冬の夜の散歩に成功。

冬の夜に外出すると、決まってオリオン座を探す。理由は簡単、オリオン座以外の星座を知らないから。冬の大三角の存在は知ってるけど意識して見た事は無い。

この画像で初めて知ったんですけど、冬の大三角ってオリオン座見つけたらすぐ分かるらしいですね。(おおいぬ こいぬと来てオリオンなのは意味が分からない。これ絶対作者の後付けだろ。)
昔の人って凄く暇だったんでしょうね、今5ちゃんねるで「夜の空に光ってるやつを線で結ぼうぜ」てスレを立てても「暇人乙」で即スレ落ちしてしまうでしょうからね。現代人は忙し過ぎる。

本題に入りますか。(おれはよく分かんねぇけど小説家の人達はこの「本題に入りますか。」の後に「いや、本題に入らざるを得ない」みたいなゴチャゴチャとワケの分からねぇ文字を書いて文字数を稼ぐのが好きなんだろ?キッショ)

僕は夜に散歩するのが大好きなんですけど、夜の散歩が好きな人間は総じて何も無い人間だと思っている。何も無いから何かを見つけようとして衝動的に外に出てしまう。夜こそ何も無いのに。
でも夜が好き、何も無いから。何も無い夜が大好き。新宿や渋谷等の夜でも人が沢山居る街を除き大抵の土地は昼には人が沢山居たのに、夜になると幻だったかのように全員消えて居なくなる。閑散としている世界の中、自分という存在がそこにあり、ちょっとした終末のような感覚に飲み込まれる。切れかかって点滅している街灯や、誰かが座るのをずっと待っている公園のベンチを眺めながら、自動販売機で買った100円のあったか~い缶コーヒーを飲む。そういう時にだけ「ああ、今日も何も無かったな…」というクソキショい感情が芽生えてくる。

今日も何かを見つけに、何も無い場所に行く。

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