見出し画像

弁理士試験(論文式試験の本番)

弁理士試験シリーズも今回で最後にしておこうかな。
論文式試験の本番がどんな感じだったのか書いていってみますね。
(ちな、私の受けたのは2020年度の試験なので、過去問とかやってから読んだ方が参考になるかも・・・?)

・特許

まず開始の合図とともに問題I、II全てにザッと目を通しました。
見たところ、問題数が多く、パッパと進めないとなぁと思いつつ、いつも通り問題Iからスタート(権利化前のほうが得意なので)しました。
これもいつも通り、10~15分で答案構成を完了し、用紙に書き始めました。
ただ最初の問題があまりにも簡単で逆に何か項目を落としているのでは?と不安にかられましたが、時間をかけることもできず、そのまま進めました(結果的には抜けなどはなかったです)。
その後はなんとか書き進め、問題Iの最後の方がPCT関係で、この時点で半分近く時間が経っていたため、最後の小問を見切って、問題IIに進みました(最後の小問は完全に白紙、下記みたいな感じw)
これで再現答案出したら、(2)以降が書かれていませんが?と連絡が来た・・・w


(2)
 以上


横道に逸れましたが、続いて問題IIですね。
こちらは問題Iで時間を使ってしまった都合上、事例把握だけして答案構成をせずに記載を始めました。
がっつり判例だったので、とりあえず知っていることをばっと書きました。
(判例だったから覚えていること書けば済むということで、答案構成なしでもできたのかも?)
最後の訂正の問題の時点で残り10分程度でした。
訂正の問題は問題文が長く、理解するのに時間がかかりそうだったので、問題IのPCTに戻るか、訂正の問題をやるか迷いました。
ただPCTは小問だったので、訂正の問題をやりました。
最後もはや箇条書きのような形で訂正ができるorできない、その理由だけ記載しました(この判断が良かった?、PCTはおそらく周りもできていなかったのでは?)。

・意匠

問題Iが複雑そうだったので、問題IIから始めました。
問題IIで「意匠の形状等が同一」の記載に、物品等の検討をせず、それなら意匠が同一ってことだなと、えげつない勘違いをして記載していました。

本当にテンパっていた・・・

とりあえず「否認」(上で間違いをしていたので、否認はできないぜ!!!って書いてます)、先使用、無効の抗弁を記載し、こんなもんかなと思っていたのですが、配点が45点とありました。
記載量が明らかに足りない・・・となり、とりあえず「登録前に国内に存在していたもの・・・」を記載しました。

問題Iは改正の内容であり、やっぱり出たか、という感じでした。
ここでも類否を考えなくてよいところを無理やり考えて(しかもここでは物品の検討もしっかりしている、あら不思議)、大きなミス(類比関係を無理やりこじつける)を犯しました。
自分で勝手に類似と認定してしまったため、関連意匠で同じ条文を根拠条文にする(つまりほとんど同じ記載を2回繰り返す)という結論にしたため、書きながら絶対に違う・・・同じのを何回も書かせるわけない・・・と絶望しました。
時間の都合上やり直しもできず、内心諦めつつありました。

・商標

問題Iはとりあえず条文に従ってそのまま書きました。
問題IIはLECの模試で出たところであり、割と書きやすかったように思います。
しかしあと15分くらいの時点で突然の腹痛が起こり(まだ終わっていない)、泣く泣く手を挙げ、トイレに駆け込みました笑。
すぐに戻り、残り5分くらい残して、全部書き終わったのですが、防護標章を何に使えばいいかわからず、残りの5分、それに悩み続けるという、やり切れない状態でした。

アフタートーク

論文が終わった(いろんな意味で終わった)後、勉強仲間と喫茶店によって、論文どうだったかを話しました。
誰一人手応えは無く、落ちてそうだ・・・と落ち込みながら、帰宅しました笑
私は次の日とその次の日で、再現答案を作成しました(予備校の答案を参考に)。
早く講師に見せて、ダメだなと言ってもらいたかったのですが、意外に講評では合否は50%くらい、十分戦えているということでした。
私ははっきり言って落ちていると思い、全く信じていませんでした。

まぁこんな感じですかね。
あでゅー

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?