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男が美容を気にして何が悪い

僕は自分の肌にコンプレックスを抱えて生きている。
15歳の頃から僕の顔にはニキビが出来始めた、
それが今も続いている僕の悩みである。

高校生の頃は自分の顔が嫌でマスクが外せなかった。
悲しいことに高校時代の写真を見返してみると、
ほとんどがマスクを付けた状態で写っている。

それくらいニキビが酷かった。
やつらは「元からいましたよ」という顔をして
僕の顔に馴染んでいた。

もちろん皮膚科には通っていた、
しかし、処方されたクリームを使っても
僕のニキビは改善することはなかった。

僕は鏡を見るたびに落ち込み、
自分の顔を見るのが嫌で嫌でたまらなかった。

僕は他人の目が怖かった。
人と話していても、
自分の肌を見られているんじゃないか、
汚いと思われているんじゃないかと気にして、
人と目を合わすことが出来なかった。

自分の顔に自信が持てないから
気分まで塞ぎ込んでいくようだった。
僕が暗い性格になったのも、
半分ニキビのせいじゃないかと思っている。

少し状況が変わったのは、大学生になった頃だ。
僕はバイト代を貯めて美容皮膚科に行くようになった。

ピーリングやらレーザーやらあらゆる事を試して
僕の肌は時間をかけて少しずつ改善していった。
通い始めて2年くらいになるけれど、
高校生の頃よりかは幾分とマシになった気がする。

美容皮膚科の治療は保険が効かないから
高額ではあるけれど、闇雲に自分で試すより
僕はよっぽど効果を感じることが出来て良かったと思う。

自分の肌が改善すると、気持ちも自然と明るくなる。
僕は最近やっと人前でマスクを外せるようになった。

だからもしニキビに悩んでいる人がいたら、
僕は美容皮膚科をオススメする。

もちろん自分の悩みに何が適しているのか、
お金もかかるから先生とよく相談することが大事だけれどね。

それでも僕のニキビが完全に治ったわけではない。
まだ僕とニキビの闘いは続いている。

しかし、高校生の頃ほど僕は落ち込んでいない。
僕の肌はニキビができやすい、
でもこれは体質だから仕方ないと思えるようになった。

自分に合ったスキンケアを見つけて、
ニキビが出来ないように対策していくしかないんだ。

男が美容に気を遣うことを馬鹿にする人が少なからずいる。
先日、会社で日焼け止めクリームを塗っていたら、
「ちくわ君、日焼け止め塗ってんの?(笑)」と驚かれた。

でも、僕は男だって美容を気にしたっていいと思っている。

僕はお風呂上りに化粧水だって塗るし、保湿もする。
外に出る時は、日焼け止めクリームも塗る。

それはモテたいからしているんじゃない。
自分が自分を好きでいるために、
明日も前向きに生きるために、
それは僕にとっては大事なことだ。

SNSを見ていたら若手アイドルの子が
ファンに向かって
「みんなでビジュ上げていこうね!!」と発信していた。

僕はその言葉がなぜか気に入った。
「ビジュ上げていく」
お馬鹿な表現だけれども、真がある感じがする。

だから、僕も終わりに使わせてもらう。
心の健康のためにビジュ上げていこうとそう締めくくる。

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