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ガチャガチャがやめられない

僕はガチャガチャが好きだ。
街中で見かけるとつい何が置いてあるか見ちゃうし、ついやってしまう。

僕がやるガチャガチャは
基本アニメのキャラクターの小さいフィギュアが多い。

それを本棚に漫画と一緒に飾るのが、
僕の小さな楽しみである。

子供の頃は、家族と出掛けた先で
欲しいガチャガチャを見つけては、
母に何度もおねだりをしていた。
母が「仕方ないわね」と3枚100円を出してくれて、
それを1回だけ回すのが幼少期の僕の楽しみであった。

たとえ欲しいものが出なくても、
ガチャガチャを回すという行為だけで満足出来ていた。

でも、大人になったらどうだろう。

今はあの頃のような純粋な気持ちでは
ガチャガチャを回せなくなっている。

まず単純に1回だけでは満足出来ない。
全部揃えたい欲が出てくる。

今の僕にはそれが可能だ。
大人に頼ることしか出来ない無力な子供ではない、
僕には経済力がある。

僕はあのハンドルを好きなだけ
自由に回すことが出来るんだ!!!

ただ、悲しいことに僕は運がない。
どんなにお金をかけて回しても
僕は全部揃えることが出来ないのだ。

同じキャラクターの商品を引き当てては、
舌打ちしながらコインを湯水のごとく注いでいる。

馬鹿だからもう歯止めが効かなくなっている。
「次こそは出るかも!」と淡い期待を抱いてしまう。

そして、また同じキャラクターの
フィギュアを当てて絶望する繰り返しである。

最後は投げやりな気持ちになり、
ダブリを沢山抱えた状態で
「やめだやめだ!!」とふて腐れて帰るのである。

これが大人の僕のガチャガチャである。
なんて悲しい姿なのだろう。

だから、最近はもう自分で全て集めることは諦めた。
メルカリという素晴らしいアプリを見つけたからだ。

メルカリには沢山ダブリを出した同士たちがいる。
その中から持っていないフィギュアを探して、
購入することが出来る。

こっちの方が闇雲にガチャガチャを回すより、
確実に欲しい商品を手に入れることが出来る。

それに売ることだって可能。
自分がダブってしまった商品を出品して、
欲しい人に譲ってあげることも出来る。

ダブリを出したガチャガチャの置場には結構困る。
ドラゴンボールの商品は中学生のいとこが好きなので、
あげたりしたりしているけど、
ほとんどのガチャは机の中に放置されている。

でもメルカリならダブリの後処理にも困らない。

出品者はダブったガチャを売り、
購入者側は欲しいガチャを手に入れる。

まさに需要と供給。
ここまで完璧な関係が他にあるだろうか。

もうガチャガチャを回す必要すらない。
まとめて揃った状態で出品されたりもしている。

でも、それでも僕はガチャガチャを回したい!!

やっぱりガチャガチャから出てくるボールにワクワクする。
開ける前に空に透かして見たりして、
何が入ってるか予想する時間。
あの時間があるから僕はガチャガチャを
回しているのではないか!!

便利な時代になったとはいえ、
ガチャガチャを回さずに中身だけ手に入れようなんて
そんなのガチャガチャの気持ちを踏みにじっている!

だから僕はこれからもガチャガチャを回す。
とりあえずが自力で集めていき、
「そろそろダブリそうだな~」って時に、
頃合いを見てメルカリにシフトする戦法でいきたい。

ただそれが出来ないから困っているのである。
ガチャガチャを前にイライラしてる僕がいたら、
誰か肩を叩いて「ほどほどにしなさい」と𠮟って欲しい。




集めたガチャガチャが増えてきたので、
seriaで小さいラックを買いました。
これは上に積んでいくことが出来るし、
見た目も綺麗に揃えられるのでオススメです。



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