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旅人はみんな、旅先へギフトを贈っている 

普段、わたし達はどこかに出かけるごとに、旅先からたくさんのギフトを貰っています。 例えば、思い出であったり、お土産の品だったり、新しい価値観であったりと、さまざまです。

では反対に、わたし達は旅先に何か貢献できているでしょうか? 
わたしの答えはYES、です。

旅はただ何かを得るだけの、一方通行の体験ではありません。旅人もまた、旅先に「ギフト」を贈っているんです。そのギフトとはズバリ、「影響する力」です!

どういうことか、詳しい理由を解説していきます。


旅先への影響を、3つの視点から考えてみる!

旅をすると、美しい景色や、おいしい料理、地元の人との交流など、さまざまな体験をすることができます。では現地の人々はどうでしょうか? 

1)「お金」がもたらす影響

旅行をするとき、必ずといっていいほど、わたし達は旅先にお金をおとします。
一般的に、旅ですることを考えてみると、こんな感じです。

  • 宿に泊まる

  • レストランやホテルで食事をする

  • 観光スポットに立ち寄る

  • お土産を買う

どれも旅先に対して、お金を払うアクションです。

こう考えると、旅行をすることで、その地域の経済に、少なからず貢献しているかと思います! 観光業が盛んになることで、雇用も増えるはずですね。

自然災害などの被災エリアに対して、旅行することが復興に繋がる、と言われるのには、こういった背景があります。

2)「人との繋がり」がもたらす影響

旅人と旅先では、双方の間でコミュニケーションが生まれます。

旅のなかでは、お店の人、タクシーの運転手さん、観光地のガイドさんと話すことがあるかと思います。もっとローカルな旅をする場合、現地の人とご飯を食べたり、居酒屋で語り合うこともあるかもしれません。

そんな普段は出会わない、新しい人との繋がりが、お互いにとって楽しい時間となったりします。

実際わたしは、旅人を受け入れる側として、地元のゲストハウスで働いていました。そこで旅行者達に出会い、一緒にいろいろな話をすることで、人との繋がりを感じ、心があたたかくなったことを覚えています。

3)「知る」がもたらす影響

わたし達は旅先で、歴史、文化、名物料理など、たくさんのことを知る機会があります。そうすると、旅先はもう、名前も知らないどこかの土地ではありません。 

旅が終わったあとも、その地域について、もっと調べることがあります。友達や家族に、旅行の体験を話すことも多いでしょう。SNSやメディアで発信する人もいるかと思います。その地域の商品を買ってみたり、応援する場合もあります。

こうしてみると、誰かがその場所を知ることによって、地域の魅力がどんどん広まっていきます。旅行者が現地を知ることで、その地域はより多くの人と繋がりを持つようになる、と感じています。

まとめ

旅を通して地域に貢献できることはなんだろう?と考えてみました。 
わたし達はみんな、旅をしながらギフトを贈る = 「影響」を与える、ということを無意識にしています。

旅は2Way・コミュニケーション!わたし達も何かしらの影響力を持っています。もちろん良い影響ばかりだけではなく、オーバーツーリズムや環境問題など、ネガティブな要素に繋がることもあります。

良いも悪いも、全てはわたし達のあり方次第!どうせなら、旅先へポジティブな影響を贈りたいなと思います。

旅人が持つ影響力をあらためて意識してみると、今までとは違った旅の仕方ができるかもしれませんよ!


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