Sanzen-Ichi

ストリートフォトグラファー

Sanzen-Ichi

ストリートフォトグラファー

最近の記事

2024年 5月 ベストショット 10選

2024年5月の総撮影枚数は11305枚だった。街に出て撮りまくるのは当然として、いつでもカメラを持ち歩き近所の散歩や買い物に行くときでも撮りまくるから一万枚は超えてしまう。これでも巨匠たちに比べたら少ないと思うし、実力の面でも太刀打ちできるものではない。撮影枚数のような数字を追うことにはなんの意味もないけれど、写真人生の途中経過として記録を残すのは大事なことである。

    • 2024.5.29 ストリートスナップ 渋谷

      初心者が写真を始めたいなら、カメラ好きにおすすめを聞いてはいけない。カメラ好きは「秒20コマ」・「瞳AF」・「同調速度」・「5000万画素」・「フルサイズ」などのジャーゴンを捲し立てるので収拾がつかない。実はそれはそれで間違ってはいないけれど、今の写真初心者は常に比較対象がスマホなのを理解していなければならない。すると、要求はスマホよりも自由な操作ができて少し画質が良いカメラである。レンズはとりあえずキットレンズでよい。「うまくなりたいなら大三元か単焦点」なんて言う必要はない

      • 2024-05-26 ストリートスナップ 渋谷

        • 2024.05.24 ストリートスナップ 渋谷

        2024年 5月 ベストショット 10選

          2024.05.25 写真プロジェクト 恐竜時代

          この写真プロジェクト「恐竜時代」は荒木経惟への旅である。荒木は自身の作品の中で恐竜や爬虫類や怪獣などのフィギュアを頻繁に登場させている。おそらくそれらは彼の分身であり、未練を写しているのだと思う。ある時はモデルたちとの写真の中だけの関係を惜しむかのように、フィギュアは写される。一方、それらは自宅のバルコニー、路上、街、スタジオ等どこにでも現れる。その場合もファインダーを超えて自分が写りたいという欲望が表現されているように見える。 荒木はあらゆるものを小道具にし、イメージの皮

          2024.05.25 写真プロジェクト 恐竜時代

          2024.05.21-05.22 ストリートスナップ 新宿~渋谷

          主にネットで活動している人たちの展示を見に行くのがちょっと怖い。なぜなら出展者の知り合いで賑やかになっていて気まずさを感じるのではないかという疑念が拭えないからである。あと、本人らが在廊していたときなにか褒めなくてはいけないのではという観念もあり胃がキリキリしそうな気がする。大物の展示なら会場も大きいし本人を褒めるまでもないから安心できるけれど、ネットで活躍しているグループや個人の場合はそれが難しい。狭い空間、少数のコミュニティ、緊密な横の繋がり…。展示を開催している人のイン

          2024.05.21-05.22 ストリートスナップ 新宿~渋谷

          2024.05.22 写真プロジェクト 恐竜時代

          恐竜のおもちゃを思いつきで何個か買った。リサイクルショップで買い集めようとしたけれど、あんがい実店舗では恐竜のおもちゃはレアだ。たぶん、子どもが遊んだあとは捨てるかメルカリ行きになるのだろう。だから、メルカリで調べたら出るわ出るわの大発掘。新旧問わず大量に出品されていた。そしてかなり安い。おもちゃはいろんな家庭で不要な物扱いを受けてほぼ投げ売りにされているのかも。高値で取引される恐竜たちはおもちゃではなくフィギュア扱いで大人向けである。ぼくが欲しいのは、子どもが遊びまくってボ

          2024.05.22 写真プロジェクト 恐竜時代

          2024.05.17 ストリートスナップ 東京

          ストリートスナップをやっている人の写真をどんどん見たいのに、なぜかみんな渋って見せてくれない。見せてくれないというのは、インスタ等でアップする頻度が少ないのだ。どうやらセレクトなどの理由でアップしないで、アップしたとしても見せるのは3枚とかになる。一気にドカンと10枚20枚見せてほしい。完成品だけちょこっと見せるなんてストリートスナップでやっちゃだめよ。そもそも世間様の御尊顔を勝手に撮ってるんだから、表現という形で提示してくれているのは常に世界の方で、私たちはそれに感応してシ

          2024.05.17 ストリートスナップ 東京

          2024.05.15 ストリートスナップ 新宿

          絶版された写真集が高すぎて過去の名作に触れられる機会が少ない。図書館に行ったり展示を見に行くのは良い手段だけれど、そんな頻繁には行けないのが現実だ。それにぼくは写真集は所有していつでも見れる状態にしておきたいから、借りるのは苦手である。あと個人的に図書館とか展示は周囲が気になって集中できなくなってしまいがち。 ぼくは荒木経惟のファンである。こんな公言はしなくても伝説の写真家だからみんな知っているだろう。荒木の写真集は手頃な値段の写真集は買っているけれど、何と言っても彼は5百

          2024.05.15 ストリートスナップ 新宿

          2024.05.15 ストリートスナップ 新宿

          朝も昼も食べずに飲み物で過ごすことが多い。食事にあまり興味が無いゆえにあまり食べることに気持ちが向かない。ただ、料理をするのは好き。まずいものを生み出してしまったときの悲しみと、それを乗り越える喜び、そしてまた繰り返す悲劇に翻弄されることにハマってしまう。 写真もそうで、露出もシャッタースピードも絞りもミスってへこたれることも多いけど、スナップという天気次第の撮影で、ガチッと決まった写真が撮れれば喜びもひとしおというものである。そのため、カメラの設定は古いやつも新しいやつも

          2024.05.15 ストリートスナップ 新宿

          2024-05-10 ストリートスナップ 新宿

          季節が夏に近づいているため、日中に太陽が出ている時間が長くなっている。冬はあっという間に日没の時間になってしまうので早くに出かけて15時くらいに帰らなければならない。しかも冬は指が悴んでシャッターを押すのも辛ければダイヤルを動かすのも辛い。その点、春夏は暑さに気をつけさえすれば、日中も夜間も伸び伸び撮影ができる。ただ、真っ昼間は要注意。太陽が真上にあるときは影の出方が美しくないため、人の表情が綺麗に写らない。あと真っ昼間に撮影してると普通にこっちの脳天が焼けるね。長い時間を掛

          2024-05-10 ストリートスナップ 新宿

          2024.05.08 ストリートスナップ 渋谷~新宿

          最近、街でカメラを持っている人を見かける機会が多くて嬉しい。だいたいは観光客だけれど、各々が気に入っているらしいカメラをぶら下げて東京を歩いている姿を見るのは感涙ものです。日本人もセコセコとコンデジばっか買ってないでレンズ交換式を買いなさい。実はカメラはデカければデカいほど、善い。この苛烈な資本主義社会でデカさを競わないで何を競うのか。謙虚さは時にナメられへと誘われる。この日、ぼくはPENTAX 645Zを使っている人を見た。負けた!と思った。645Zの圧倒的なデカさに恐れ入

          2024.05.08 ストリートスナップ 渋谷~新宿

          2024.05.05 ストリートスナップ 新宿

          新宿は音が良い。ガチャガチャザワザワしていてたまに絶叫が聞こえる。耳に入ってくる話題は下世話なものばかり。車もバイクもうるさければ道は汚いし、裏通りは寂しくて死を感じて居心地が悪い。そして昼間の歌舞伎町のホテル街は風の音が不気味である。新宿はどこに行っても音が不快だ。しかし、その不快がシャッターボタンを押させる。イヤホンで音楽を聞きながら撮影なんてダメだ。不快な音に精神を殴られて、それに負けじとシャッターを押す。ただ、真正面から向き合って撮ってやるぜ!ってスタンスだと余裕で2

          2024.05.05 ストリートスナップ 新宿

          2024.05.04 ストリートスナップ 新宿

          カラーだとどうしても露出アンダーにしてしまう。これはもう癖というか体質と言ってもよい。明るい写真はどうも安っぽい感じがしてしまう。なんというか、現実をちゃんと見ていないような……。それでもシャドウ部は塗り潰さない。よく見かけるのはシャドウ部が真っ暗で何も写っていない写真。それもまた現実を無視していると思う。モノクロの場合は、そもそも色を抜いている時点でアートしているわけだから、個人のイメージに合わせて編集してもなんら問題ない。ぼくも気分でモノクロはハイコントラストにすることも

          2024.05.04 ストリートスナップ 新宿

          2024.05.02 ストリートスナップ 新宿

          前日にずぶ濡れになりながら撮っていた影響があったのか、途中で体調が悪くなってしまいすぐ帰宅してしまった。それでも悔しくて家路についている間サブカメラで近所を撮りまくった。ジュースを左手に、カメラを右手に持って気楽に撮ってたら脳を騙せることが判明した。ダメな日はカメラを変えるという荒木経惟の論は正しいらしい。気負いすぎて重いカメラでやると、体調がカメラに影響されちゃうこともあるようだ。やっぱ軽さは正義なのか?いずれはPENTAX 67Ⅱを使いたいところなのだが……。

          2024.05.02 ストリートスナップ 新宿

          2024.05.01 ストリートスナップ 新宿

          新しいカメラを買ったから試し撮りをするために新宿へ向かった。土砂降りの雨はテストにぴったりだった。そのカメラは防水性と耐衝撃性を売りにしているカメラで、泥水でも海水でもへっちゃらという人体みたいなカメラである。こっちも負けていられないから、傘を持っていかずこちらもズブ濡れになりながら撮影した。傘を差さないで濡れながら写真を撮るのはあまりにも快感だった。もはやシャッターを押さずに雨に打たれることが目的になっていたまである。「俺は貴様らとは違う――」とでも言いたげな風体だったであ

          2024.05.01 ストリートスナップ 新宿