親不知抜歯で食の有り難みを知る
King Gnuの歌詞みたいですね。
少し前に最後の親不知を抜歯してきました。
元々私の顎は典型的な現代人の小さめな顎で、歯の矯正をするために親不知抜歯をしています。
上二本、右下一本の抜歯は少し前に乗り越えており、
最後の最後に大きめのラスボス親不知を残しておりました。
しかしかなり多めの部分麻酔を施し、
テコの原理を応用して無事に倒しました。
「ちょっと大変かも」と聞いていた最後の抜歯を難なく終えた私ですが、流石はラスボス。抜歯した後からが大変でした…
親不知を抜いた後、まず私にやってきたのはお口の不自由。
お口はうどん一本が辛うじて入る大きさしか開けきれず、加えて麻酔が切れ始めると痛みが襲います。(痛み止のお薬を貰っているので御安心を)
しかし、どんな痛みより一番辛かったことがありました。
お肉が食べられない
この状況に陥って気付く日常の有り難さとはこの事です。鶏肉、豚肉、牛肉、加工肉に至るまでのお肉が食べられないのはとてももどかしい。
お肉が夢にまで出てきました。
体調は抜群に良いのにお腹いっぱい食べられない悲しみは、最早何処にぶつければ良いのか分かりません。
ゆるゆるのお粥を飲み込みながら、肉厚ステーキを脳内で切って紛らわす生活が一.二週間続きました。
それからようやくたどり着いたピザの喜びは忘れません(ステーキは何故か食べなかった…)
何はともあれ、無事全ての親不知を抜歯した私は
遂に歯科矯正を行います。まだ装着はしていません。
目指せ、綺麗な歯並び。
ありがとう、全ての食に携わる皆様。