ユタカB

詩など

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最近の記事

subject/として詩を見つめて object/としての詩を考える

    • 夕べの心と朝の心は違う 昨日嫌いだったトマトを今日食べられるようになったりする 青空が好きだった昨日が嫌いになったりする それなのに夕陽の赤色は嫌いになれないのはなぜだろう いつ見ても心を奪われる

      • 投稿を一つ消しました。もう少し推敲(なんて仰々しいものではないか)し直すつもりで。

        • 何も無かったようになんて、そんなこと思ってはいない。戻れなくなるその前に。いやもう既に。ぽっかりと空いたと思っていたもの。本当は差し出したままの。交換しようとして。お互いに受け取ってそこに納めればそれでよかったのかも知れない。今では不在票の電話番号が掠れて読めない。それでも。

        subject/として詩を見つめて object/としての詩を考える

        • 夕べの心と朝の心は違う 昨日嫌いだったトマトを今日食べられるようになったりする 青空が好きだった昨日が嫌いになったりする それなのに夕陽の赤色は嫌いになれないのはなぜだろう いつ見ても心を奪われる

        • 投稿を一つ消しました。もう少し推敲(なんて仰々しいものではないか)し直すつもりで。

        • 何も無かったようになんて、そんなこと思ってはいない。戻れなくなるその前に。いやもう既に。ぽっかりと空いたと思っていたもの。本当は差し出したままの。交換しようとして。お互いに受け取ってそこに納めればそれでよかったのかも知れない。今では不在票の電話番号が掠れて読めない。それでも。

          要らないと言われたゴミは焼却炉へ 煙突からのぼる煙を 猫はじっと見つめていた いつの間にか 猫は消えていた

          要らないと言われたゴミは焼却炉へ 煙突からのぼる煙を 猫はじっと見つめていた いつの間にか 猫は消えていた

          散る/chill/未/散る

          散ることの意味 chill 冷えてゆくと直訳された 私の中の音量を下げることで 生まれる癒やされるという 生き物が眠り それは朝だとか夜だとか 時間とは無縁の 今でもない これを見た君と僕の 平面交差 混じり合いながら それでも ミルクと珈琲は分離している その境目を探す 抱き締めてみたり 手を繋ぐことが出来るのは 反発力のおかげ だから抗う そうでないとすり抜けてしまう 見ないことも選択肢のひとつ だから笑っている 点が線になる 俯瞰し過ぎて本質を見失う 拡大することで こ

          散る/chill/未/散る

          少ぉしだけ、触れることが出来ただろうか。だと良いのだけれど。

          少ぉしだけ、触れることが出来ただろうか。だと良いのだけれど。

          書けない、と言うより 出せない、かな

          書けない、と言うより 出せない、かな

          今度は村井さんが居なくなる 何もかも記憶ですらなくなる

          今度は村井さんが居なくなる 何もかも記憶ですらなくなる

          なんかもうどうでもいいな。さくらとか。

          なんかもうどうでもいいな。さくらとか。

          【詩】outline

          人が人であるためのこと。人が人の輪郭を保つために何が必要なんだろうかと思う。例えば、見えないだけで、さも其処に居るかのように、振る舞えてしまえる文字みたいに。其処にはもう居ないのに。上から流れてくだけの川面、束ねられた文字の中に紛れ込む彼らが、誰かに向けて語りかけていても、それは本人でさえ気づいてはいないのだろうし、間違って、違う誰かの心に響いたとしても、それは既に思い出なのだとそう思う。彼、彼女らの指先から離れたその時から、時間が無くなってしまう。例えば、「逢いたい」という

          【詩】outline

          【詩】C200

          【詩】C200

          【詩】「夕暮れにあなたの名前を見つけて心臓の音を記そうと思った」

          【詩】「夕暮れにあなたの名前を見つけて心臓の音を記そうと思った」

          【詩】円弧

          目を閉じて眠る 夢のように 不意に私の右側が明るく 輝く 夢だから 目を開ける カーテンが揺れる 風など吹いていないのに 真っ白のカーテン きっと 流れ星だった 畳の中へ消えて とっても会いたかったよ 午前二時の幻影 探した陰影 ヒトのカタチ 輪郭線の中に動いている ハート 心臓のカタチ 血が溢れている 私の血が触れている 溶け合って 輪郭線のとおりに なぞらえる 接吻 爪先から腿を伝い 臍からふたつの乳房へ 美しい鎖骨と 二の腕 指先 そして 瞳に あの日に初めて視た その

          【詩】円弧

          【詩】マボロシノモリ

          【詩】マボロシノモリ

          【詩】ambient

          【詩】ambient