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走って温泉地に行きビールを飲むだけの話

「ご出身は?」と聞かれたら、元気よく「神戸です!」と答えます。
だってれっきとした神戸市内ですもの。

だがしかし、住所表記にこそきらめく神戸の2文字があるものの、実際のところは裏六甲。(六甲)トンネルを抜けるとそこは雪国……をわりと地でいく地域に、実家があります。夏は涼しく、冬はガチ寒い。イノシシもいる。

で、裏六甲の有名観光地といえば、有馬温泉。
実家からは徒歩で余裕でアクセス可能なので、墓参りついでに走って行ってきました。


というか、近すぎて(日常感からまったく抜け出せないのにそこそこお高い宿しかないので)わざわざ行く気になれず、かれこれ20年くらい訪れてないんですよ有馬温泉。少なくとも、社会人になって実家を出て以降は、行った覚えはない。いろいろ新しいお店もできてるっていうし、さぞかし様変わりしているんだろうなぁ……てなことを、母親に言ったところ、「玩具博物館に行きたいので私も行く」とか言い出したので、現地で落ち合うことにしてレッツゴー(母はもちろん電車でGO)。


の前に、まずは墓参りね。なむなむ。(こちらが本来の目的)

見晴らしのいいお墓

諸事情で10年ほど前に母が購入したお墓なので、まだすべての墓石が新しい上、畑に面した場所にあって、墓地にしてはからっと明るい雰囲気のよい場所だと思う。いい墓地だ。たれぱんだとかミッキーの置物とかもあったりする。あと、冬に行くと水道管が凍っていて、手入れするための水が出なかったりする。

この日は昼から雨が降る予定だったが、朝の時点ではきれいな空ですね。



さて、お役目を果たしたのでここから有馬温泉に向かうよ!
てくてくてく。

のどかな風景(ただし結構な傾斜)
道中、西宮のマンホールぱちり


神戸市内から神戸市内へ徒歩移動するだけなのですが、なぜかいったん西宮市に放出される仕様。ここで甲子園球場をアピールされたところでかすりもしないんだがなぁ……と苦笑しながら山道を進む。ちなみに、車だと神戸市内のみの経由でも行けるのですが、徒歩だと西宮市を通るしかないわけで、だいたいの実家の位置がご推察いただけただろうか?


片道5kmもないくらいなので、さくっと到着。
20年ぶりくらいの有馬温泉だよー。


おお!有馬温泉って感じの景色だ


マンホールも無事にこうべバージョン(有馬仕様)になりましてん


かの有名な金の湯。茶色いお湯に浸かれます(この日は入ってない)


こういった細い傾斜のある路地の両脇にお店が連なっています


母が行きたがっていた玩具博物館。リニューアルオープンしたばかり。


なんで玩具博物館にこだわっていたかというと、ショップで甥っ子姪っ子へのちょっとしたプレゼント(ボードゲーム)を買いたかったらしい。一緒に見ているうちに(店員さんが親切に遊び方とか解説してくれるので)私もちょっとほしくなってカードゲームを購入してしまった。とんだ罠だ。


そして、母と合流する前にこっそり一杯やろうと思っていたのに、到着が開店時間前だったビール屋さん。「えええ……(朝から飲むんかい)」という顔の母を横目に駆け付け一杯ぷはー。

こんなオサレなものができているのねぇ
これからまだ走って帰るので小さいサイズだよ


これ以外にも、数店舗、雰囲気のよさげなバー?があったのでまた行ってみたいな。(味を占めた)


昔は風情ある温泉地、といった感じであまり面白味はなかったのだけれど、きらめくスイーツ店ができていたり、おしゃれな雑貨屋さんができていたりで、かなり様変わりしていて驚きました。とはいうものの、やはり少々お高めの関西の奥座敷。いわゆる観光地!!というほどには観光地化されておらず、ぎりぎりのラインを保っているところがやりよる。



墓参り込みで、トータル15kmほどの実家周り探索ラン。
お土産に、ばっきばきに割れた炭酸煎餅(大量に入って180円)を購入。

走っていけるようになると、行動範囲が俄然広がるので、これまで未開拓だった実家周辺をうろちょろするのもおもしろいもんだなぁ、と思ったり。またランニンググッズを携帯して実家に帰ろう。そして、いつかは徒歩かチャリで帰省してみよう。

(ただし、ルートを誤るとどっちに走っても山!なんなら気づけば六甲山!!みたいな状況に容易に陥るので注意)