見出し画像

お洒落することが好き

皆さまこんばんは。暑さがぶり返していますがお元気されていますか?

日頃ヴィンテージショップで働いていますが、たまたま自分が好きな服がヴィンテージだったという、いわゆるヴィンテージ好きには珍しいタイプのようなのですが、故にレギュラー古着もブランド物もなんでもごちゃまぜにするタチで。

そう、私はヴィンテージが好きという以前に、#ファッションが好き 。

服を着ることが好きと目覚めた幼少期

目覚めたのはこの連載でも書いたように、喋るよりも前の2歳ぐらいのこと。ファッションに関わる仕事、この道に進むのは必然だったと思う。

もちろん私自身が両親にとって一人目の子供だったというだけでなく、近所に親戚が住んでいることもなければ、いとこたちを合わせても一人目というお下がりをもらうことのない環境も恵まれていたのかもしれない。

加えて頑固な性格で、自分で選んだ服でないと着ない、なんてことをしていたので、小さい頃から自分で服を選ぶ癖がついていた。

更に私の年なら普通曾祖母ぐらいの年齢のはずの戦前生まれの祖母がいて、幼少期は彼女とばかり過ごし彼女が作る服に身を包めて過ごせたのは本当に贅沢で、かけがえのない経験をして育った。

ただ幼少期はそれほど体型の差がないので可愛いと思うものをただ着る、ということができていたのだが、小学生も高学年になる頃にはそれだけでは難しくなっていった。

マイナスからのスタート

段々と成長期も進むと体型が変わってくるんですよね。そうなるとまわりの子たちはあんなにもキラキラしてて可愛くて楽しそうなのに、どうして私は背が低くて、手足が短い上に肩幅がしっかりしててでも幼児体型なんだろう…と、体型のコンプレックスをまざまざと感じるようになった。

店頭のマネキンや雑誌のモデルさんのような着こなしをするにはどこを取っても程遠くて、流行ってるから、俳優さんが着ていて素敵と思ったから、って着こなせる服があるわけでもなくて。さらっと着れてしまう子達が本当に羨ましかった。(今もだけど)

ただそこで心折れてしまうどころか、持ち前の負けん気(?!)と好奇心で『どういったものならコンプレックスに目がいかず、心地いいと感じて着れるのか?』という点に重点を置いて、たくさん着て、着て、着続けるという冒険してきた。

もちろんその冒険の最中では似合ってないな〜とわかりきっている恰好もたくさんしてきたけれど(今でもパンツ禁止令が出てしまうぐらい致命的に似合わないです)、それも含めてすごくいい経験ができたと思う。

そんな失敗(というより仮説を実証しているから失敗とは言わないかもしれないけれど)を繰り返して少しずつ、自分の王道パターンが見えてきた。

するとコンプレックスが気にならなくなったし、着ていくうちにいろんなファッションを知ることができて更に好きになっていった

今もまだ冒険の途中で、マイ王道パターンだけでなく、自分自身が着こなすのは苦手と感じているテイストをどう着ていこうかと模索中です。

ファッションを楽しむことで
人生をより楽しめるようになった

たかが服を着ているだけじゃないかと言われるかもしれない。けれど、ファッションを楽しむことを通じて、コンプレックスまみれの自分自身を憎まなくなる…つまり自己肯定感を少しずつ持てるようになったし、自分のご機嫌を取る術を得れたのは、人生を歩む上で糧になっていると思う。

楽しいと感じれると、同じ事象でも良く捉えることができたりする。そう、なんてないありふれた毎日が輝いて見えることだってある。

要は何が起こるじゃなくて、どう感じるか。

そんな素敵なことを知れるきっかけをくれたファッションは、きっとこれからもずっと、大好きだって言い続けるし、微々たる力だとしても、ちょっとでもお手伝いできたら嬉しいなぁ、なんて思いながら毎日働き続けるよーってしがない販売員の大きなひとりごとでした。


 
Chiro (Chihiro Takatsuka)
大阪府出身。2013年より主にフランスヴィンテージを取り扱うPetit Bonheurに販売員として勤務。現在はデジタルディレクター、ビジュアルプレスも兼任している。また"ヴィンテージをもっと日常に!"をモットーに各種SNSにてレディースのヨーロッパヴィンテージについて発信している。
スキル販売サイト"ココナラ"にてビデオチャットを用いたコーディネート提案サービスも展開中。
 
ココナラ:@chirock_xxx
Instagram:@chirock_xxx
各種SNSのリンク集はこちら
 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?