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知財業界での夢と希望

この記事は、ドクガクさん主催の「弁理士の日記念ブログ企画2021」のエントリーです。
https://benrishikoza.com/blog/benrishinohi2021/

夢と希望に無縁だった筆者の話

こんにちは、知財塾代表の上池です。今回、「知財業界での夢と希望」というテーマで記事を書くことになったわけですが、改めて考えると、特に心当たりが無いことに気付きました(笑)
もちろん、知財の仕事に就きたいと思った背景はあります。「漫画や音楽が好きで、創作活動に関わりたい」「デジタルガジェットが好きで、最新技術に触れていたい」といった想いから、法学部時代に知財法への興味を強く持ち、知財の保護や活用に携わる仕事に魅力を感じたことが理由です。
ただ、それは単に就活の目的であり、知財業界に何か夢を感じていたわけではありません。企業で知財業務を行っている今も、楽しくてやりがいはありますが、コミットしているのは会社の目標に対してであり、知財業界に対してではありません。

しかし、知財塾の運営を行いながら「知財業界の教育」を考える機会を持ったことで、1つの夢を持つことになりました。

知財塾で叶える夢

知財塾では、「知財実務スキルの底上げを、時間的・場所的制約無く実現できるようにする」というビジョンを掲げて活動を行っています。その上で、「知財業界に入ろうとしている人が入りやすくする」「知財業界に入りたての人に実務スキルを身に付けてもらう」という軸でサービスを提供しています。
コンセプトの詳細は、以下の記事もご覧ください。

知財業界ではドキュメントを書く実務スキルが必要になりますが、それには先輩のアウトプットを参考にしながらOJTで学んでいくしかない、という実態があります。言わば、レシピがわからない料理の作り方を試行錯誤して身に付けないといけない状態です。

こうした課題を解決するために、体系的なステップで構成した実務的な演習を行うゼミを開催することで、必要なスキルを学べるようにしています。

それにより、これから業界に入ろうとしている人には、実務的な演習を受けられる環境が用意されていることでの入りやすさを感じてもらえますし、業界に入りたての人には、実務のアウトプットを出す手法を体系的に学んでもらうことで、具体的なドキュメントを書くスキルを身に付けてもらえます。
そして、これを業界のスタンダードにしていくことで、「実務スキルの底上げ」というビジョンが達成できると思っています。さらに、スキルが底上げされれば業界全体の人材の成長スピードも上がるので、産業界に提供できる知財の価値を高めることにも繋がるはずです。

このビジョンを達成すること。
それが私の夢です。

私自身、業界に入りたてでスキルが高いわけでもないですし、複業でリソースにも限りがあって会社自体まだまだ未熟ではありますが、知財塾の活動を続けていけば業界に良い影響を与えられることは実感しており、こんなに魅力的で楽しい夢はありません。
実際、既に知財塾には意欲的な受講生が集まっていて、第一線の実務家の方々にもファシリテーターとして協力していただけています。運営だけによるものではない、参加した全てのメンバーで作り上げていく学習コミュニティが、今後どのように盛り上がっていくかも非常に楽しみです。

これから知財業界に入ってくる方に持ってもらいたい希望

ぜひ、「知財業界で活躍するんだ!」という希望を持っていただければと思います。その際、安心して始めの一歩を踏み出せるよう、知財塾が実務スキル向上の一助となれば幸いです。


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