【マドレーヌだけじゃない】失われたときを求めて1　スワン家のほうへⅠ

失われた時を求めて（1）――スワン家のほうへI (岩波文庫)

 手を出すつもりじゃなかったんですよ。。。岩波書店で14巻の大作なんで。

　「積読チャンネル」というYoutubeチャンネルで紹介されていて、「ちょっと面白そう。マドレーヌの知識しかないけど」レベル。古本で買えば諦めても元が高くないからいいやって気持ちで購入。

　1巻読み終わりました。これはゆっくり時間を書けて読みたいと思いました。
　大事件が起きるでもなく、「私」の心とが淡々と書かれている、けれど「淡々」とした気持ちがなぜこのように美しくかけるのか、魔法のようで本を読んでいる間はその魔法にかかっているようでした。
　また、この小説といえば「マドレーヌ」だと思うのですが、それ以外にも出てくる感覚、（特に嗅覚）が自分までも同じ香りと思い出に浸るような感覚…これは初めての読書体験だ！

　欠点といえば…他の小説でもあるあるなのですが、「登場人物が多すぎて何回も前を見ながら確認が必要」ってところでしょうか。これからもっと多くなるのについていけるか少し不安。

　ともあれ、14巻全部読めるかどうかわからないですが、こつこつと楽しんでいきたいと思います。