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捨身飼虎

「捨身飼虎」という例えがあります。

仏陀が前世で飢えた虎と7匹の子虎に餌を
与えるため、断崖から身を投げ、慈悲の心で自分の肉体を与えたというものです。

私は単純にこの説話と解説に違和感を持ちました。
「死んでしまってどうするのだろう」
「虎は一時的に飢えは凌げるが、また食べていかなくてはならないだろう」
と率直な感想を持ちました。

仏陀が投げ捨てたのは、肉体を含む「我」です。すべての執着、囚われを捨てたことを意味します。

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