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おぼん。

明日は旧暦の7月7日七夕。

私の住んでいるところでは、7月7日にお墓の掃除をする。
毎日、家の台所にある、ヒヌカン(火の神)に手を合わせている。
ここからご先祖様たちに毎日の感謝を伝えている。

仏壇も旧盆にはきれいに飾って、気持ちよくご先祖様をお迎え。
親族が集まり、日々の報告をしたり、たわいもない話に花が咲く。
子供や孫の成長に一喜一憂して、そこにはたくさんの笑顔が溢れてる。

それと同時に親世代はだんだんと歳を重ね、不自由な身体になる人も…
久しぶりに会って、驚くことも多々ある。

人間の成長の過程は時の流れで変化していく。
わかり切っている事だけど、とても胸が締め付けられる思いだ。

子供たちの成長
親世代の老後

こうやって、行事ごとに身内が集まるのは初めは苦手であった。
この土地の文化やしきたりも今でもわからない事がたくさんあった。

最近、やっとこの文化を大切に子供の世代に継承しようと思った。
ご先祖様…
目に見えない事だけど、今の私がいるのはご先祖様がいたからなのだ。
ずっと、大切にしていこう。

私の実家は行事ごとなど全くない。
お墓に行くこともほぼしない。
だけど私はこの地でご先祖様のありがたみを知ってから、帰省した際にはお参りに必ず行く。
親戚の人の顔も見に行っておしゃべり。
みんな何十年も疎遠であったけど、会ったら嬉しそうだ。

お盆。

今、帰省することも堂々とできないけど。
近い親戚同士でも集まることでも、あまりよろしく思われず。
でも、年に数回の近況報告。
ホッとする時間。

ご先祖様たちも笑顔で逢いにきてくれてるはず。

道を間違えないようにピカピカにして、待ってます。


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