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会いに来たんだよ。姿を変えてね。

私の好きな地方のインディーズバンド
      The  Plains
の曲に「はちみついぬ」という曲がある。


その歌詞の中に

“会いに来たんだよ 姿を変えてね〜"

という歌詞があり、何となくファンタジーっぽくて好きだった。

そして半年位前から何だかその歌詞に近い様な体験を何度かしている。

きっと頭が可笑しいと言われるだろうけど。

我が家では
昨年夏まで高齢インコのつがいを飼育していた。
いつも2羽と私で遊ぶのが習慣になっていた。
逃げたインコは人に良く懐いていた。 

しかし
昨年の猛暑日の事。

仕事から帰宅すると一羽の姿が無い。

家族の話では
放鳥中に掃除機で驚かせてしまい
パニックで逃げてしまったとの事。

一時感情的になり
悲しくてやるせなくなる。
残された一羽も暫く餌を食べなくなり
憔悴していた。

数カ月後
一羽になり同じ様に
毎日遊んであげる残されたインコは
以前より懐くようになり
以前は遠く離れていたが
自ら肩に止まる様にまでなった。


そしていつも遊んでいると
何故か
逃げたインコと同じ様な黄色の蝶々が庭に頻繁にやってくる様になった。

私達の周りを飛び回りいつも一匹。
中々逃げない。

段々何かあの逃げた子なんじゃないかと何となく感じる様になってしまった。
全く違うだろうけど。。逃した罪は重い。

でも歌の歌詞の様に
「会いに来たんだよ。姿を変えてね。」
だったらいいな。なんて。

逃げたインコを思うと本当に胸が痛むけど
この世は不思議な事で溢れている。



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