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自己紹介を紙媒体で

こんにちは。初めまして。
「知帆」と申します。年は二十歳で、沖縄にて大学に通いながら舞台に立ったり創ったり、時たまこうして文章を書いています。

新学期もとっくのとうに終わりましたが、新しい環境に行くと、馴染むためにまず自己紹介をしたと思います。
今回はそんな自己紹介のお話です。


面接でガチガチになりながら必死に頭の中の作文を読むみたいに行う自己紹介
大勢の前で恥ずかしさを感じながら適当にやっちゃう自己紹介
バイト先で少人数の自己紹介(その後の会話は質疑応答みたいになりがち)
一言に自己紹介と言えども、考えてみると色んなパターンがあります。

そんな自己紹介ですが、私は最近、昔から憧れていた自己紹介を初めて行いました。

「名刺交換」です。
自分の名刺を作って渡す。
とてもビジネス的で面倒くさい行為にみえますが、名前を口に出す聴覚的情報にプラスして名前の文字を渡す視覚的情報の交換は、よく考えてみると丁寧かつ興味深い自己紹介の文化です。そんな日本独自?のシーンをいつか実践してみたいと前々から思っていました。

どうせ社会に出れば嫌でも名刺交換はする。なんて言いますが私はその機会が待ちきれず、なんとつい最近名刺を作ったんです!
しかし、自分で名刺をデザインするには己の限界を感じ・・・デザインの勉強をされていた大好きな演劇の先輩にデザインをお願いして、出来上がったのがこちら

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一番のお気に入りはこの縦書きです。
現代は横書きの名刺が増え、名刺以外でも縦書きの文化は減りつつあります。でも、縦書きの名刺には平安前から続く日本の文化を身近に感じられる気がしてとても好きなので取り入れることにしました。
というそれっぽい理由もありますが、縦書きにした理由は別にあります。
先日鑑賞した「シン・ウルトラマン」の影響です。
メフィラス、という外星人(宇宙人)が人間の姿で名刺を渡すシーンがあるのですが、その名刺が「メラフィス」と縦書きのシンプルなデザインで書かれてあり、何だか妙に面白く感じ真似をしたいと思ったからです。安直ですね。
にしてもデザイン可愛すぎません?

名刺は片手に収まる自己紹介と言いましょうか。
名前と肩書きとその他諸々を一枚の小さな紙にまとめる収まりのよさ、シンプルだけど工夫も出来るデザインの幅。お仕事にもよりますが、お気に入りの名刺を持っていると、新しいお仕事も少しだけワクワクする気がします。

少しずつ廃れてしまっている紙媒体の中でも名刺は守りたいものです。(というか私は紙媒体そのものが好きなのでどれも守っていきたい)

ただ初めて名刺を交換した時、謎に緊張してしまいました。
社会って難しいですね。



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