扉の向こうには…

「自装してきた男性のお客様の帯が崩れたそうなので直してあげてください」
ここは、とある呉服店主催イベント会場の着付け室。
「はぁい」と控え室に入り顔を合わせるや否や、お互い驚きに変わった。
そこに立っていたお客様はなんと私の小学生時代の恩師✨✨
「わぁ○○先生!」
「杉原さんだよね!」

考えてみたら前回お会いしたのは母校の校舎を建て替えるタイミングで、思い出の詰まった校舎のお別れイベントに行き、確かそれから先生を中心に地元の同級生と食事をした時だったと思う…あれから12〜3年、小学校を卒業してからは45年経った。年月が過ぎ去るのは早いものだ。

帯を結びながら言葉を交わした。
先生は時々 奥様と着物を楽しんでいるとのこと、「今日は浴衣を着てきたんだよ」と。長年携わった教育の世界から離れ、現在はご夫婦で心豊かな生活をされている雰囲気が伝わってきた。

先生という職業は、毎年のように教え子の名前の記憶がアップデートされていくであろうに、卒業でお別れしてからの長い年月を感じさせない記憶力は凄い。次から次へと同級生の名前が出てくる。
そして私自身も先生を目の前にして一気にタイムスリップしたかのように小6時代に戻っていた。そこに着付師・杉原泉の姿はない(=´∀`)


出会いと別れは人生に当たり前にあることだが、時に突然与えられたご褒美のような再会というものは、会えた喜びと共に「あの時」の自分を思い出させてくれる。
いつまでもお元気で。そして、今度はみんなでまた会いましょう…そんな気持ちを抱いてその場を後にした。





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