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秘湯めぐりで日本再発見! 新潟の山奥、 「自在館」でプチ湯治!

日本人なら誰もが知っている温泉。

何百年も前から変わらず、わたし達と共にある温泉に、日本の良さを感じる人は多いかと思います。

なぜか、温泉って入るとほっこりした気分になりますよね。

温泉好きであれば、「いつか秘湯を訪れてみたい」と一度夢見たことはないでしょうか。

今回は「秘湯めぐりで日本再発見!」をテーマに、有名な温泉地とは一味違う、秘湯の魅力を紹介していきます。 

わたしが実際に訪れた、新潟県の秘湯のお話もあるので、「秘湯って言葉は聞くけれど、どこにあるの?」という方は、ぜひ最後まで読んでください!

【この記事をおすすめしたい人】

  • 温泉が大好き

  • 秘湯に興味ある

  • まだ知らぬ日本の良さを知りたい

  • 地方の魅力を知りたい


秘湯を訪れて、日本再発見の旅に出かけよう!

日本秘湯を守る会

秘湯と聞くと、みなさんはどういうイメージを持ちますか?
街の喧騒とした感じから離れた山奥、日本の原風景が残る里山、ひっそりと佇む温泉宿など。

秘湯って自分で探すと大変ですが、そんな時に参考にしてほしいのが、「日本秘湯を守る会」という団体です!

なんと昭和50年から始まる、歴史あるコミュニティで、現在114もの温泉宿がこの「日本秘湯を守る会」に入っています。

関連する宿のスタンプを10コ集めると、1泊が無料になるというスタンプ帳もあって、全国各地で秘湯めぐりをすることができるんです。

「日本秘湯を守る会」には、古くからある温泉や自然を守りたい、というお宿さんが集まっていて、地域に残る日本の良さを再発見できます。

少し交通の便は悪いけれど、山の中にひっそりとある温泉宿も多く、自然に囲まれながら温泉に浸かる、というような旅が可能です。

わたしは「日本秘湯を守る会」に属している、「自在館」に宿泊してみました。

お宿が本当に素晴らしくて、とても素敵な体験になったので、その時の様子を紹介していきます!

新潟の秘湯に行ってみた  ー 自在館ー

わたしが訪れた場所は、新潟県魚沼市。栃尾又温泉にある、自在館です。

忙しい日常に疲れて、どこかぼーっとできる場所はないかと探していたら、このお宿を見つけました。


  • 自在館(じざいかん)

  • 場所:〒946-0087 新潟県魚沼市栃尾又温泉

  • 電話番号:025-795-2211 (9:00-17:00)

  • アクセス: 上越新幹線「浦佐駅」から送迎バスあり(事前予約制)

わたしの新潟のイメージは、魚沼産コシヒカリ。里山料理。雪景色。スキー。

栃尾又温泉は聞いたことがなかったけれど、なんだか山奥にあっていい感じ!

湯治(とうじ)といって、このような温泉宿に長期滞在し、体調を整えることが、昔はよく行われていたそうです。

病気治療や改善に効果があり、自律神経が乱れがちな現代人にもオススメなんだとか。

自在館はプチ湯治滞在を勧めていて、初心者でもハードルが低そうだったので、行ってみようと決めました!

アクセスは東京の中心からだと、2時間~2時間半くらいかかります。 

新幹線「浦佐駅」から送迎バスがありますが、集合時間が決まっているのと、事前予約制なので要注意です。

「浦佐駅」から在来線とバスを乗り継いで、自力で行くことも可能ですが、送迎バスが断然オススメです。

このように、ちょっぴり不便なところにある栃尾又温泉ですが、そこには秘湯ならではの良さがありました。

わたしが感じた魅力を3つ、お伝えします!

秘湯の魅力①温泉

秘湯の魅力といえば、一番は温泉です!

自在館がある栃尾又温泉は、山奥にひっそりとあります。温泉を囲うように、自在館を含む3つのお宿があり、皆で温泉を共有しているようです。

栃尾又温泉には400年の歴史があり、ラジウム温泉といわれる、ぬるめのお湯が特徴的です。

万病の湯ともいわれていて、全国からたくさんの人が、病状改善や健康を求めて訪れています。

自在館で宿泊者が入れる温泉は、6つあります!

  • 大浴場「霊泉の湯」 (3つのお宿で共用)
    したの湯 / うえの湯 / おくの湯 

  • 貸切露天風呂 
    うけづの湯

  • 貸切風呂    
     →たぬきの湯 / うさぎの湯

貸切の内風呂と露天風呂は、自在館の宿泊者のみ、予約制で入ることができます。 お部屋のタブレットで予約できるから、とても便利!

私のオススメは、「したの湯」。 長い階段を通って、「したの湯」で向かうのですが、その空間が素敵すぎる。

まるでジブリに出てくるような、秘密基地のような場所です。木のぬくもりに溢れていて、歩くと気持ちが良いのです。

「したの湯」の空間も素晴らしいのですが、残念ながら写真は撮れないので、ぜひ実際に訪れてみて欲しい(泣)

ラジウム温泉はかなりぬるいので、2~3時間入って、少しずつ身体を温めていくのが良いみたいです。

長湯をすると、なんだか身体が温泉に包まれているような、不思議な気分になります。

心も落ち着くので、わたしの場合は悩み事がスーッと消えていきました。

秘湯の魅力②自然

秘湯めぐり、二つ目の魅力は、周りの自然です。

自在館は、新潟の山奥にあります。わたしは秋に行ったのですが、山の空気がとても澄んでいて、かなりリフレッシュできました。

お部屋によっては、源泉の流れるダイナミックな水音が聞こえて、自然をすぐ近くに感じます。

建物の目の前には、車道が続いていて、近くをお散歩できます。念の為、熊よけの鈴も貸してくれます。

秋だったので、コスモスや赤とんぼも見れて、歩いているだけで癒されました。

また宿のすぐ横は、薬師堂があって、自然豊かな庭園のようなスペースとなっています。

樹齢400年以上のスギやケヤキの大木があり、足元には苔が一面に広がるような場所です。

お薬師様は、健康、子宝、安産などにご利益があるようです。高くそびえる「夫婦欅」をくぐり「子持ち杉」をまたぐと、子宝に恵まれるそうな。

わたしは歩いていると、自然の神秘さを感じて、自分の心も洗われるような気分になりました。

夜になると、建物の間から月や星が見え、幻想的な雰囲気に変わります。

虫や鳥の声も聞こえるので、音楽をかけず、自然を音に意識を向けてみるのがオススメです。

秘湯の魅力③料理

秘湯めぐり、最後の魅力は、なんと言っても地元の料理!

自在館では、ココロとカラダに優しいごはんが食べられます。わたしは宿泊した際に、夕食をいただきました。

まず食堂が素敵で、窓がガラス張りになっています。
山の自然に囲まれているので、あたり一面が緑になっていて、山奥感が満載です。

お食事は一汁四菜で、地元の食材を使った郷土料理がメインでした。 

あんかけ豆腐ハンバーグや煮物、お汁物などがあり、どれもびっくりするほど美味しかったです。 

健康志向ですが、ボリュームは決して少なくなく、私にはお腹いっぱいになる量でした!

お米はもちろん、魚沼産のコシヒカリで、おかわり自由です。柔くてモチモチで、わたしは2回おかわりしました(笑)

健康料理って、何度か食べたことがありますが、自在館の料理はどれも特別でした。温泉に入るとお腹もすいて、いつもの数倍、ごはんが美味しく感じられました。

ちなみにお昼はランチ営業していて、ラーメンなどのガッツリメニューも食べられます。
とは言っても、ラーメンもあっさりめで、スルッと食べることができました。


まとめ

以上、秘湯の魅力について、自在館へ旅したお話を語ってみました。

秘湯を訪れると、温泉だけでなく、その地域の自然や食べ物のすばらしさを、改めて感じることができます。

わたしが宿泊した自在館だけでなく、「日本秘湯めぐりの会」には、さまざまなお宿があります。

普段温泉好きな方、秘境が好きな方は、ぜひ気になる宿を訪ねてみてください。秘湯めぐりで、古き良き日本を再発見していきましょー!


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