが、発表を聞いてない方からもよかったと言ってもらえてすごく嬉しかったです。

一緒にやってたコーチや

Ruby繋がりの方や

クリエイティブコーディング繋がりの方まで

余談:密かに楽しみにしているところ

Rails Girlsは毎回オーガナイザーが違っていて、共通しているところオーガナイザーの色の出るところどっちもあるのですが、"色"のうち密かに楽しみにしているのが"班名"だったりします。
前回は春の花シリーズでチューリップ班で、今回はRubyのクラスでArray班。

今回も一緒にコーチした2ndのオーガナイザーとりいさんはことあるごとに私が2nd(コーチ兼スタッフ)で班の机に置くものを突発で作っていったことを嬉しかったと言ってくださるんですがお互いその印象が強すぎて班名忘れてて探してみたらこれでした(そして偶然にも今年と同じ暦なんですね)。

sake !!

大感謝

なんかこんなに嬉しい気持ちになっていいのかなぁと思いながら今も余韻に浸っています。
オーガナイザーのえんじぇるさんとまいむさん、Rails Girls Japanのemoriさん、そしてスタッフのmoegiさん、すずかさん、もとひろさんが心地よく過ごせるよう綿密に準備してくださり、当日うまくいくよう常に会場全体に気を配ってくださったおかげだなと思います。
本当に本当にありがとうございました!

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