【SVシーズン15】レギュF適応対面構築・改 ~ウガツホムラは添えるだけ~ 【最終47位/レート2140】

はじめに

はじめましての方ははじめまして、そうでない方はお久しぶりです。

シーズン15にて人生初のレート2100と最終2桁前半順位(メイン47位R2140、サブ59位R2133)を達成することが出来ましたので使用構築を紹介していこうと思います。

構築の動かし方は比較的簡単で初心者や中級者でも難なく扱える取っ付きやすい構築に仕上がっていると思います。

レンタルパーティも公開していますので、興味がある方は是非使ってみてください。

また、X(Twitter)こちらにて絶賛ポケ友募集中なので、話してやんよ〜っていう優しい方はフォローしていただけますと泣いて喜びますので、是非よろしくお願いします。

それでは本題。

構築経緯

前期(シーズン14)使用していた晴れギミック入りイダイトウ対面構築を中盤にレート上げで使用していたところ、思ったより戦績が良く2シーズン目も戦えるポテンシャルがあると判断し続投することとした。

前期の構築をベースにしている都合上、前回の記事で書いた内容と重複しないよう書くのを端折っている文章も結構あるので詳しく知りたい方は前期の記事(こちら)も併せて読むのを推奨します。

最終的な前期構築との変更点
・イダイトウをチョッキ→イバンに変更
・ディンルー→赫月ガチグマに変更
・命中不安技に対する願掛けで色証マスボ入り個体に厳選し直し変更

まずイダイトウはイバンの実を持たせたものが前期結果を残していたので、とりあえず自分も使ってみるかと思い、イダイトウの型だけチョッキ→イバンに変更した構築を使用してみた。

数十戦使ってみたところ、非常に悲しいことに自分が必死に編み出したチョッキイダイトウよりイバンイダイトウの方が明らかに勝てる場面が多かった。

ちんけなプライドはチョッキイダイトウを使えと喚いていたが、勝率の前にプライドなんてもんは犬の餌にもならないので、潔くチョッキイダイトウに別れを告げた。

自分はシーズン14の頭からこの構築を握っているため、弱点をほぼ全て把握しているのだが、羅列していくと

・キョジオーンが無理
・イダイトウがラス1対面勝てないパオジアン、トドロクツキ、タケルライコが無理
・受けループが無理
・イダイトウが遅いのでイダイトウミラーが無理

この4点が主に明確な弱点と呼べるものだったのだが、イダイトウをイバン型にしたことにより、まずパオジアン対面不利問題はある程度の解決を見せた。

シーズン15では、前期ママンロンゲサイクルが結果を残したため

・ママンロンゲが無理(NEW)

という弱点が増える形となった。
当初は不利構築と割り切って良いレベルでしか増えないだろうとタカを括っていたが、有名強者が配信で使用したりレンタルを公開したせいか中盤以降に爆増。
流石に対策を練らざるを得ない状況になった。

それと時を同じくして環境の変化のせいか、ディンルーを出したい場面が前期に比べて明らかに少なくなってきていたので、この枠をHB毒ガチグマ(赫月)@残飯に変更した。

この変更により、

・キョジオーンに割と勝てる。
・トドロクツキ、タケルライコに割と勝てる。
・受けループに割と勝てる。
・イダイトウに割と勝てる。
・ママンロンゲに割と勝てる。
(いずれも絶対勝てるとは言ってない点に注意)

と、この1ピースにより構築全体の弱点がほぼ(ほぼ)改善され尽くした。
かくして構築は完成と相成った。

構築コンセプト

・初手でテラスを切ることを選択肢に入れつつ序盤でアドを稼ぎ、そのまま逃げ切る。

・隙の少ない対面選出+数をこなすことによる練度でプレイングを一貫させ、全ての構築相手に極力読みや択を発生させず戦う。

選出パターン

本構築は対面構築である性質上どのポケモンが「初手起き」「ストッパー」「詰め駒」のいずれの役割に該当するのかを把握してから個体解説に移った方が良いと思うため、先に選出パターンを説明する。

対面構築におけるそれぞれの役割がよくわかっていない読者はこちらの動画が優れた教材となっており丁寧に言語化されているので見ることを強く推奨する。

基本選出(一番対応範囲が広い)
初手カイリュー
ハバタクカミ(ストッパーor詰め)
イダイトウ(詰め)
テラスは大体初手カイリューに切る。

第二選出(キョジオーン、トドロクツキ、タケルライコ等がいてイダイトウが詰めとして機能しなさそうな時)
初手カイリュー
ハバタクカミ(ストッパーor詰め)
ガチグマ(詰め)
臨機応変にテラスの使い所を考えるが必要なら初手でカイリューに切る。

受け崩し
初手ガチグマ(崩し)
ハバタクカミ(ストッパーor詰め)
イダイトウ(詰め)
テラスは大体初手ガチグマで切る。

晴れ選出(相手の構築にハバタクカミや高耐久の水、炎、龍、岩がいない時)
初手コータス(起点作成)
ウガツホムラ(詰め)
@1(詰め)
テラスはウガツホムラに切る。

選出は主にこの4パターンにて行った。
知らない構築と当たって困った時はとりあえず基本選出を信じて出せばなんとかなる。

個体解説

鋼カイリュー@いかさまダイス

調整

AS:ミラー意識のガチ特化

H:余り

前期使用したものと同じ技調整だが、命中90を当てる願掛けのために色証厳選をし直した。ふんぞり返っている。実際に最終日は外しても問題ない場面でしか外さなかったし、怯みもほとんどしなかった自覚の塊。

ディンルーが構築から抜けた都合で9割以上の相手に初手投げしていたが、テラスを切って良い前提で動けば明確に不利な相手が存在せずアドを取りに行けるこの型が最強だと信じて使い続けたし、それは正解だったと思う。

TOP30くらいまでの環境でよく見るポケモン相手には初手の行動をほぼ一貫させていたので、相手の上手い行動に合わされても「自分は間違った行動はしていない、リスクをケアして正解の確率が高い戦い方をしているから問題ない」と冷静に戦うことが出来た。

純正の渦アンコカイリューが環境的にもちょっと増えていたせいか、渦アンコの刺さりは前期ほどでなかったような気がするが、これがないと一定数いるドヒドディンルーに勝てないし、何より持久力ブリジュラスにタコ負けするので現環境ではこれが無いとやってられない。

もっと増えてもいいぐらい強い型だと思う。増えないで欲しいが。

電気ハバタクカミ@ブーストエナジー

調整

H:奇数になるよう特化

S:Sブーストかつ偶数になるよう20振り

CD:4振り

B:余りで特化

こいつも前期と同じ技調整だが電磁波の命中と痺れ祈願で色証厳選し直した。やる気ゼロなのに多分選出率は一番高い。実際最終日は余裕のある場面でしか電磁波を外さなかったし、なんかめっちゃ痺れてプレミを拾った試合があった。

技構成に関してはやっぱり挑発/電磁波で完結していると思った。前期より電気、地面テラスのカイリューが増えたり、身代わり持ちのブエナカミが増えたりしたので、電磁波自体は押しにくくなったものの、カミが対面突破に手間取るポケモンをイダイトウに任せたり、ガチグマの積みの起点を用意したりと、単体では意味の薄い運ゲ技だというのは否定しきれないが、2体目に出し3体目に繋ぐ動きをする上では非常に重要な役割を持つ技だったと思う。

水イダイトウ@イバンの実

調整
A:11n
S:麻痺状態の最速135属抜き
B:ぶっぱ

構築のニューカマー、新エース。チョッキイダイトウ？何だそいつは。知らん。

イダイトウは襷、粉、チョッキと大体の型は使ってきたが、今のところ間違いなくイバンが一番強い。

イバンイダイトウの強さは行動保証の点に注目されがちではあるが、HPが1でも残っていれば詰め駒として機能する性質上、サイクルパーツとして後投げしてHPを削られてもそんなに痛くないというのが立ち回りの幅を広げられて素晴らしいと感じた。

終盤になるにつれ、流石にイバン型は周知され始めている雰囲気を感じていたが、それでも強かった。

色厳選は一番大変だった。

毒ガチグマ(赫月)@食べ残し

調整
HB:ガチ特化
C:偶数にするため4振り

構築のニューカマー、新エースその2。
中盤以降ママンロンゲグライ(鉢巻パオ)にタコ負けしたので、1匹でカモれるように考えた結果、地面技のない歪な技構成になったが、こいつを投入してから純正ママンロンゲグライの構築と当たったのは一回きりだった。ポケモンあるある…

とはいえ、この構築は前期の構築記事でも書いたように晴れ選出の圧力が高すぎてサーフゴーやハッサムを筆頭とした鋼ポケモンが出され辛いので、地面技がなくとも困る場面はそんなに無く汎用性を欠かずに運用できた。

受けループ系統には初手から出してテラスを切り毒を拒否しつつ瞑想を積み切って殴る。瞑想持ちハピラキには技を一個隠しつつ殴って急所を引くことで解決とする(技を4つ見せると鋼テラスだった場合に勝てなくなる)

ハイボ持ちなので身代わりキョジにも理論上勝てるが、瞑想を積み切ってから最初にハイボで殴るタイミングは相手が身代わりを押すタイミングに合わせないと守る自己再生でTODに持ち込まれるので注意(1敗)

それ以外に出す時は物理ポケを起点にして相手を詰ませるイダイトウとは別ベクトルの詰め駒としてしっかり機能していた。

アンコはどうしようもないのである程度はケアして、あとはもうない前提で立ち回る。

ちなみにラス1で相手のイダイトウと対面した場合、テラスがなくともフルHPからなら特化ウェーブタックルを確定耐え→反動ダメージ+ブラッドムーンで無振りイダイトウが確定1発なので、イダイトウ構築ミラーでもガチグマを投げていた。

Dには一切振っていないがC252振りSブーストハバカミぐらいなら対面から起点に出来るらしい。なんで？

飛行コータス@脱出パック

調整

HD:特化

B:余り

前期と同じ型だがこいつもオバヒを当ててもらうために色証個体にした。実際今期は一回もはずさなかったので願掛けってもしかしたら意味あるのかもしれない。スピ系にハマる奴の気持ちが少しわかった。

性格がのんきじゃなく生意気な理由はガチグマの特化大地の力が特防補正じゃないと確定1発になってしまうから。こいつの役割は晴らして1発耐えてステロを撒いてカイリューのマルスケを潰す。以上。

特に書くこともないので晴れの並びが選出圧力以外でどういう役割を担っておくか書いておくと、天候ミラーでないギミック対決だとめちゃくちゃ強い。

わかりやすく数がいるところだとイエカシラオオニューラやトリルガチグマ、この辺りのギミックと真っ向から殴り合うとそこそこ安定して勝てるので、そういう相手には積極的に投げていって良い。というか、基本選出だと負けるので、こっちでどうにかするしかない。

炎ウガツホムラ@拘り鉢巻

調整

AS:A<S古代活性でS上昇するよう最大調整

HBD:BD4振り余りをHぶっぱ

相変わらずの火力おばけ。個人的には見えない水テラスや炎テラスに止められがちなのであまり信用していないが、それでも終盤上位帯でも刺さる相手にはイージーウィンをもぎ取ってくれた。

というか、終盤上位帯では何故かよくわからんが晴れが通っている構築がまあまあ多かったので最終日がむしろ一番選出した。

これに関する理由は様々ありそうだが、他の晴れパ使いの方が言っていたHBカイリューの減少というのが一番理由としては大きいような気がする(H特化程度のカイリューなら全部乗せ大噴撃で乱数5割強で突破可能)

とは言え、使用率一位のハバタクカミが眼鏡だろうが電磁波だろうが甘えるだろうがウガツホムラの上を取って邪魔してくるので、ハバタクカミがいる構築には基本的に晴れ選出を出してはいけない(ハバタクカミがいない構築なんて存在しないじゃんって？それはそう)

重いポケモン

持久力ブリジュラス
無理オブザイヤー2024筆頭。カイリューの炎の渦で削ってハバカミでスイープするor晴れの火力で吹っ飛ばすしか勝ち目がない。もはや持久力だったら勝てないので頑丈前提で立ち回ってたみたいなとこはある。ランドと一緒にいるのがマッチング画面で見えると一旦死を覚悟する必要がある。

毒菱+受けポケ
受けポケだけならガチグマで何とかなるけど、毒菱を撒かれてるとどうしようもない。毒菱要因大体こっち視点初手ガチグマで合わせたくないしで結構最悪。

鋼タイプ
無理。だって出されない前提で構築組んでるんだもん！炎の渦で削るか、イダイトウで無理やり持ってくしかない。

鋼テラス
無理。後から鋼タイプになってくるとか聞いてないんだけど！炎の渦で削るか、イダイトウで無理やり持ってくしかない。

結果

TNくちくさっ！最終47位/レート2140

TNスカーレット最終59位/レート2133

シーズンを通しての振り返り

なんで勝てたかなのだが、正直自分でもよくわかっていない。

ただ、最終日前日(レート2000↑)から明らかに勝率が上がったのは肌で感じていたので「ずっと使っていた並びが偶然上位帯での流行と噛み合っていてたまたま勝てた」というのが実際のところなのかなと感じる。

同じ構築でもレート1900〜2000あたりで勝ちきれず1週間ほど停滞していたので、やはり上位帯、中位帯にはそれぞれの流行りがあり、別モノの環境だなと実感させられた。

なんなら最終日が一番勝率が良かったまであるので、本当に巡り合わせが良かったシーズンだったのだと思う。

まあ、それはそれとしてシーズン通して同じ構築で500戦以上やってきた練度で勝ち切った試合も多かったように感じるので慢心することなく、過度に謙遜することもなく誇っていこうと思う次第です。

あ、それから今期初めてサブロムというものをちゃんと用意しましたが、これは大事ですね。メンタル弱弱の自分はこれがなければ朝9時まで戦い続けられなかったと思います。

レンタルはしばらくは貸し出せるようにしておきますので、気になった方は是非使ってみてください！

長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました！

繰り返しになってしまうのですが、この好成績を残せたタイミングでポケ友達を作ろうと画策しているので、話してやるよ〜って方はX(Twitter)の方をフォローしていただけますと泣いて喜びます！

日課の色ハバタクカミ厳選で色証個体がボックスを圧迫しているので、構築記事読んだよ〜って方はX(Twitter)こちらにてリプ頂ければお裾分けしますので、是非に！

ではでは長文駄文失礼致しました。
皆さまに良いランクマライフがあらんことを。