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トラウマ治療初回で、まとめておくと話が早い情報

最近、キリスト教関連についてはもうできることはないのかなという気持ちが強いです。
元々気持ちの整理のために始めたTwitterやnoteでしたが、いつの間にか勝手に背負い込むようになったものも多かったと感じています。

信仰をお持ちの方々の上から目線の言葉に怒って、反論するように文章を書いて…というのも不健全だと気づきました。自分がまるで、質の悪いガソリンで無理やり走っている車のようで…そういうのは、もうやめても良いのかなと…。

私が反論したり、怒って文章を書いても宗教虐待がなくなるわけではないし、虐待サバイバーの状況が良くなるわけでもない。私が向くべきは、幸せに信じてらっしゃる(なら、私に教え諭してくる必要のないはずの)信徒さんたちではない。


そんなわけで、しばらくは淡々とトラウマ治療のことを書いていくことにしました。それが意味を持つことがあるのかは分かりません。ただ書くことが習慣になったので、続けてみよう。そんな気持ちです。

ただ虐待とは、のちに長期の治療が必要になる。それくらい深刻な被害をもたらすものなのだとは、少しでも多くの人に知ってほしいです。
(もちろん治療を受けずに食いしばって生きている方もたくさん…トラウマ治療には運の良い人しかアクセスできない現状があって、悔しいですね…)

治療の過程で教会やキリスト教について気づいたもあったので、流れの中で書くことはあるかもしれませんが、そのときは大きな心でよろしくお願いします。

トラウマ治療への理解が少しでも広がり、当事者が治療にアクセスしやすくなるとともに、治療者(主に臨床心理士さん)が専門性に見合った待遇を受けられるようになることを願っています。



では、今日はトラウマ治療をいざ受ける直前の話です。私はEMDRという治療手法が使える臨床心理士のカウンセリングルームを義父が探してくれ、そこに予約を入れました。
そして初回のときには(できるときにはそれ以降も)、自分の情報を紙にまとめて行きました。

1.トラウマ治療初回面接で、私が事前にまとめた情報

私が事前にまとめた情報は、
①治療歴
(メンタルのことで初めて医療機関に掛かった時期、診断名、現在飲んでいる薬など)

②困っていること
(当時の私の場合はフラッシュバック、記憶がつらい、うつ症状、とにかく死にたい。
 おかしな自分を直したい←これについては次の記事で)

③改善したいこと
・フラッシュバックがなくなってほしい
・動けるようになりたい
・私は、考えがおかしいので、そこを直したい←これについては次の記事で、お話しします。

④受けてきた虐待
(時期、内容など…具体的なエピソードまでは書けませんでした)

です。

大体A4用紙1枚くらいの分量になります。
もちろん事前にまとめることは義務ではないです。日々の生活で忙しかったり、書き出すこと自体が負担ということもあると思います。
一人で思い出すこと自体、危険なこともあります。

「まとめること自体、とてもできる状態ではなかった」という状況を報告すること自体、治療者にとっては大切な情報になると思います。

私がまとめて行ったのは、単に「私の性格だから」ということが大きいです。でも、まとめておいたから初回面接がスムーズだったのは事実です。


2.事前に情報をまとめて良かったこと

①治療歴を、その場で思い出すのは難しい
私は、最初に心身の調子を崩してからトラウマ治療を受けるまでに、約10年かかりました。
途中、母の意向で治療を中断したり、結婚で居住地を移ったり、その後再びトラウマ症状がひどくなったり…と色々あったので、これは事前にまとめていかないと無理だなと思ったのでした。
(これでも早く辿り着けた方でした…)

ここまでやらなくてもお薬手帳を持っていくと、だいぶ話の通りやすさが違うと思います。



②初対面の人に、トラウマ関係の事情を落ち着いて話すのは難しい
ほぼこれに尽きます…。
また私の場合、臨床心理士の先生に自分の声を使って伝えるよりも文章を使うほうが負担が少なかったです。

これは初回面接に限らずで、治療も私が事前に思いついたことや思い出したことを紙にまとめて行き、心理士に読んでもらってそこから対話や治療が始まることが多かったです。
トラウマ治療は、苦しい治療です。その苦痛を和らげる方法は人それぞれで、そこを見つけながら続けられると良いですよね。


③一度まとめておくと、治療施設を変えるときにラク
私は幸い、初めてアクセスしたカウンセリングルーム(自費😭)に、ある程度症状が落ち着くまで通いつづけることができました。

ただ、そうもいかない方もいますよね。自分が心身ともボロボロになった、重たい話を初めての人に何度もするのは負担が重いです。
そうしたときに、箇条書きでもまとめたものがあると、ぐっと負担と軽くなると思います。


…トラウマ治療の話、やっと落ちついて書くことができました。私も書く準備が整ったようです。

今後もこんな感じで、淡々と書けることは淡々と、でも感情的に書いてしまうことは感情的に…。少しずつ書いていけたらと思います。

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