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タイの大学トップ100についてのまとめ

本日はタイの大学事情について色々とまとめてみました。

タイは学歴社会、国民の約6割が大学に進学しています。
UNESCOの2019年の統計によるとタイの大学進学率は49.3%(日本での四年制大学・大学院、短期大学などに相当)、統計がある152カ国のうち、67位となっております。

他のASEAN諸国は、
シンガポール:88.9%
日本    :63.6%
中国    :53.7%
マレーシア :43.1%
インドネシア:36.3%
フィリピン :35.5%
ベトナム  :28.6%

と上記のようになっております。


なお、入学シーズンは8月が主流です。(ASEAN加盟国で入学時期を合わせようという取り決めがためだそうです。)
そして日本同様に18歳での入学が一般的ですが、飛び級が認められているため卒業する年齢は人によって異なります。


また、卒業シーズンは1月~4月までが主流ですが、王族から卒業証明書を直々に手渡される大学もあるため、王族の公務に合わせて準備する必要があるそうです。
そのため、中には9月や12月に行なわれる大学もあり、社会人になってから卒業式に出席するなんてこともよくあります。

卒業式はタイ人にとって人生で1度の重要なイベント。
家族や親戚、恋人などを呼んで派手にやります。
余談ですが、私の知り合いは当時お付き合いしていた方の大学の卒業式に出席しなかったため、激怒され振られてしまうほど大事にしているイベントの1つのようです(笑)

そんなタイでは高学歴だと良い職につくことができる。という厳しい流れになっており、大学を選ぶことが重要なポイントです。

近年は日本人も留学先として選んでいるタイの大学の順位を1位から100位まで下記表にまとめてみました。<こちらから参照

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タイには200校弱の大学があります。
2020年のタイの大学ランキング(参照:RANKING WEB OF UNIVERSITIES)によると、タイにおける大学ランキング堂々たる1位は、タイの東大と言われタイで最も古い大学であるチュラロンコン大学。
その後に、
・医療教育が強いマヒドン大学
・地方の中核大学として設立されたチェンマイ大学
・農業大学からスタートしたカセサート大学
・タイ南部で最も古いプリンス・オブ・ソンクラー大学
・会計学校からスタートしたタマサート大学
が続きます。


話が変わりますが、一般的にタイ企業は即戦力を求めているため、新卒の雇用を積極的に行わないようです。
また、タイの大学には就職支援制度が存在しないため、コロナの不況下において新卒者がは就職できない現状が続いております。

日系企業とタイ企業の考え方の差ではあると思いますが、近日、まだどの色にも染まっていない新卒者の採用を行う日系企業が増えてきている傾向にあると肌感的に感じております。(コロナが流行りだした3月頃に比べ)


今回は併せて新卒者を採用する際に見ると良いと私が思っているポイントをご紹介させていただきます。

それは大学の成績(GPA)です。
マトリックス表で軸を以下にします。
・大学(上位20とそれ以外)
・GPA(3.0とそれ以外)

>>>学歴が低くても、GPAが高い人は活躍する。
>>>学歴は高くても、GPAが低い人は活躍はそこそこ。

という傾向が以前、弊社に在籍しているタイ人スタッフの学歴とGPAを調査したことで、学歴よりもGPAの方がその人のパフォーマンスを表しやすい。ということが顕著にでておりました。
(もちろん軸の切り方、個人差、職種によって差がありますので悪しからず。。。)


以上、大学と併せて新卒者採用についてのまとめでした。

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