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深山(みやま)高原へ 探鳥会レポート<Kダム編>1/3話 2024年4月

 探鳥会のスコープ隊Oさんから、深山高原で生き物観察をしている会を紹介していただきました。

 観察会に参加するには会員の紹介がないといけないそうです。
 たまたま予定が空いていたので、申し込みをお願いしました。

 当日は1時間も早く現地に到着。
 早すぎたので近くの有名な観音堂をお参りしてきました。

 ダム湖畔へおりる細い道をうっかり通過し、Uターンしました。
 Uターンして戻ると、曲がり口に役員が立っていて、手で合図をしてくれました。

 細い道の先は広場になっていて、余裕を持って車を停められました。

 「おはようございます」

 声をかけられてビックリ。
 ゆる支部・ニコ支部の顔見知りがけっこうたくさん。

 「Oさんに声をかけてもらったんです」

 「あ、Oさんねー」
 「じゃあ、今日はOさん、来るのかな」

 「あ、来た」
 坂道を下ってくるOさんの車が見えました。

 初めて参加する会なのに顔見知りが7人いました。
 これだけ知り合いがいると心強いです。

ダムの一角がビオトープになっていました

 受付が始まり、用紙に名前を記入しました。
 私は会員ではないので参加費として保険料を支払いました。

 事務局のNさんは
 「双眼鏡ありますよ」
 たくさん双眼鏡を用意していて、参加者に貸し出していました。

 定刻になって声がかかりました。
 「集まってください」

 地元出身の方がリーダーらしい。
 ゆる支部探鳥会で何回か会ったことがある人でした。

 参加者は円陣を作って端から自己紹介をしていきました。
 その後にコース説明がありました。

 「それでは出発します」

 広場をスタートして、小川の橋を渡って、Kダムのほとりへ移動しました。

 それは鏡のような水面のダムでした。
 目の前は崖になっていて、若葉が芽吹く前の枯れたように見える木々。

 「何かいる」

 目ざとく水面に浮かぶ水鳥を見つけた人たちは双眼鏡で確認をして
 「キンクロハジロのメス」
 と、鳥の名前を言いました。

キンクロハジロのメス

 私が水面を見ているときに、年齢不詳のマダムから声をかけられました。
 「鳥が分かりましたか?」

 幼稚園児が見てもみつけられそうな鳥を、わざわざ分かったかと聞くのはなぜだろう。

 「はい、撮りました」
 鳥が分かったし、写真にも撮りましたという意味を込めて答えました。

 マダムは私の装備をジロジロ。

 年齢不詳マダムはそれきり声をかけてきませんでした。

ダム近くの小川

 周囲でたくさんの鳥の声がしていました。

 よく聞こえるかと思って集音器を使ってみました。
 ところが、話し声ばかりを拾ってしまって、かえって聞こえませんでした。

 それを見ていたリーダーから
 「それって集音器?よく聞こえる?」

 そっちかい(汗)と思いながら答えました。 
 「ひとりの時は聞こえますよ、今は人が多くてダメです」

 近くにいたOさんが「オオルリ!」と見上げながら言いました。
 「さっきからオオルリの声がすると思った!」

 日本三鳴鳥と言われる鳥ですが、私にはそんなにハッキリ聞き取れず。
 ここで集音器を使わなかったことが悔やまれました。

 スコープ隊が、オオルリをスコープという望遠鏡に入れてくれたので、見ることができました。
 けっきょく、居場所がよく分からなくて写真には撮れませんでした。

2につづく。


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