たつ/食べること読むこと

「農」と「食」というテーマに興味を持ち始めて勉強中1年目。学んだこと気づいたことをメモ…

たつ/食べること読むこと

「農」と「食」というテーマに興味を持ち始めて勉強中1年目。学んだこと気づいたことをメモとして残していくアカウントです。 現職は関係ないですが、近いうちに「農」や「食」のお仕事に携わりたいと思っています。

最近の記事

書きたくない日もあるだろうに

今日は書きたくないという日、みんなあるのだろうか。毎日書くと決めて、駄文を連ねているが、ぼくにとって今日がその日だ。笑 noteには、毎日書くと決めて何年も継続している方がたくさんいることを知っている。 毎日、原稿用紙何枚と決めて365日執筆している作家もいる。 どうやってやっているんだろう。 今日のぼくのように、まーったく書く手が進まない日がきっとあるだろうに。 もしかしたら、こうやってとりあえず書き始めてみるという乗り切り方をしている日もあるかもしれない。「書きたく

    • 【読む】若い読者のための経済学史

      経済ってなんだろう。 現代社会を動かしている1つの力学であることはまちがいないとしても、その本質について考えたこともありませんでした。でも、いまの社会を形作っている大きな要因として経済の仕組みがあるなら、ちょっと知ってみたいぞとむくむくと興味が沸いていたのです。そして経済を学ぶための学問が経済学なら、それがどういう経緯で生まれ、どのように発展してしてきたのかの歴史を学ぶことで、経済についてもう少し理解を深められそうです。 そう思って手に取ったのが本書。 初学者のぼくにと

      • 理解できないものを肯定する世界

        ぼくがいま「食」や「農」という分野に興味を持っているのは、広い意味で言うと「生き方」や「働き方」というテーマと無縁ではありません。むしろ、しっかりと直列で繋がっています。 まず大前提として、そして個人的な思考の癖みたいなものとして、ぼくは「生き方」や「働き方」をもっと多くの人が発明できる世界がいいと思ってます。「そういう生き方があるのか」「そういう働き方もよく考えたらアリだよね」みたいにお互いがお互いに気付きと発見を与え合える社会。そして、ぼくももちろんその1つのモデルケー

        • ひとり回転寿司へ

          ゆるーい話になってしまいます。 昨日、人生初の「ひとり回転寿司」しました。 30年生きてきて今更感がありますが、よく考えると初めての体験でした。去年くらいの自分だったら迷いなく牛丼屋か富士そばに行ってましたが(それも最高です。)、食に興味を持ち始めたら、ひとりの夕食もなるべく遊びたいし冒険したくなるものですね。 昨日は妻が会社の同僚とご飯に行くことがわかっていたので、夜まで仕事をしてその後、最寄り駅の回転寿司へ。ぐるりと一周で15席くらいで、職人さんが2名で回しているような

        書きたくない日もあるだろうに

          本当にそれしかないのか

          「転職活動をしています」 そういうと、どんなイメージが浮かぶでしょうか。今までの自分ならきっと、転職エージェントに登録して、そこの担当者の方に相談してお勧めの会社を紹介してもらって、スーツ着て面接受けて、とかとかそんなイメージを浮かべていたでしょう。 でも最近、少し思い直したことがあります。 というのは、いま私自身が転職活動をしています。全く違う業界にアプローチしているのですが、全然上記のような活動をしていません。でも私はそれを転職活動だと呼んでいます。 やっていること

          本当にそれしかないのか

          ただ、食べる喜び

          朝。雨上がりの公園の噴水に鴨がぷかぷか浮かんでいました。よく見ると、一生懸命食べ物を探しているようでした。 思えば、街で見かける動物たちはいつも何か食べるものを探しているように見えます。人間もはるか昔はきっと一日中食べ物のことを考えて、どこにあるのかと探していたのでしょうか。 「今日はこんなものを手に入れたよ」「あっちの川の向こうで、とっても甘い木の実を見つけたんだ」「昨日食べたあれ、すごく美味しかったなぁ」なんて感じだったのでしょうか。 基本的には食べるものに困らない今

          時を超えるテキスト

          まだ解像度の粗いぼんやりしたことを書いてみようと思います。分かったようなことを書いているように見えてしまうかもしれませんが、たいして分かっていないことを先に断りつつ。 時代を超えて残っているテキストは大きくざっくり分けてしまうと、2つあるのかなぁとふと思いました。1つは「役に立つもの」、もう1つが「物語」です。例えば地図とか、秘伝のレシピとか、法律とか、医学書とかは前者に属している感じがします。後者は例を出すまでもなく言わずもがなですよね。何百年も何千年も前の物語が現代にも

          習慣は「毎日」が正攻法

          本屋に行くと「習慣」についての本がいつでもたくさん並んでいるのはなぜだろう?そんなこと考えたことがある人はいるでしょうか。 「習慣」をつくるいうのは、(商業的にも)特別なコンテンツなんだと思います。 ①多くの人にとって憧れがある ②掴み取ることが難しい の2点を満たしているからです。 単に①だけなら、本を読んで「習慣」をつくったらみんなもう2度と習慣本を買わないですよね。つまり、習慣本は時間が経つにつれて売れなくなるはずです。でも現実がそうじゃないのは②があるからですよね。

          習慣は「毎日」が正攻法

          【読む】これから読むぞ積読本

          すでに手元にある積読本でこれから読む1冊をご紹介します。 ①柑橘類と文明 https://www.amazon.co.jp/柑橘類と文明-マフィアを生んだシチリアレモンから 柑橘類が世界史にもたらした影響とは?装丁が素敵。 ②火星の人類学者 食とは少し違いますが食べるを考え出すとどうしても身体に行き着くので、人間の身体や意識について興味が湧きます。 ③植物と仕事をする Plants&Works 植物についてこんなに興味が湧く自分になるとは。でも植物はすごい。

          【読む】これから読むぞ積読本

          ベビーリーフで人生変わった②

          昨日のつづき。 ベビーリーフ生活を始めて、日々の暮らしに様々な変化が起きました。 昨日は、誰が作った野菜かを知った上でそれをいただくこと、生産者の方にお礼を伝えられる喜びを知ったことについて書きましたが、もう少し「具体的で」「ちいさな」変化もあって、それらもとっても興味深かったのです。「ああ、食べるものが変わるとこういう変化が起きるのかあ」と勉強させてもらったような気持ちです。 1、外食が減った ベビーリーフは洗って保管しておけば、あとはお皿にもるだけで1品できあがりです

          ベビーリーフで人生変わった②

          ベビーリーフで人生変わった①

          今日はベビーリーフで人生変わった(かも)というお話を。なんのこっちゃですよね笑 2ヶ月ほど前でしょうか。ずっと気になっていたポケットマルシェを利用させていただきました。 農家の方から直接野菜や果物を購入することができて、生産者と消費者のコミュニケーションも双方向で可能というくらいの前知識でしたが、使ってみたらどういう体験になるのだろうと気になっていました。 そこでアプリをダウンロードして、偶然目に止まったベビーリーフをつくっている農家さんで注文させていただきました。

          ベビーリーフで人生変わった①

          【読む】おやつマガジン issue#3 大地に根をのばして

          おやつマガジン最新号は「大地に根をのばして」特集。農や食にまつわる人々にたくさん取材しています。なんとなくこれまでのおやつマガジンと印象の違う表紙と佇まいに、本屋で一目惚れしました。 目次には「りんごを巡る ふたりの旅」や「新世代ファーマーの生きる道」「“農”にまつわる、たいせつな話」といった言葉が並びます。いまの自分の興味関心とぴったり合っていて、その言葉を丁寧に追います。 本書の魅力を語るために、あえて少しだけ迂回ルートを通りますが、私は「勇気を出す」という言葉が好き

          【読む】おやつマガジン issue#3 大地に根をのばして

          これからも最小人数で

          料理をするようになって「食べる」ことに興味を持ち始めてから、家でつくる自炊はもちろんのこと外食もたのしくなりました。以前は、気に入ったお店が見つかればもうそこで十分で他を探そうともしませんでした。いまは、入ったことのないお店にいくことがたのしい。 あと、メニューも前よりちゃんとみています。お酒はビールかハイボールばかりでメニューなんてノールックで注文していたけど、じっくり見ると扱っているお酒はお店で色も当然違うし、飲み慣れたハイボールもこんなアレンジがあったのか!があったりし

          これからも最小人数で

          【読む】Spectator VOL.47 『土のがっこう』

          10月30日発売のSpectator最新号は「土」特集。書店で見つけて迷わず購入しました。 例えば1年前の自分なら手にすら取っていないような特集なんです(そういう意味では、どんな雑誌にビビッとくるかでそのときの自分の嗜好がわかりますね)。コロナの自粛期間で料理をするようになったのがきっかけで「食」というものに興味を持って、それからいろいろ勉強していくと「農」というものにも興味が湧いていたのですが、「土」にビットが立つようになった自分はきっとその延長線上にいるんだと思います。

          【読む】Spectator VOL.47 『土のがっこう』

          mitosayaにお邪魔しました

          いまさら感想をつらつら書き連ねるには少し日が空いてしまっていますが、10月25日(日)にmitosayaのオープンデイに参加してきました。 miosayaは千葉県にあった薬草園跡につくられた蒸留所。東京で本屋を営んでいらっしゃった江口さんという方が0から蒸留技術を学び、数年前に家族と一緒に移り住んでいるそうです。 もとはといえば、『ぼくは蒸留家になることにした』という1冊でmitosayaの存在を知りました。江口さんのことは『ハンドブック』という本で存じ上げていましたが(こ

          mitosayaにお邪魔しました

          夜の情報量

          先日、都内から車で数時間のところにある場所で遅ればせながらキャンプデビューしました。キャンプ雑誌が売れていることも知っていますし、キャンプにまつわるアニメや漫画が盛り上がっていることも知っています(そういえばアメトークでもキャンプ芸人が取り上げられていましたね)。そのため、「今更感」を感じつつもすでにキャンプに慣れている方のお誘いにのって、この機会にと行ってみたのです。 今日は、そのときに感じったことをメモとして残しておきたいと思いました。たくさんあるのですが1つに絞るなら