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長男誕生!

 先日、第一子となる長男が無事に誕生しました!
妻のお腹の中にいる頃から可愛くて仕方なかった我が子。
いざ対面すると「可愛い!!」と妻と微笑みあい、このうえない幸せを味合わせていただきました。
 知り合いが、子どもが生まれた日の空の写真を撮っておくといいよと教えてくれました。快晴です!!

 妻は計画無痛分娩で出産予定だったため、前日の夕方に産院へ入院。硬膜外カテーテルを注入し、翌朝から麻酔と陣痛促進剤を投与していくという流れでした。
 もちろん入院する前に、出産に至る可能性やこの予定通りいかない可能性もあり、その場合は無痛分娩ができなくなることもあるのですが、幸い予定通り入院することができました。

 私は妻の入院に立ち会い、一旦帰宅。翌朝から本格的に陣痛促進をする予定ですが、深夜呼び出しになる可能性もあると担当助産師さんに言われたので、ソワソワしながら自宅で一晩を明かしました。

 深夜呼び出しはなく、翌朝7時くらいから産院の最寄り駅にあるマクドナルドで待機。スマホを充電しながら朝マックをキメて、臨戦態勢を取りました。お世話になった産院では感染対策もあり、立ち合い希望でもお産の直前にしか呼ばれないという方式でした。
 妻は5時過ぎには麻酔と陣痛促進を開始。徐々に促進剤を追加していくのですが、LINEはできたので、こまごま情報共有をしてもらいながら待機していました。
 マクドナルドのコーヒーが3杯目に突入した正午過ぎ、リアルタイムで連絡が取れていた妻から返信が返ってこなくなりました。待機中は寝てもいいといわれていたので、少し休憩しているのかと思っていたら、30分後に「破水した」とLINEが。息子の心拍が一時的に下がり、緊急な処置を行っていたとのことでした。幸い迅速な処置で大事に至ることはなく、落ち着きを取り戻した後に陣痛促進を開始するとのことでした。
 急に医師や助産師さんがバタバタとし始めてオペ室に運ばれたとのことで、妻はとてつもなく不安だったと思います。何事もなくて本当に良かった!

 午後1時過ぎに妻の子宮口が6センチ程度開き、産院から招集がかかりました。ここまでは比較的スムーズとのことです。そのまま分娩室に移動し、この日初めて妻と対面。まだ話す元気はありましたが、麻酔が効いているとはいえ、陣痛もかなり強くなってきているようでした。
 給水やうちわで仰ぐなどを20分程度していると、一度私は妻の入院している部屋で待機という形になりました。後は本当に直前になったら呼び出されるとのことです。ここまで来て!という感情はありましたが、感染対策ということであれば、妻や息子、産院の方々に迷惑をかけるわけにはいかないので、素直に部屋で待機します。

 まったく落ち着きません。午前中に流し込んだコーヒーのせいか、トイレに行っては部屋をうろうろするの繰り返し、たまに妻がLINEで状況を教えてくれます。
 1時間ほど経過した午後2時半ごろ、妻から「全開」とのLINEが。子宮口が全開になると初産婦であれば、出産まで1時間~2時間程度が平均であることは予習済。人によっては15分程度で産まれる人もいるとのことで、いよいよ!という雰囲気が漂ってきました。
 案の定すぐに部屋に助産師さんが来てくれて、間もなくお産に入るとのこと。急いで分娩室に向かいました。
 妻はすでに助産師さんの掛け声でいきんでおり、私はいきむ際の妻の頭を支えるサポートをしました。いきみといきみの間には水分補給とうちわで仰ぎます。生まれたばかりの新生児が冷えないように、分娩室の温度は高めの設定のため、エネルギーを使う妻はかなり暑く感じたようです。

 陣痛が近づいてきたらゆっくりと呼吸をして、助産師さんの合図でいきむ、苦しくなったら一度息を大きく吸ってまたいきむ。一度の陣痛で二度いきむという流れで進んでいきました。助産師さんの合図に合わせて、なぜか私も息を吸って止めてを繰り返してしまいました。無意識です。それぐらい助産師さんの言葉にはパワーがありました。

 陣痛が強くなるにつれて、麻酔も少しずつ追加。それでも出産間近の陣痛が痛くないはずはありません。必死に頑張ってくれてる妻を、私は応援することしかできませんでした。
 無痛分娩の特徴で、どうしても陣痛が弱く短くなってしまうとのこと。いきんで息子が少し降りてきても、また引っ込んでしまうので、なかなか進んでこないという状況が1時間程度続き、先生が陣痛促進剤の追加を指示。
 担当助産師さんもベテランそうに見えましたが、さらにその上に君臨しているであろう助産師さんのトップのような方も加勢。あまり長くこの状態が続くと妻の産後の回復が遅くなり、息子も苦しくなってしまうとのことでした。
 陣痛促進を二段階引き上げ、徐々に息子が下に降りてきたところで、先生が吸引機(正式名称不明)を準備し始めました。やはりこれ以上は負担になってしまうので、最後は吸引分娩することになりました。トップ助産師さんが妻のお腹を押し込むようにし、担当助産師さんの合図で妻がいきみ、先生が吸引。

 無事に息子が出てきてくれました!!
先生が手際よく処置をしながら、息子を助産師さんへ渡すと、すぐさま大きな声で泣いてくれました。この鳴き声を聞いて妻と二人で安堵。
 本当に頑張ってくれた妻に感謝の言葉があふれ出てきます。

 原因不明不妊で不妊治療を開始してから約1年半。
三度目の体外受精で授かった我が子。妊娠中はうれしさの半面で、無事に生まれてくるか不安になり、エコーを見ては夫婦で検索魔になる日々。妻は妊娠中に二回コロナウイルスに感染するなど、大変な思いもしたなかで、必死に息子を守ってくれました。ありがとう。

 入院中の面会は1日30分だけなので、寝ている息子にしか会えませんが、連写した写真と動画を見るだけでも幸せです。一緒に暮らせるようになったら、どれだけ幸せなのだろうかと思います。

 長々と失礼しました。
これから計画無痛分娩を控えている方々に少しでも参考になればと思い、できるだけ細かく書かせていただきました。

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