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2歳の娘と、2泊3日で台湾の高雄へ

私は台湾の日本語学校に就職して、台湾にやってきました。

新人だったので1年目はとにかく教案作りに追われる毎日。

2年目にはすでにスピード結婚していて妊娠中。

とそんな感じだったので、台湾に住んでいるのにあまり台湾観光をする暇がありませんでした。

そこで、台湾で国内旅行がしたい!と旦那にお願いし、春節(旧正月)に高雄旅行に行くことが決まりました!

私が住んでいるのは台湾の北部で、高雄というのは台湾の南部にある市です。

2歳2ヶ月の娘ちゃんがいるため、移動のしやすさを考えて、地下鉄や路面電車がある高雄にしました。

春節の時期は混み合うしホテルもなかなか取れないということで、春節の少し前に旦那の仕事の休みを取って行くことになりました。

Twitterで高雄のおすすめ情報を募集!

私はTwitterで台湾に住むたくさんの日本人の方々と繋がっています。

中には高雄に住んでいる方もいますし、台湾国内であちこち旅行されている方もいるので、何かいい情報をもらえないかな?と、こんなツイートをしてみました。

なんと色んな人がコメントやいいねをしてくれたことで、じわじわと伸びていくツイート。

フォロワーさん以外の目にもとまり、台湾人の方が中国語で「台湾に住んでる日本人が初めて高雄旅行に行くから、おすすめを知りたがってる」と引用リツイートまでしてくれました。

高雄に旅行に行こうと思っている方は、ぜひこのツイートのリプライを見てみてください。

子連れにおすすめの場所もたくさん教えていただきました。

教えていただいたおすすめの中から、子連れで行けそうなところをピックアップして、どこにあるかも調べずに旦那にLINEで送りました。

すると、旦那がすぐに送った観光地やレストランを調べてくれて、「ここはホテルのすぐそばだから何日目の夜に行こう」「ここは遠すぎるから無理だけど、こっちなら行ける」などと予定を組んでくれました。

2泊3日だけの旅行のため、Twitterでは高雄の隣の台南や嘉義にも足を伸ばしてみては?とおすすめされましたが、今回は高雄市内に限定。

初めての娘ちゃんを連れてのお泊まり旅行でもあるので、予定もあまり詰め込みませんでした。

娘ちゃんが移動中にぐずるのを危惧して、行き帰りは、娘ちゃんのお昼寝の時間に合わせて高鐵(新幹線)に乗ることに。

NHKのドラマ「路」で、波瑠ちゃんが頑張って開通させていた、あの新幹線です!

1日目ー龍虎塔、瑞豊夜市

朝はゆっくり10時半頃に家を出発して、新幹線の駅に行き、駅弁と、娘ちゃんが駅弁を食べてくれなかった時用のパンやサンドイッチ、飲み物を購入して乗車。

ちなみに駅弁や飲み物は、新幹線に乗ってからでも車内販売の人が回ってくるので購入できるようでした。

コンパクトなベビーカーだったので、娘ちゃんを乗せたまま新幹線の座席の前(足元)に置かせてもらいました。

乗って早々に娘ちゃんが寝てくれて、起きた後はサンドイッチを食べさせたりYouTubeを見せたり、お気に入りのおもちゃを渡したりして、無事に高雄に到着。

高雄についてすぐ、地下鉄の駅に行ってロッカーに荷物を預けました。

高雄の1月とは思えない暑さ、北部との気温差に驚いて、上着も脱いでロッカーに。しかし、これは誤算で、この後夕方になると急に冷え始めて、旦那は寒さで震えるハメに。

高雄は朝晩は長袖にさらに上着がいるほど寒くて、昼は半袖でいけるほど暑かったです。

まずは高雄といえばこの観光地、と言えるほど有名な龍虎塔を見に行きました。

実は私の高雄についての知識といえば、この龍と虎の何かがある、ということくらいでした。

新幹線の駅「左營」から歩いて行ったのですが、なかなか遠かったので、タクシーで行って帰りは歩いて戻ってくる、くらいがよかったかもしれません。

龍と虎と台湾黒熊

この塔のある蓮池譚という池の周りをぐるっと1周歩いて駅に戻ると、すでに夕方。

混む前に夜市へ行こう!とすぐに地下鉄に乗って、瑞豊夜市へ。

美味しかったのは天使雞排(ジーパイ)。

雞排というのは、台湾の大きくて平べったい鶏の唐揚げのことですが、ここのは大きいだけじゃなくて厚みがすごい!

夜になるにつれて、どんどん並ぶお客さんの行列が長くなっていく人気ぶり。

「高雄 天使ジーパイ」と検索すると、絶賛している日本人の方のブログがいくつも出てきます。

私が行列に並んでいる間、娘ちゃんは旦那に近くの屋台でフライドポテトを買ってもらって大喜び。

分厚い揚げたての天使ジーパイを食べた後、クレープや人気だというステーキを食べましたが正直微妙でした…。

台湾の北部から修学旅行生が来ていて、平日なのに大混雑でベビーカーで回れる感じではなかったのと、ずっと座らされっぱなしの娘ちゃんが可哀想なので、早めに退散してホテルへ。

ホテル周辺の横断歩道には信号のないところが多く、車道の信号を見て渡るシステムのようでした。

ホテルに着くと、なんと夜市で遭遇したのとは別の修学旅行生で大混雑。

これまた北部の、しかもうちの近くの学校の生徒たちでした。

エレベーター前にずらっと生徒たちが並んでいて、どうなるのかと思ったら、関係者以外立ち入り禁止のドアをくぐり、業務員用のエレベーターで部屋に案内してもらえました。

部屋に入ると、娘ちゃんが人生初のホテルステイに大興奮ではしゃぎ回り、ベッドの上を転げ回りました。

愛河や駁二藝術特區が徒歩圏内にある
立地のいいホテル「福容大飯店」

2日目ーハンバーガー、夢時代、愛河、牛肉麺

地下鉄に乗って西子灣駅へ行き、台湾南部にしかないハンバーガーショップ丹丹漢堡(ダンダンハンバオ)で朝ごはん。

セットを2つ頼むとポケモンの紅包(台湾のお年玉袋のようなもの)がもらえるということで、旦那の同僚から子どもがポケモンが好きだからもらってきてほしいと頼まれていたんです。

私は迷わずTwitterでおすすめしてもらったテリヤキバーガーを注文。

付け合わせにポテトを追加で頼んだら、なんとじゃがいもじゃなくてさつまいも!

娘ちゃんはそのさつまいもスティックに夢中。

しょっぱくなくて、子どもにぴったりでした。

娘ちゃんはそれとコーンスープを食べました。

台湾のコーンスープは、日本の一般的なコーンスープと違って、コーン以外にもみじん切りのにんじんやキャベツなど色々と具が入っています。

北部にも丹丹漢堡があったら、子どもと外食するのに便利だろうなぁ〜。

そのあとは駁二藝術特區(ばくにアートセンター)へ。

子どもを散歩させるのにおすすめと聞いて午前中に行ったのですが、なんともうすぐ着くという時に寝始める娘ちゃん。

路面電車が近くを通ったので私が思わず「電車さんバイバイ〜」と言ったら、パッと起き上がって寝ぼけ眼で手を振りましたが、すぐにまた寝てしまいました。

駁二藝術特區を散歩して、暑かったのでマンゴーシャーベットを食べたりしているうちに、娘ちゃんが起きて、高雄流行音樂中心(ポップミュージックセンター)の辺りを少しだけお散歩。

高雄ポップミュージックセンター近くの
路面電車の駅にて

そこから路面電車(LRT、ライトレール)に乗って、ショッピングモール夢時代へ。

台湾セブンイレブンのキャラクター・オープンちゃんの巨大バルーンが飛んでいってしまってニュースになったところです。

入り口前にはカナヘイのキャラクターの遊園地が

ランチをしにフードコートへ行きましたが、入っているお店は大して北部と変わらず。

後から知りましたがオープンちゃんのレストランがあったそうなので、行ってみればよかったな〜。

娘ちゃんがぐずりだしたので、少し歩いて近くの時代公園へ。

滑り台にトランポリンに砂場にブランコなど、遊具がたくさんあって広くて楽しい公園でした。

1月なのに噴水が出ていて、びしょ濡れになって遊んでいる子がいました。

時代公園のすべり台
これよりもっと大きい子向けのものも

思う存分遊ばせた後は、ジュースで釣ってベビーカーに乗せ、地下鉄で移動。

乗り換えのついでに美麗島駅のステンドグラスを改札の中から見ることができました。

228公園を抜けて愛河へ。

川沿いの景色を見ながら歩くのはとても気持ちよかったです。

愛河沿いの歩道

川沿いをホテル方向に歩いていくと、午前中に行った高雄ポップミュージックセンターが見えてきました。

実はこの時初めて、こんなにホテルから近かったことに気づいて、徒歩圏内だったんかい!とびっくりしました。

ホテルのすぐそばに、Twitterでおすすめされた港園牛肉麵というお店があり、そこで夕食。

湯麵と乾麵(油そばのような汁なし麺)を一杯ずつ頼んで旦那とシェア。

湯麵はあっさりしたスープで食べやすく、娘ちゃんも食いつきがよかったです。

乾麵はちょっと油っこくて、湯麵のほうが好みでした。

歩き疲れたので、7時にはもうホテルに戻ってのんびりしました。

3日目ー湯包、ふつうの公園

旦那がせっかくホテルがレイトチェックアウトなのに早く出るのはもったいない、と言い、私もホテルのベッドが気持ちよかったので、娘ちゃんに部屋で朝ごはんを食べさせ、9時くらいまでごろごろ。

地下鉄に乗って、Twitterで教えてもらった興隆居というお店の湯包を食べに行きました。

湯包を買うのに旦那が並んでいる間に、朝ごはんをほとんど食べなかった娘ちゃんのために、隣の涼麵屋さんで涼麵(冷やしラーメンみたいなもの)を注文。

残念ながらたっぷり入ったおろしニンニクの辛みで娘ちゃん食べられず。

私が代わりに美味しくいただきました。

旦那が買ってきてくれた湯包と饅頭(まんとう、蒸しパンのようなもの)と豆漿(豆乳)を持って近くの小さな公園へ。

地元の子どもが遊びにくるような、ごくごくふつうの公園です。

娘ちゃんが滑り台で遊ぶのを見守りながら、湯包を食べました。

湯包というのは、日本でいうスープたっぷりの小籠包のことかと思っていたのですが、スープたっぷりの肉まんという感じでした。

ものすごくジューシーなので、スープをこぼさないように気をつけながらかぶりつきます。

それでも溢れてくるので、ウェットティッシュを用意しておくことをおすすめします。

わざわざ地下鉄に乗って足を運んだ甲斐があるおいしさでした。

食べ終わった後、Twitterでおすすめされた凹子底森林公園に行こうと地下鉄に乗り、また美麗島駅で乗り換えのついでにステンドグラスを見ました。

乗り換えの電車がくるのを待っている間に娘ちゃんがあくびをしだしたので、公園に行くのは諦めて、そのまま新幹線の駅へ。

最後に駅のモスバーガーで娘ちゃんの好きなナゲットとフライドポテトを買って、まだまだ高雄で遊びたかったなぁと思いながら、帰りの新幹線に乗りました。

「凹子底森林公園はもう少し大きくなってからのほうが楽しめるよ」と旦那になぐさめられました。

おすすめされたけど行けなかったところもたくさんあるので、また数年後に、高雄旅行に行きたいなと思っています。

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