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中国武漢のお母さんの中華のつくりかた

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中国武漢の義母が教えてくれたレシピをご紹介。餃子・炒飯・チンジャオロース…ぜひここで味わっていってください。
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記事一覧

暇な子供とママを助けてくれた「胡麻団子」。

今年の夏は、家にいるばかりで退屈。 「お外で遊びたいーー!!」という息子。暑いし、公園は密になるかもしれないし、日に焼けちゃうし、母ちゃん行きたくないな〜。笑 でも家遊びはマンネリ気味。どうしようか。 そんなとき、ひらめきました。お家で「胡麻団子」をつくってみたらどうだろう? コロコロとあんこを丸めたり、柔らかなお団子の皮をこねるのは、子どもにとってはまるで「食べる砂遊び」。 しかも揚げたてのアツアツの美味しさは、とてもお店では味わえない!最高です。外側はカリカリの香ば

武漢出身の夫に、武漢のまぜそば「熱乾麺」をつくってエア帰省してみた

今年は帰省できない人、きっと多いですよね。 うちの夫もそのひとり。 今年ばかりか、あと何年も帰れないかもしれない。 だって故郷が、中国の武漢だから。 武漢には、大好きな89歳のおじいちゃんがいるのに。 武漢には、0歳からの仲良しで幼なじみの李欣がいるのに。 武漢には、中国で最高においしいまぜそば「熱乾麺」があるのに・・・。 もしも私の大好きな故郷、東京が同じようなことになったら? もし今海外にいて、この先ずっと東京に帰れないかもしれないなんて、私には想像ができません

トマトと卵のふわとろ炒め|中国のお母さんの本格中華のつくりかた

人類は、まっぷたつに分けられる。 トマトと卵のふわとろ炒めを食べたことのある人か、 残念ながらまだ食べたことのない人か。 私は中国人の夫の母に会う8年くらい前までは、前者の人間だったんです。何も知らずにのうのうと、20数年生きてきました。 でもひとたび出会ってしまうと・・・ トマトの旨みとトロトロの食感、卵のふわふわ、奥にひそんだねぎの香ばしさ。 なぬ・・・こんなおいしいものがこの世にはあったの? もうこの味を知らなかった世界には戻れない。 この食感を舌が覚えてしまった

はじめて出会った、じゃがいもシャキシャキ炒め|中国のお母さんの本格中華のつくりかた

中国人の夫のお母さんがつくってくれる家庭料理には「なぜこれは日本の中華料理店にないの?」と思うくらい、おいしくて日本の人も絶対好きだろうなというものがあります。 その「日本にないのを憤るレベルでおいしい中華ランキングNo.1」にみごと選ばれたのが、じゃがいもシャキシャキ炒めです。私調べです。 探せば日本の中華料理屋さんにだってあると思うけど・・・でも、もっと人気が出るはず。家庭料理にだって進出できる。君はまだまだいける! 初めて食べたときのことは、今でも忘れられません。

不安を湯気にする!もち・ふわ・ジューシー肉まん|中国・武漢のお母さんの中華料理

不安になると食べたくなるもの。それは、肉まん。 28歳で北京の広告会社に転職した時のこと。同僚は中国人の女の子ばかりで、お昼休みはちょっとだけ苦痛でした。まだ中国語もそんなに聞き取れなかったから、みんなが何で笑っているかもわからないし。同僚に気をつかわせたり、頑張って合わせて一緒にいるよりは、ひとりで過ごすほうが気が楽でした。 ある日のお昼休憩中、時間をつぶそうと近所を散歩してみたところ、アパート群のある団地の入り口で、とてもローカルな肉まん屋さんを発見したんです。お店は

もちもち!ごちそう本格ちまき&おこわ|中国・武漢のお母さんの中華料理

「STAY HOME」とかオシャレぶっても、しょせん家ですごす退屈な休日。ああ、つまらない。 そんな退屈な休日を絶品にするアイデアがあります。それは、本格ちまきをつくること。私の中で、ちまきは「絶対作れそうにない中華料理ランキング」の第3位には入ります。1位は北京ダック。2位は…うーん。 ちまきは、子どもの日に食べるものとして知られていますよね。その習慣は中国が発祥なんだとか。5月は中国では田植えの季節。邪気を払い、無病息災をねがう意味で、香りのある葉っぱでご飯を包むこと

中国・武漢のお母さんの魅惑のきゅうりのつくりかた【在宅中のストレス解消になるよ】

「外出自粛生活、ストレスたまる!」って人いませんか?そんな時は叩きましょう。きゅうりを。 中国武漢に住む夫の母がつくる料理は、日本の中華料理店ではあんまり見かけないけれど、ついやみつきになる味のものがほとんどでした。この魅惑のきゅうりは、私の中の「やみつきランキングNo.1」に輝くもの! 叩いたきゅうりに絡まるタレが、甘さと酸っぱさと塩気がいいバランスで混ざり合っていて絶妙。にんにくや生姜やねぎと合わさるともう、お箸が止まらない止まらない!まさに魅惑なんです。きゅうりのく

中国・武漢のお母さんの本格チンジャオロースのつくりかた(15分で完成!お肉ぷりぷり)

事件は、金曜日の夜7時10分に起きた。 お腹をすかせた1歳と3歳の息子たちが台所をウロウロする中、焦りモードでピーマンと豚肉を細く切り終えた私。あとは炒めれば、5分でチンジャオロースが完成する。 「もうちょっとでご飯だからね〜」とアタフタしつつ、いつも愛用の市販のタレを戸棚からゴソゴソと探す私。でもそのタレがその日に限って・・・ 慌てふためく私に、ひとつの解決策が舞い降りた。 「中国のお母さんに、つくりかたを聞いてみよう」 義母は中国の武漢に住んでいて、感染症対策の

中国・武漢のお母さんの本格餃子のつくりかた【肉汁じゅわっ、皮もちもち、焼き目パリッ】

お家にいるのが飽きちゃった…そんな人はいませんか?じつは私もそう。中国の武漢に住んでいる、私の義母はもっとそう!だってもう2ヶ月も家の中にいるのですから。 桜の咲く季節に、毎年日本に遊びに来ていた義母。いつもは当たり前のように食べていた、義母のつくる餃子がちょっぴり恋しい・・・ そこで、義母にあの餃子のつくりかたを教えてもらうことにしました。テレビ電話でつないで細かく教えてくれました。まるで料理教室のオンラインレッスン(笑) 教え通りにつくってみると…めでたく義母の味が

中国・武漢のお父さんの黄金炒飯のつくりかた(家にあるものでパラパラ本格派!)

「外出自粛中、ご飯づくりが大変!」という方、いませんか? 私もそう。いま食材を買うのも大変ですし、切って、つくって、お皿を洗って、片付けて・・・。それが1日に3回も!もうずっと台所にいるようです。 それに我が家には1歳と3歳の息子がいて、毎日が食べこぼし祭り。食べさせるのも一苦労、そのあと汚れたテーブルや床の掃除をすると、体力も精神力も奪われていくような気さえします。 やらなきゃいけない仕事も溜まっていて、家族が起きてくる前か、夜中に作業しなければ終わらない日々。ぐった