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①2023年3月発行の本誌を一年後の先日読んだ。当時の永田和宏の講演録を読むと、2022年時には…
川島結佳子「時評」 〈結社に入ると得られるものは選者であると考える。(…)選者は歌の読者…
雲嶋聆様に「行雲雑記12 文語と口語」にて『キマイラ文語』を取り上げて論じていただきまし…
笹川諒「時評」 〈『遠い感』には友人たちとの楽しげな交感の歌が多い。しかしその一方で主体…
桑原憂太郎「短歌の「異化」作用とは何か」 〈斎藤茂吉という大家が使い、韻文で、しかも文語…
①奥田亡羊「広く深いパースペクティブ」 〈評論を一読した後、高良氏に「一冊の本に書くべき…
①日を吸ってふっくら死んでる子すずめのあれはだれかの落としたハンカチ 文月さと 「死んでる」の修飾に「ふっくら」は逆説的だ。死体が膨張しているのかも知れない。それがハンカチのように見える、というか、そう思いたい。わらべうたのような歌い方が秘める怖さ。 ②卵立ての卵に匙を打つときの強さで決めるあなたとのこと 森山緋紗 卵立てに半熟卵を立てて、匙で殻を割る。その加減が難しい。弱いと割れないし、強すぎると中味が流れてしまう。あなたの中味を確かめるために打ってみる。もしかしたら台無
①昨日には昨日の僕が住むだろう日当たりのいいベランダの部屋 門坂崚 昨日の自分と今日の自…
①三十歳。悩みは白髪、一人でも生きられそうに見える顔立ち 上本彩加 「シャチハタを押す」…
①その薬缶は母の肉体ぐらぐらと煮え続ける湯を抱えておりぬ 井上久美子 「薬缶」という少し…
①吉川宏志「『黄金伝説』の記憶」 〈オーソドックスな美というものはやはりあって、早い時期…
①生活を描かずと言いしボナールの裸婦の乳房は藤色を盛る 工藤貴響 生活を描く描かないとい…
①1500号おめでとうございます!!本当にすごい一冊。明治時代から続く結社の歴史の厚みに圧倒…
狩峰隆希「時評」 〈短歌は、これまでリアリズムに執して語られる面が大きかったが、幻想の表現についてはいまだ模索の余地を残している。〉 染野太朗と睦月都作品の分析が興味深かった。結社全体で年間一つのテーマに取り組むという態勢も刺激的だ。 2023.12.12. Twitterより編集再掲