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ようこそペンションMへ 2024年4月

 先日、ゆる支部の平日探鳥会に行きましたが、雨で中止だと言われました。

 ゆる支部で顔見知りになったOさんには以前から家に来ないかと声をかけていただいていました。
 今回も「良かったら家のエサ台を見に来ない?」と言っていただけました。

 何度も断るのは申し訳なかったのと、雨で中止と言われて時間ができたので、お邪魔することにしました。

 「ナビにペンションMって入れてもらうか、後をついてきてくれればいいから」

 ペンションが目印なのかなと思って、言われたとおりナビを設定しました。

 Oさんの後について車を走らせて、到着したのはペンションM。
 そしてOさんはペンションに入っていきました。

 「Oさん宅って、ペンションだったんですね?」
 「そうなんです」

 グリム童話と昭和のよき時代を連想するようなインテリアたちが迎えてくれました。

 レンガに囲まれた暖炉のモチーフと飾り棚があるのがグリム童話風。
 レコードと、わざと古く見える色合いの時計、使い込んだ石油ストーブがあるのが昭和風。

 「今はお客がいないから」

 案内されたのは1階の食堂でした。

 外に小さな家の形をしたエサ台がありました。
 窓のすぐそばにも太い木が吊してあります。

 Oさんは食堂のイスをテーブルから直角の角度にしてすすめてくれました。
 右を向けばテーブルに、左を向けば窓です。

 次々に小鳥がやってきました。

 エサ台にやってくるのはアトリ、カワラヒワ、シジュウカラ。
 木に牛脂が乗せてあって、こちらに来るのはエナガ、メジロ、ヒガラでした。

アトリ
シジュウカラ
カワラヒワ
ヒガラ
白いのは牛脂

 Oさんは
 「エナガは絶対にひまわりの種は食べない、牛脂」
 「アトリは(渡り鳥なのに)いつまでここにいるんだろう」

 エサ台で見ていなければ知ることができない話が聞けて楽しかったです。

 「2階に行ってみませんか」
 そう言われて2階の客室から鳥を見ました。

 「そこにアカハラ」

 庭にアカハラがいるの、すごすぎると思いました。
 アカハラは落ち葉の上を滑るように移動していきました。

アカハラ
ヤマガラの後頭部
シメ

 遠くの木にシメがいたり、キビタキの歌声が遠くから聞こえてきたり。

 「今日は雨だから鳥がおとなしいけど、いつもならもっといる」
 「去年、庭にコルリが巣を作った」
 「この2軒先の家の生け垣に、去年ジョウビタキが巣を作った」

 うらやましいと思いつつ聞いたのですが「冬はマイナス7度」ということでした。
 ストーブを付けない方が短いそうです。

 また1階に下りてきてエサ台を楽しみました。
 Oさんのコレクションの鳥本を見せていただいたりしました。

 コーヒーを飲みながら鳥見だなんてぜいたくです。

 とても充実した時間を楽しんできました。

シジュウカラ
メジロ
牛脂がなくなった後も舐めていました


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