[コラム] 作画がすばらしいアニメーションの世界
アニメが好きです。
紹介したいアニメが多すぎてレビュー専用のアカウントがあるほどです。
私はとにかく物語ジャンキーなので、アニメを見る時に作画というのはそこまで気にならない方ではあるのですが、やはり素晴らしい作画の作品に出会うと震えが来ます。
とか言いながら、私はアニメーションの制作工程に詳しくないので、『作画』というのが具体的に何をしているのかはっきりとはわかってないですw
この記事では、アニメーションの絵や動き、デザインなどが総合的に素晴らしいことを、便宜上『作画がすごい』と表現することにします。
◎私がすごいと思ったアニメーションの特徴
日本のアニメ(特にTVシリーズ)で残念なことは、絵が平面的になりがちなところかなと思います。
構図やデッサンが素晴らしくても、平べったい感じしちゃうのがあります。
例えばそれは、登場人物が物に触れたり、人どうしが触れ合ったりするシーンで思う時があります。
剣を持って戦う時に、骨と肉があり力が入っているようにちゃんと見えるか…とか、愛し合っている者どうしが触れ合う時にそこに熱量があるのか…とか。
そんな細かいところが映像を見た時のゾクゾク感に影響してるかもって思います。
キスした時に顔がくっついてるだけ、とか口がくっついてるだけだったり、吹っ飛んだりジャンプしたりする人間に重みがなさそうだったりすると、むむむ…惜しい…と思ってしまう。
ここ数年なのかな…ものすごくクオリティの高い作品が続出していて、私たちの目は肥えてしまったのかもしれないけど、厚みのある映像を求めてしまうのです。
お仕事している人たちは本当に大変な作業なんだろうな…と思いながら、私が感動したアニメーションを紹介したいと思います。
たぶん、この記事は、作品別に紹介するよりも、制作会社別に紹介した方がいいかもしれないと思って挑戦します。
※制作会社と企画会社の区別がついてないこともあるかも。ご了承ください。
◎MAPPA
これはやばい…と思った作品の制作会社を見ると、MAPPAであることが多くて、それをきっかけに私は制作会社を気にするようになりました。
それほどにMAPPAの制作した作品は常軌を逸しているように思えたのです。
とにかく映像を見てください。
・ドロヘドロ
デストピアな舞台。ごちゃごちゃした街並みとか、ハードコアな世紀末っぽいデザインが素晴らしです。
それからアクションシーンの動きもやばし。
・どろろ
手塚治虫の未完の名作のアニメ化。新しい解釈で、聴覚視力感覚がなく、義手義足の百鬼丸の表現がものすごかったです。
OPのアニメーションもかっこよすぎでした。
・呪術廻戦
アクションシーンがとにかくすごいんです。
「渋谷事変」のOPもかっこよくて、手印がいくつも重なってるシーンがめちゃかっこいい。
・チェンソーマン
なんか同じことしか書いてないけど、アクションがすごいです。
OPとEDの映像もすごいんです。
これまで何回も記事にしてるけど、EDは毎回違う曲で違う映像…。
・地獄楽
グロテスクて美しい世界観。剣術の動きも美しいのです。
これは2023年私的ナンバーワンのやつ。
・進撃の巨人(The Final Seasonから)
まだ見てない人はPVネタバレになるので注意
先日完結まで見終わったばかりです。帰って来れません。
息できなかった。
◎京都アニメーション
美しい映像と人物の表情の表現の豊かさとかが特徴かなって思います。
とにかく演出が細かいのです。
・ヴァイオレット・エヴァーガーデン
感情を失ったような主人公がだんだん人間になっていく過程の表情の描写とか、すばらしくて毎度涙腺崩壊です。
風景も美しい。
・ツルネ -風舞高校弓道部-
弓道部のお話なんだけど、弓を引くシーンがものすごいのです。
ゆっくりした動作の中で力がこもっている様子…腕が震えてギギギとなる弓。そして矢が放たれる時のカーンという音がとにかく心地よい。
ヘッドフォン or イヤホン推奨です。
ツルネの弦音だけ集めた動画をヘビロテしていまうほど音がすばらしい。
◎ufotable
『Fate』もよいのですが、とにかく『鬼滅の刃』の立ち回りシーンがすごいんです。
何回でも見れます。どうぞ。
◎マッドハウス
老舗です。
・アニマトリックス - プログラム
全面的にかっこよいです。
・火の鳥 鳳凰編
脳内再生できるほど見たかも。
握り飯食べるシーンとかすごいんだよね。
・パプリカ
なんというか、これは今敏監督がやばい。
・葬送のフリーレン
人間の厚みを感じられるアニメーションだなーと思って見ています。
肉と骨がちゃんとある。
◎ウィットスタジオ
この世の美しさをバーンと見せてくれるような、そんなアニメーションが好きです。
アクションシーンもすごい。
・進撃の巨人(Season3まで)
神作画と言われたやつです。
・甲鉄城のカバネリ
アクションシーンとかすごくて、ゾンビ的なやつがうじゃうじゃなのに、なぜか美しいのです…。
・魔法使いの嫁
人ならざる者の力を手に入れてしまった人間の狂気の瞬間がキラーンと美しいです。
・Vivy -Fluorite Eye's Song-
自立型AI、アンドロイドが主人公なんだけど、時々絵がツヤっとなってゾッとするほどの美しさが垣間見れます。
◎スタジオバインド
『無職転生 〜異世界行ったら本気だす〜』のために作られた会社なのかな??
アクションシーンも素晴らしいのだけど、人間どうしの触れ合うシーンがとっても素敵なんです。
◎シャフト
なんか独特なアニメーションが多いような気がします。
・化物語シリーズ
妙な感じなのですが、とってもおしゃれなのです。
◎絵梦
中国の制作会社です。めっちゃ綺麗です。
・TO BE HEROINE
アクションシーンもいいけど、ロマンチックなシーンとかめちゃよかったです。
・天官賜福
とにかく美しい。全てが美しい…。
第二シリーズ始まったのか~
◎ポリゴン・ピクチュアズ
3DCGでアニメを作る制作会社です。
3Dなんだけど2Dぽくしているのがすごく自然ですばらしです。
・シドニアの騎士
未知なる巨大な生命体と戦う物語なんだけど、宇宙空間での戦闘シーンがすごくて美しいです。
・亜人
かなりサイコパスな元軍事が出て来るんだけど、そいつの動きがすごすぎて、ずっと見てられます。
・大雪海のカイナ
たぶん超未来?が舞台のファンタジー大作です。
ナウシカとかラピュタっぽい世界観でこのアニメーションはやばいです。
アニメーションとは関係ないけど、TVシリーズのOP、ヨルシカ「テレパス」が好き過ぎでヘビロテしてます。
こんな感じかな。
あとは紹介するまでもなく、スタジオジブリとか大友克洋監督作品とかは別格ということで…。
他にもここのアニメーションが好きっていうのがあったらぜひ教えてください!!
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