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もちもち!ごちそう本格ちまき&おこわ|中国・武漢のお母さんの中華料理

「STAY HOME」とかオシャレぶっても、しょせん家ですごす退屈な休日。ああ、つまらない。

そんな退屈な休日を絶品にするアイデアがあります。それは、本格ちまきをつくること。私の中で、ちまきは「絶対作れそうにない中華料理ランキング」の第3位には入ります。1位は北京ダック。2位は…うーん。

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ちまきは、子どもの日に食べるものとして知られていますよね。その習慣は中国が発祥なんだとか。5月は中国では田植えの季節。邪気を払い、無病息災をねがう意味で、香りのある葉っぱでご飯を包むことを考えたのだそう。

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紐をといていくと、先にふわっととびだす竹の香り。ああ、たまらない。この香りが病を寄せつけないんだとしたら、今この時期、どんどん嗅いでおきたい!

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そしてほろっと顔出す、ほくほくの中華おこわ。お米のひとつぶひとつぶが、つやつやしてきれい。ドキドキ。おいしいかな、どうかな。

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待ちきれず高速で口に運ぶと、中からひろがるもちもちの食感。普通の炊き込みご飯よりもジューシー、それでいて中華料理店のちまきよりも脂っこくない。ああ、これがお家で楽しめるなんて!

今回は、STAY HOMEな今日を絶品な日に変える中華ちまきのつくりかたを、武漢のお母さんに聞いてみました。「竹の皮がないよ」って方も、ご安心。炊飯器で炊ける中華おこわのつくりかたもありますよ。

●用意するもの

もち米 2合
焼豚や角煮など 100g
たけのこ 100g
干し椎茸
 3〜4枚
にんじん 1/2個

【調味料】

醤油 大さじ1と1/2
塩 小さじ1
砂糖 小さじ1弱
サラダ油 大さじ1(炒め用)

【包む用】
竹の皮 4〜6枚(※ご家族の人数にあわせて)
たこ糸

●まずは下準備(2時間前)

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まずもち米を2時間以上、たっぷりの水に浸しておきます。前の日の晩に浸しておき、次の日につくると時間効率がいいです。

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干し椎茸を水で戻しておきます。(ここでのだし汁は使わないので別のものに活用!)生のたけのこを使う方は、このタイミングでアク抜きをしておいてください

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包みやすくするため、竹の皮を水につけ柔らかくしておきます。浮いてきてしまうので重石をのせておくのがいいです。

●材料を切って炒める(1時間前)

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焼豚や角煮など、味付きのお肉を1cm角に切ります。私はお肉屋さんで買ってきた焼豚を使いました。(完成した味、最高でした!)

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にんじん・たけのこ・干し椎茸も1cm角に切ってください。

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最初にフライパンで、火の通りにくいにんじん・たけのこをサッと炒めあわせます。

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油がまわったら干し椎茸と焼豚を加え、2分程度火を入れます。焼豚と干し椎茸の旨味を他の素材に移していくようなイメージで木べらで混ぜ合わせます。

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ザルに上げた生のもち米に、調味料(醤油・塩・砂糖)を入れます。

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そのままお箸で味が全体に行き渡るよう混ぜ合わせます。

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先ほど炒めた具材をお米に投入!

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均一に混ぜ合わせたら、30分置いておきます。味が染み込んでいきます。

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待っている間に、たこ糸を50cmに切ります。竹の皮の枚数分用意してください。長めだと結びやすい。竹の皮はAmazonでも買えました!


●ここからが本番!包みます!

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水で浸した竹の皮を、内側を向けて広げて置きます。
①右側1/3をパタンと折り返します。
②次に底辺1/3も上の方向に折り返します。

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右上部を開くと、ご飯が入るポケットができあがります!

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このポケットにご飯をつめていきます。隙間が空かないように詰め込みます。

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ご飯を詰め込んだら、底部分が下になるよう、まな板の上に置きます。3角すいのような形ができあがります。

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右手部分にある余った皮を少し内側に折り込み、左手側の余った皮でふたをするように右側のご飯にかぶせます

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あとは三角すいの側面に沿うように、残りの皮を巻きつけていきます。

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強めに巻きつけます。どんな形であれ最終的にはご飯が包まれていれば、おいしいちまきが出来上がります。初心者の方は、難しく考えず巻きつけてOKです!

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全部巻きつけたら、皮が外れないようたこ糸で止めます。ぐるぐると糸を巻きつけてしっかりと結んでください。

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たっぷりの水を入れた蒸し器で、包んだちまきを40分蒸します。

●蒸したら完成!

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そうして蒸したら、完成!もうこの時点で部屋じゅうに、竹のおいしい香りが充満しています。蓋をあけるとふわっと蒸気がとびだすこの感じ。たまりません。味見をしてまだ少し硬い場合は、追加で10分程度蒸してみてください

●竹の皮がない・ご飯が残った場合は

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竹の皮がない場合や、ご飯が残った場合は、せいろに入れて同じく40分蒸します。そのまま炊飯器に入れて普通のモードで炊いてもOKです!

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完成したちまきやおこわは、ご飯としてはもちろん、おつまみ感覚で食べることもできます。

武漢のお母さんいわく、このちまきは冷めてもおいしく持ち運びできるので、日本のおにぎりみたいな感じなんだとか。夫のおじいちゃん(武漢のお母さんのお父さん)はよく、屋台でちまきを買って食べていたんだそう。このちまきが手軽に買えるっていいなぁ…。

次回は「肉まん」のつくりかたをご紹介します。それではまた!

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小森谷 友美 (🐤Twitterはこちら

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